書誌種別 |
図書 |
タイトル |
源氏物語の政治学 |
サブタイトル |
史実・准拠・歴史物語 |
タイトルヨミ |
ゲンジ モノガタリ ノ セイジガク |
サブタイトルヨミ |
シジツ ジュンキョ レキシ モノガタリ |
人名 |
高橋 麻織/著
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人名ヨミ |
タカハシ マオリ |
出版者・発行者 |
笠間書院
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出版者・発行者等ヨミ |
カサマ ショイン |
出版地・発行地 |
東京 |
出版・発行年月 |
2016.12 |
ページ数または枚数・巻数 |
9,402p |
大きさ |
22cm |
価格 |
¥8500 |
ISBN |
978-4-305-70819-9 |
ISBN |
4-305-70819-9 |
注記 |
汚れあり(小口) |
分類記号 |
913.36
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件名 |
源氏物語
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件名 |
紫式部
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件名 |
ムラサキシキブ
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内容紹介 |
平安時代の文化・制度・政治・習慣を理解することで、「源氏物語」の政治世界を明らかにし、「源氏物語」の魅力に迫る。そして、歴史史料の調査による史実や歴史物語の叙述等を踏まえつつ、「源氏物語」の歴史性を問い直す。 |
著者紹介 |
1980年岐阜県生まれ。明治大学大学院博士後期課程修了。同大学文学部兼任講師。博士(文学)。 |
言語区分 |
zzz |
タイトルコード |
1009812085267 |
目次 |
序章 『源氏物語』准拠論の可能性 |
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一 『源氏物語』と「日本紀」-物語と歴史-/二 准拠説の成立と展開/三 准拠論の可能性-「作者の方法」と「読者の方法」-/四 書名と本書の構成 |
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第Ⅰ部 光源氏の政治 |
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第一章 冷泉帝の元服 |
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一 問題の所在/二 史実の検証-醍醐天皇と一条天皇の事例-/三 光源氏と致仕大臣家-弘徽殿女御の入内/四 光源氏と兵部卿宮家-王女御入内の阻止-/五 結語 |
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第二章 光源氏の摂政辞退 |
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一 問題の所在/二 「摂政したまふ」の語義/三 『源氏物語』における摂関職/四 歴史上の摂政と物語における摂政/五 光源氏にとっての摂政/六 結語 |
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第三章 明石姫君の袴着 |
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一 問題の所在/二 物語における袴着の描写/三 歴史史料に見る袴着/四 紫の上が「腰結の役」をつとめる意味/五 結語 |
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第四章 冷泉帝主催の七夜の産養 |
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一 問題の所在/二 平安時代における産養の主催者/三 冷泉帝による産養の物語意義/四 『うつほ物語』における東宮妃出産時の産養/五 結語-『源氏物語』から『栄花物語』へ- |
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第Ⅱ部 桐壺院の政治 |
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第五章 光源氏立太子の可能性 |
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一 問題の所在/二 平安時代中期の立太子/三 更衣から女御への昇格/四 桐壺帝による桐壺更衣の処遇/五 結語 |
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第六章 藤壺の宮の立后 |
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一 問題の所在/二 藤壺の宮立后の特異性/三 円融朝における藤原遵子の立后/四 后位の問題と後宮の変遷/五 『栄花物語』における円融朝の後宮/六 もうひとりの后妃尊子内親王 |
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第七章 桐壺院の<院政>確立 |
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一 問題の所在/二 院政前史としての後三条朝/三 桐壺帝の政治-後宮と皇位継承の問題から-/四 『源氏物語』における<院政>の意味-桐壺院から光源氏へ-/五 結語 |
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第八章 殿舎「桐壺」に住まう后妃の形象 |
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一 問題の所在/二 本文に見える呼称としての「桐壺」/三 <桐>と<鳳凰>の故事/四 結語-桐壺更衣から明石女御へ- |
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第Ⅲ部 大臣家の政治 |
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第九章 弘徽殿大后の政治的機能 |
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一 問題の所在/二 史実の母后と弘徽殿大后-藤原詮子の例から-/三 弘徽殿大后による朧月夜の後見/四 弘徽殿大后の政治戦略-朱雀帝の母として、右大臣家の娘として-/五 朱雀朝の「母后」と「妻后」-朧月夜の后位への道-/六 結語-『源氏物語』に描かれる摂関政治- |
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第十章 左大臣家の後宮政策-冷泉朝における立后争い- |
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一 問題の所在/二 弘徽殿女御の入内/三 冷泉朝の立后争い-所生皇子の不在-/四 「素腹の后」遵子と秋好中宮に対する批判/五 左大臣家の入内・立后志向/六 結語 |
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第十一章 匂宮の皇位継承の可能性 |
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一 問題の所在/二 平安時代の史実から-為平親王の例-/三 据え直される匂宮/四 中の君と若君の社会的立場/五 もうひとりの皇位継承候補者-冷泉院の皇子-/六 ふたつの対立構図-冷泉院と八の宮、夕霧と薫-/七 結語 |
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第十二章 物語作品における中央政治 |
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一 はじめに/二 大舎人寮/三 図書寮/四 内蔵寮/五 縫殿寮/六 内匠寮/七 雅楽寮/八 玄蕃寮/九 諸陵寮/一〇 主計寮/一一 主税寮/一二 木工寮/一三 左・右馬寮/一四 兵庫寮/一五 結語 |
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第Ⅳ部 『源氏物語』から歴史物語へ |
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第十三章 『栄花物語』円融朝の立后争い |
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一 問題の所在/二 円融朝の立后問題と皇位継承/三 遵子立后に関わる円融天皇の意思/四 円融天皇と関白頼忠/五 兼通・兼家兄弟の不和と摂関職/六 結語 |
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第十四章 『大鏡』の歴史認識 |
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一 問題の所在/二 先行研究と「源氏の栄え」-道長の妻、源倫子と源明子-/三 「藤氏の栄え」の意味するところ/四 禎子内親王の位置づけ/五 「すゑのよの源氏のさかえ」/六 結語 |
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第十五章 歴史物語における「源氏」の位相 |
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一 はじめに/二 『栄花物語』における後三条天皇と源基子/三 『大鏡』に描かれる安和の変と「源氏」 |
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第十六章 「帝の御妻をも過つたぐひ」 |
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一 はじめに/二 「帝の御妻をも過つたぐひ」/三 歴史物語に描かれる「后妃の密通」/四 「后妃の密通」と皇統断絶 |
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終章 『源氏物語』と史実・准拠・歴史物語 |