書誌種別 |
図書 |
タイトル |
アーカイブズと文書管理 |
サブタイトル |
米国型記録管理システムの形成と日本 |
タイトルヨミ |
アーカイブズ ト ブンショ カンリ |
サブタイトルヨミ |
ベイコクガタ キロク カンリ システム ノ ケイセイ ト ニホン |
人名 |
坂口 貴弘/著
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人名ヨミ |
サカグチ タカヒロ |
出版者・発行者 |
勉誠出版
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出版者・発行者等ヨミ |
ベンセイ シュッパン |
出版地・発行地 |
東京 |
出版・発行年月 |
2016.4 |
ページ数または枚数・巻数 |
15,395p |
大きさ |
22cm |
価格 |
¥6000 |
ISBN |
978-4-585-20047-5 |
ISBN |
4-585-20047-5 |
分類記号 |
018.09
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件名 |
文書館
/
文書管理
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内容紹介 |
19世紀末以降の米国で、文書管理とアーカイブズの連携を重視する記録管理システムが独自の発達を遂げた過程について検討するとともに、近代以降の日本におけるその受容と解釈、適用の過程を考察する。 |
著者紹介 |
1980年東京都生まれ。学習院大学大学院アーカイブズ学専攻博士後期課程単位取得退学。博士(アーカイブズ学)。創価大学創価教育研究所講師。専門はアーカイブズ学。 |
言語区分 |
JPN |
タイトルコード |
1009812015302 |
目次 |
序章 本書の課題 |
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第1節 はじめに/第2節 研究の視座/第3節 研究の今日的意義/第4節 米国型記録管理システムとは/第5節 おわりに |
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第1部 米国型文書検索システムの形成:シカゴ万博から第二次世界大戦後まで |
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第1章 検索手段としての文書整理法とその改革 |
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第1節 はじめに:米国型文書整理法とは/第2節 米国型文書整理法の形成とその前提/第3節 文書検索システムの模索と図書館界/第4節 文書整理法改革の実際/第5節 連邦政府の行政改革と文書整理法/第6節 おわりに |
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第2章 米国型文書整理法の普及と教育 |
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第1節 はじめに:米国におけるファイリング法の定着過程/第2節 専門化の前提:検索システムから管理システムへ/第3節 事務管理の専門化と図書館界/第4節 ファイリング学校の誕生/第5節 商業学校教育への展開/第6節 文書整理者の独立と大学教育/第7節 おわりに |
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第3章 米国国立公文書館における検索手段の誕生:文書整理法との関係を中心に |
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第1節 はじめに:アーカイブズの検索手段とは/第2節 アーカイブズ原則の初期的受容/第3節 国立公文書館設立直後の模索/第4節 国立公文書館資料の特性と検索手段/第5節 出所の分散化とレコードグループ/第6節 原秩序としてのファイリング単位とシリーズ/第7節 おわりに:検索手段をめぐる文書作成母体との連携 |
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第2部 第二次世界大戦前後の米国における文書選別処分・配置システム |
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第4章 米国連邦政府における文書選別処分システムの確立 |
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第1節 はじめに:文書選別処分システムとは/第2節 国立公文書館設立以前の文書選別処分システム/第3節 国立公文書館の設立と選別処分手法の模索/第4節 文書選別処分の制度化と変容/第5節 記録管理事業と選別処分スケジュール/第6節 選別処分スケジュールの確立/第7節 おわりに:選別処分をめぐる国立公文書館と政府機関の連携 |
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第5章 レコード・マネジメントの成立と文書配置システム |
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第1節 はじめに:文書配置システムとは/第2節 第二次世界大戦前の文書配置単位論/第3節 レコードセンターの誕生とエメット・リーヒー/第4節 戦後行政改革とレコードセンター/第5節 在外部隊のレコードセンターとGHQ/SCAP/第6節 レコード・マネジメントにおける文書配置単位/第7節 おわりに:文書保管をめぐる国立公文書館と政府機関の連携 |
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第3部 近現代日本における米国型記録管理システムの導入 |
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第6章 米国型文書検索・配置システムの受容と変容:集中から分散へ |
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第1節 はじめに:検索システムと配置システム/第2節 西洋式文書整理法の初期的受容:欧州型から米国型へ/第3節 外務省の文書集中管理強化策とディスマル式/第4節 科学的事務管理法の導入と文書集中管理論/第5節 戦後における集中・分散併用方式の成立/第6節 おわりに |
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第7章 日本占領と米国型記録管理システム:GHQ/SCAPによるアーカイブズ調査 |
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第1節 はじめに:記録のライフサイクル論と日本/第2節 民間情報教育局のアーカイブズ調査/第3節 ポズナー・リストの作成/第4節 占領計画におけるアーカイブズの位置/第5節 アーカイブズ調査の背景と影響/第6節 おわりに |
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第8章 戦後の文書管理改善運動における保存と廃棄:選別処分システムの視点から |
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第1節 はじめに:レコード・マネジメントの導入と日本/第2節 第二次大戦後における「文書管理」の登場/第3節 公務能率研究会における文書管理論/第4節 文書管理論の変容と行政管理庁/第5節 国立公文書館設立計画と文書管理/第6節 レコード・マネジメントの受容/第7節 おわりに |
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終章 文書管理とアーカイブズの連携に向けて |