書誌種別 |
図書 |
タイトル |
民事訴訟における争点形成 |
シリーズ名 |
上智大学法学叢書 |
シリーズ番号 |
第37巻 |
タイトルヨミ |
ミンジ ソショウ ニ オケル ソウテン ケイセイ |
シリーズ名ヨミ |
ジョウチ ダイガク ホウガク ソウショ |
シリーズ番号ヨミ |
37 |
人名 |
安西 明子/著
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人名ヨミ |
アンザイ アキコ |
出版者・発行者 |
有斐閣
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出版者・発行者等ヨミ |
ユウヒカク |
出版地・発行地 |
東京 |
出版・発行年月 |
2016.3 |
ページ数または枚数・巻数 |
15,338p |
大きさ |
22cm |
価格 |
¥5400 |
ISBN |
978-4-641-13732-5 |
ISBN |
4-641-13732-5 |
分類記号 |
327.2
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件名 |
民事訴訟法
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内容紹介 |
訴訟当事者の対等な主張立証の機会を確保し、そのプロセスを公正・透明に、当事者にとって使いやすく仕組むために、民事訴訟はいかにあるべきか。多様な場面を通じて深く分析する。 |
著者紹介 |
1968年福岡生まれ。九州大学大学院博士課程中途退学。上智大学法学部教授。共著に「手続からみた子の引渡し・面会交流」など。 |
言語区分 |
JPN |
タイトルコード |
1009812005230 |
目次 |
序章 多様な場面の統一視点 |
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Ⅰ 本書の視点/Ⅱ 多様な場面における争点形成/Ⅲ 一場面としての宗教団体紛争/Ⅳ おわりに |
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第1部 審判権の限界 |
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第1章 宗教団体紛争における本案審理の手法 |
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Ⅰ はじめに/Ⅱ 「本質的」争点は宗教問題に関わるか/Ⅲ 本案審理における宗教問題の取り扱い/Ⅳ 両当事者と裁判所による争点形成のあり方/Ⅴ 争点形成の具体的モデル/Ⅵ おわりに |
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第2章 公正な争点形成のための審理・判決手法 |
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Ⅰ 問題設定/Ⅱ 従来の学説(本案判決説)の問題点/Ⅲ 争点形成の視点の導入/Ⅳ 争点形成のあり方 |
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第3章 宗教団体の内部紛争に関する近時の裁判例検討 |
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Ⅰ 本章の目的/Ⅱ 従来の議論の概観/Ⅲ 最近の裁判例/Ⅳ おわりに |
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第4章 団体の処分をめぐる裁判所の審査手法 |
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Ⅰ 問題の視角/Ⅱ 制限的審査への疑問/Ⅲ 自律促進を目的とする団体の手続審査/Ⅳ おわりに |
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第5章 団体内部紛争の法律上の争訟性に関する近時の裁判例検討 |
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Ⅰ 本章の目的/Ⅱ 法律上の争訟性が否定された例/Ⅲ まとめ |
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第6章 宗教団体紛争判例研究 |
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第1節 「法中」という宗教上の地位の確認を求める訴えが「法律上の争訟」に当たるとされた事例/第2節 判例紹介/1 前提問題としての住職たる地位の審判/2 宗教団体に対する寄付金返還請求訴訟/3 檀徒の地位の確認訴訟/4 宗教法人の役員の地位の確認訴訟/5 法人内部紛争の原告適格 |
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第2部 文書提出命令 |
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第1章 文書提出命令の審理手続 |
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Ⅰ 文書提出命令の発令要件とその審査/Ⅱ 文書提出義務の審理手続/Ⅲ 証拠調べの必要性の審理/Ⅳ 結び |
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第2章 文書提出命令をめぐる当事者の主張立証の素描 |
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Ⅰ 問題提起/Ⅱ 三つの最高裁決定/Ⅲ 個別的実質判断の手法 |
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第3章 文書提出命令判例研究 |
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第1節 自己利用文書の提出義務/第2節 公務秘密文書/第3節 職業の秘密 |
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第3部 多様な場面 |
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第1章 「手続裁量」と手続保障 |
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第1節 当事者の衡平を図るための移送/Ⅰ 問題の視角/Ⅱ 具体例/Ⅲ 移送をめぐる審理・判断の不透明さ/Ⅳ 移送審理・判断の新たな位置づけ/Ⅴ まとめ/第2節 不熱心な訴訟追行/Ⅰ 不熱心な訴訟追行とその対策/Ⅱ 最高裁昭和41年判決が与えた視点/Ⅲ 現行法における審理の現状に基づく判決/第3節 弁論の再開(判例研究) |
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第2章 科学裁判と専門知見 |
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第1節 集団拡散利益紛争における仮処分の可能性/Ⅰ 本決定の概要/Ⅱ 建築工事差止仮処分の実務と理論/Ⅲ 本件の検討/Ⅳ 「暫定的」仮処分の可能性/第2節 差止判例研究/1 事前差止めにおける当事者の主張立証と裁判所の審査方法/2 人格権に基づく安定型産業廃棄物最終処分場の建設・使用・操業の差止め/第3節 「専門訴訟」における争点形成と審理方式/Ⅰ 検討の視覚/Ⅱ 本件の審理過程と専門訴訟対策/Ⅲ 本件の争点形成の検討/Ⅳ 争点形成と審埋方式のあり方/第4節 専門家の巻き込み/Ⅰ 本節の視覚/Ⅱ 専門委員の運用状況/Ⅲ 今後の実務運用の方向性 |
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第3章 一部請求後の残部訴求の規律 |
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Ⅰ はじめに/Ⅱ 残部訴求規律のジレンマ/Ⅲ 残部訴求の争い方/Ⅳ おわりに |
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第4章 申立事項ほか判例研究 |
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第1節 申立事項と判決事項/第2節 申立事項・判決事項および控訴の利益/第3節 二重上告 |