書誌種別 |
図書 |
タイトル |
多面的視点からのソーシャルワークを考える |
サブタイトル |
研究と実践をつなぐ新たな整理 |
タイトルヨミ |
タメンテキ シテン カラ ノ ソーシャル ワーク オ カンガエル |
サブタイトルヨミ |
ケンキュウ ト ジッセン オ ツナグ アラタ ナ セイリ |
人名 |
熊谷 忠和/編著
長崎 和則/編著
竹中 麻由美/編著
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人名ヨミ |
クマガイ タダカズ ナガサキ カズノリ タケナカ マユミ |
出版者・発行者 |
晃洋書房
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出版者・発行者等ヨミ |
コウヨウ ショボウ |
出版地・発行地 |
京都 |
出版・発行年月 |
2016.4 |
ページ数または枚数・巻数 |
9,219p |
大きさ |
21cm |
価格 |
¥2800 |
ISBN |
978-4-7710-2731-2 |
ISBN |
4-7710-2731-2 |
分類記号 |
369.16
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件名 |
ケース・ワーク
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内容紹介 |
わが国のソーシャルワーク研究の現状を踏まえつつ、マルチシステミックの視点から、ソーシャルワークの学際的基盤を整理検討する。ソーシャルワークの具体的実践も提示する。 |
著者紹介 |
1954年生まれ。滋賀県出身。川崎医療福祉大学医療福祉学部医療福祉学科教授。 |
言語区分 |
JPN |
タイトルコード |
1009812009011 |
目次 |
第Ⅰ部 理論編 |
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第1章 マルチシステミック・アプローチとは |
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はじめに/1 マルチシステミック・アプローチの概念/2 マルチシステミック・アプローチを構成する要素/3 マルチシステミック・アプローチの局面/まとめ |
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第2章 日本におけるソーシャルワーク研究の到達点 |
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1 ソーシャルワークが必要となった社会状況とソーシャルワーク理論/2 ソーシャルワークの専門分化/3 ソーシャルワークの統合化/4 日本におけるソーシャルワーク研究 |
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第3章 マーゴリンのソーシャルワーク批評に関する考察 |
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はじめに/1 ソーシャルワークの権力性/2 ソーシャルワークの社会的構築/まとめ |
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第4章 現象学とソーシャルワーク実践,その援用の可能性に関する考察 |
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はじめに/1 人文科学(human science)と現象学の理念/2 現象学(phenomenology)とは/3 ソーシャルワークに潜在する現象学的態度/4 ソーシャルワークの特質からみた現象学の射程/おわりに |
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第Ⅱ部 視点編 |
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第5章 エスノグラフィーの視点とソーシャルワーク |
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はじめに/1 医療機関内での面接をこえて/2 エスノグラフィーの視点を活用する/3 エスノグラフィーの視点とソーシャルワーク |
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第6章 スピリチュアルケアの視点とソーシャルワーク |
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1 マルチシステミックな視点とスピリチュアルケア/2 スピリチュアリティの理解とその進展/3 ソーシャルワークの領域におけるスピリチュアルケアの意義/4 スピリチュアリティの概念/5 ソーシャルワーク領域におけるスピリチュアルケアの視点 |
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第7章 文化的コンピテンスとソーシャルワーク |
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はじめに/1 コンピテンスの概念/2 ソーシャルワークのグローバル定義と文化的コンピテンス/3 ソーシャルワーク教育のグローバルスタンダードと文化的コンピテンス/4 アメリカのソーシャルワークにおける文化的コンピテンスの概念/5 ソーシャルワークにおける文化的コンピテンスの多次元モデル(Multidimensional Model of Cultural Competence in Social Work(MDCC))/おわりに |
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第8章 エンパワメントとソーシャルワーク |
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はじめに/1 エンパワメントとは何か/2 ソーシャルワーク領域におけるエンパワメントの理論化の必要性/3 エンパワメントの定義/4 エンパワメントのプロセス/5 エンパワメント理論の「家族」に関する考え方/6 精神障害者家族のエンパワメントの必要性について |
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第9章 ストレングス視点とソーシャルワーク |
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はじめに/1 問題解決過程とストレングス視点/2 社会構築主義とストレングス視点/3 ストレングス視点に関連する考え方/おわりに |
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第Ⅲ部 実践編 |
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第10章 医療ソーシャルワークの技法としてのケアマネジメントの展開 |
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1 ケアマネジメントの誕生/2 「ケースマネジメント」から「ケアマネジメント」へ/3 地域包括ケアの誕生/4 医療と国民の関係/5 事例 |
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第11章 地域における子ども支援拠点の開発とソーシャルワーク |
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はじめに/1 問題を見つける/2 支援が出来る仕組み=拠点をつくる/3 学校との連携と子どもの受け入れ/4 拠点周辺地域への働きかけ/5 学校/6 子どもたちの変化と家庭課題の表出/7 子どもの貧困に関するセミナー等の開催/8 当事者である子どもとの連携/まとめ |
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第12章 在日外国人に対する福祉NPOの多元的な実践 |
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はじめに/1 問題の発見と個別支援の開始/2 地域を基盤とした実践/3 地域福祉システムの構築過程への参加/4 国家に対する訴訟/5 トランスナショナルな実践/おわりに |
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第13章 自閉症者の家族のエンパワメントを図るソーシャルワーク |
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はじめに/1 クライエントの紹介/2 支援までの経緯/3 アセスメント/4 家族の状況理解とストレングス/5 支援計画/6 支援による変化/7 今後の支援展開/おわりに |
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第14章 発達障害者の就労を通じた自立支援とソーシャルワーク |
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1 発達障害者が就労するときに課題となること/2 相談までの経緯と利用相談(エンゲージメント)/3 情報収集(アセスメント)/4 個別支援計画の策定(プランニング)/5 就職に向けた準備活動/6 職場実習/7 職場定着支援とフォローアップ/8 この事例におけるマルチシステミックの視点 |
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第15章 学校で粗暴な行為をする秋雄(仮名)のケース(スクールソーシャルワーク) |
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はじめに/1 クライエントの紹介/2 ケースへのアクセス経路(学校からの依頼〜エンゲージメント)/3 アセスメント/4 「問題行動」の意味と本人の人間関係/5 支援計画(プランニング)/6 支援による変化/7 支援の終結/おわりに |
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第16章 若年性神経難病患者の地域生活を見据えた退院援助におけるソーシャルワークの展開 |
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はじめに/1 ケースの概要と相談の経緯/2 エンゲージメント/3 アセスメント/4 プランニング/5 インターベンション/6 モニタリングと支援の終結/7 本事例におけるソーシャルワーク理論とマルチシステミックの視点 |
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第17章 権利擁護領域におけるソーシャルワーク |
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はじめに/1 成年後見制度利用開始までの経過/2 クライエントについて/3 インテーク(エンゲージメント)/4 プランニング(支援計画の作成)/5 インターベンション(支援の実施)/6 ソーシャルワーク実践を通して |
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第18章 公私協働によるソーシャルワークの展開 |
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はじめに/1 公私協働の概念/2 A市療育・教育研究会の設立経緯及び活動内容/3 「研究会」の公私協働の段階/4 本事例におけるソーシャルワーカーの機能及び役割/おわりに |