書誌種別 |
図書 |
タイトル |
倫理的市場の経済社会学 |
サブタイトル |
自生的秩序とフェアトレード |
タイトルヨミ |
リンリテキ シジョウ ノ ケイザイ シャカイガク |
サブタイトルヨミ |
ジセイテキ チツジョ ト フェア トレード |
人名 |
畑山 要介/著
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人名ヨミ |
ハタヤマ ヨウスケ |
出版者・発行者 |
学文社
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出版者・発行者等ヨミ |
ガクブンシャ |
出版地・発行地 |
東京 |
出版・発行年月 |
2016.11 |
ページ数または枚数・巻数 |
9,320p |
大きさ |
22cm |
価格 |
¥5500 |
ISBN |
978-4-7620-2679-9 |
ISBN |
4-7620-2679-9 |
注記 |
文献:p297〜310 |
分類記号 |
331.1
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件名 |
経済倫理
/
フェアトレード
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内容紹介 |
自生的秩序論の地平から倫理的な経済をとらえ直す試み。途上国の労働者に公正な対価を支払う「フェアトレード」を分析することで、「倫理的市場」という新たな経済の現代的な意義と課題を明らかにする。 |
言語区分 |
JPN |
タイトルコード |
1009812071106 |
目次 |
序章 問題の所在 |
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はじめに/1 倫理的市場の台頭/2 フェアトレードの「転換」/3 行為と秩序の連関/4 規範・諒解・共生/補論 予備的考察-経済社会学の基礎カテゴリー/結び |
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Ⅰ部 倫理的市場の理論 |
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1章 自生的秩序としての倫理的市場-「倫理的市場のパラドクス」の脱パラドクス化 |
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はじめに/1 倫理的市場とは何か/2 倫理的市場のパラドクス/3 自生的秩序論の理論的認識/4 観察水準の区別としての主観主義/5 ルールに従うとはいかなることか/6 経済の社会的制御/結び |
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2章 社会的経済と倫理的市場の分水嶺-K.ポランニーとF.ハイエクの社会観をめぐって |
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はじめに/1 2つの「ホモ・エコノミクス批判」/2 ポランニーによる新古典派経済学批判とその射程/3 ハイエクによる新古典派経済学批判とその射程/4 2つの社会観の分水嶺/5 リゾームとしての倫理的市場/結び/Ⅰ部の結び |
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Ⅱ部 フェアトレードの転換 |
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3章 フェアトレードの市場志向的転換-歴史的展開とその構造的背景 |
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はじめに/1 フェアトレードの多層性/2 フェアトレードのルーツ/3 市場経済に対する抵抗運動への発展/4 市場志向的転換とメインストリーム化/5 転換の社会的背景/6 認証ラベル制度とその影響/結び |
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4章 認証ラベルの機能-経済と社会の構造的カップリング |
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はじめに/1 フェアトレード市場の形成/2 FLO認証の仕組み/3 FLO認証の基準/4 認証制度による経済システムの自己規制/5 市民規制の原理/6 認証ラベル間競争とその意味/結び |
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5章 認証ラベル論争の分析と解釈-提携型フェアトレードと認証型フェアトレード |
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はじめに/1 論争の背景と経過/2 提携型からの批判/3 認証型からの応答/4 論争をめぐる解釈/結び |
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Ⅲ部 倫理的市場の展開 |
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6章 民衆交易事業の展開と現状-岐路に立つ提携型フェアトレード |
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はじめに/1 民衆交易の背景と問題意識/2 事業の形成と展開/3 民衆交易の条件/4 個人化のなかの生協と民衆交易/5 岐路に立つオルタナティブ/結び |
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7章 People Treeのファッション化戦略-社会的企業によるフェアトレードの意義 |
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はじめに/1 サフィア・ミニーとPeople Tree/2 People Treeの戦略/3 フェアトレード・ファッション/4 フェアトレード・ファッションの課題/結び |
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8章 倫理的消費の台頭-自由選択を通じた公共社会の形成 |
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はじめに/1 消費社会と倫理的消費/2 消費の脱物質主義的転回/3 倫理的消費者の特徴/4 フェアトレード商品の購入者層の分析/結び |
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終章 倫理的市場の行方 |
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はじめに/1 ニーズを通じた経済システムの制御/2 消費者主権の陥穽/3 倫理的市場と新自由主義/4 ニーズからルールへ/結び |