書誌種別 |
図書 |
タイトル |
土器編年にみる西日本の縄文社会 |
タイトルヨミ |
ドキ ヘンネン ニ ミル ニシニホン ノ ジョウモン シャカイ |
人名 |
矢野 健一/著
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人名ヨミ |
ヤノ ケンイチ |
出版者・発行者 |
同成社
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出版者・発行者等ヨミ |
ドウセイシャ |
出版地・発行地 |
東京 |
出版・発行年月 |
2016.5 |
ページ数または枚数・巻数 |
8,452p |
大きさ |
22cm |
価格 |
¥9600 |
ISBN |
978-4-88621-724-0 |
ISBN |
4-88621-724-0 |
注記 |
文献:p423〜447 |
分類記号 |
210.25
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件名 |
土器
/
縄文式文化
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内容紹介 |
土器型式圏が広域的かつ流動的に変化する様相を、人口の推移や集落規模との関係から考察。小規模集落が遠方集落との婚姻関係によって長期継続した点に西日本の縄文社会の特質を見出し、弥生社会へと移行していく様を描き出す。 |
著者紹介 |
1959年山口県生まれ。京都大学大学院文学研究科博士後期課程研究指導認定退学。博士(文学 京都大学)。立命館大学文学部教授。 |
言語区分 |
JPN |
タイトルコード |
1009812022761 |
目次 |
序章 西日本縄文研究の課題と本書の展望 |
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第1節 縄文研究の現状と課題/第2節 西日本縄文研究の特質/第3節 本論の視点 |
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第1部 縄文土器編年研究の特質 |
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第1章 縄文土器編年研究の方法 |
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第1節 縄文土器編年研究の本質/第2節 縄文土器編年研究の方法/第3節 縄文土器編年の現状と課題 |
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第2章 山内清男の「型式」と小林行雄の「様式」 |
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第1節 時代区分としての「様式」/第2節 地域的側面における相違点 |
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第2部 土器編年研究からみた縄文時代の地域性変化 |
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第3章 前半期押型文土器の編年 |
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第1節 研究史と前半期押型文土器の概略/第2節 押型文土器の起源と変遷 |
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第4章 押型文手法 |
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第1節 回転手法としての押型文/第2節 押型文手法の起源/第3節 押型文原体の各種/第4節 押型文手法の大局的理解 |
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第5章 後半期押型文土器の編年 |
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第1節 北部九州地方における押型文土器出現の時期/第2節 高山寺式・穂谷式土器の編年 |
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第6章 押型文土器遺跡数の変化 |
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第1節 押型文土器各型式の炭素年代/第2節 遺跡数変化の傾向 |
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第7章 九州南部における縄文時代中期前葉の土器編年 |
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第1節 九州南部における船元式と深浦式との編年的関係/第2節 九州南部における深浦式から船元式への型式変遷 |
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第8章 中期末から後期にかけての土器型式の変化 |
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第1節 北白川C式併行期の瀬戸内地方の土器/第2節 縄文後期における土器の器種構成の変化 |
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第3部 土器型式圏の広域性と流動性 |
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第9章 土器型式圏の統合と分化 |
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第1節 土器型式圏の広域化/第2節 九州縄文中期土器の系統論的理解に対する批判 |
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第10章 地域主義的縄文文化論批判 |
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第1節 縄文文化の東と西/第2節 繰り返されるミネルヴァ論争 |
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第4部 縄文集落の小規模性 |
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第11章 縄文集落の定住性と定着性 |
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第1節 用語の定義と縄文集落の移動/第2節 定住の指標 |
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第12章 西日本縄文集落の構成と規模 |
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第1節 西日本縄文集落研究の現状/第2節 住居群の構成と規模/第3節 集落、住居の偏在性/第4節 移動論と単位領域限定論 |
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第13章 住居址数からみた西日本縄文社会の人口増減 |
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第1節 遺跡数・住居址数と人口との相関/第2節 関西地方の住居址数の増減/第3節 中四国・九州地方の状況/第4節 西日本の住居址数および遺跡数増加に関する解釈 |
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第14章 遺構から推定する集落の人口規模 |
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第1節 貯蔵穴の貯蔵量からみた集落の人口規模/第2節 墓からみた集落の人口規模 |
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終章 小規模集落の長期定着性 |
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第1節 縄文集落論の動向と課題/第2節 集落の小規模性/第3節 西日本縄文後期における集落定着性の強化/第4節 小規模集落が継続する論理/第5節 縄文集落から弥生集落へ |