書誌種別 |
図書 |
タイトル |
クライトン生物無機化学 |
タイトルヨミ |
クライトン セイブツ ムキ カガク |
人名 |
Robert R.Crichton/著
塩谷 光彦/監訳
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人名ヨミ |
Robert R Crichton シオノヤ ミツヒコ |
出版者・発行者 |
東京化学同人
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出版者・発行者等ヨミ |
トウキョウ カガク ドウジン |
出版地・発行地 |
東京 |
出版・発行年月 |
2016.3 |
ページ数または枚数・巻数 |
11,354p |
大きさ |
27cm |
価格 |
¥6200 |
ISBN |
978-4-8079-0887-5 |
ISBN |
4-8079-0887-5 |
注記 |
原タイトル:Biological inorganic chemistry 原著第2版の翻訳 |
分類記号 |
464.8
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件名 |
生化学
/
無機化学
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内容紹介 |
「基本原理」「生体内の金属」「医学や環境に関わる金属」の3つの部分で構成した生物無機化学の教科書。生体内での金属イオンの役割を、金属種ごとに、構造に根ざして解説する。 |
言語区分 |
JPN |
タイトルコード |
1009812005216 |
目次 |
第1章 生体系の金属と代表的な非金属に関する概説 |
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1・1 はじめに/1・2 生物はなぜC,H,N,O(およびPやS)以外の元素が必要か?/1・3 生物にとって欠くことができない元素と金属イオンは何か?/1・4 周期表の独特な見方 |
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第2章 錯体化学の基礎:生物学者にむけて |
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2・1 はじめに/2・2 化学結合の種類/2・3 ハードな配位子とソフトな配位子/2・4 配位構造/2・5 酸化還元の化学/2・6 結晶場理論と配位子場理論 |
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第3章 構造生物学と分子生物学の基礎:化学者にむけて |
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3・1 はじめに/3・2 タンパク質の構成要素/3・3 タンパク質の立体構造/3・4 核酸の構成要素/3・5 核酸の二次構造と三次構造/3・6 炭水化物(糖)/3・7 脂質と生体膜/3・8 分子生物学の概要 |
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第4章 生体内の金属配位子 |
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4・1 はじめに/4・2 金属タンパク質への金属イオンの挿入/4・3 ケラターゼ:テトラピロールのメタル化の最終段階/4・4 鉄-硫黄クラスターの生成/4・5 複雑な補因子:Moco,FeMoco,Pクラスター,Hクラスター,Cuz/4・6 シデロフォア |
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第5章 中間代謝と生体エネルギーの概説 |
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5・1 はじめに/5・2 代謝における酸化還元反応/5・3 代謝におけるATPの中心的役割/5・4 中間代謝の酵素触媒反応の種類/5・5 異化代謝の概説/5・6 解糖系とクエン酸回路/5・7 同化代謝の概説/5・8 糖新生と脂肪酸生合成/5・9 生体エネルギー学:プロトン勾配を利用したリン酸基転移ポテンシャルの発生 |
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第6章 生体内の金属の研究手法 |
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6・1 はじめに/6・2 磁気的性質/6・3 電子スピン共鳴(EPR)法/6・4 メスバウアー分光法/6・5 核磁気共鳴(NMR)分光法/6・6 電子分光法/6・7 円二色性および磁気円二色性分光法/6・8 共鳴ラマン分光法/6・9 広域X線吸収微細構造(EXAFS)/6・10 X線回折 |
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第7章 金属同化経路 |
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7・1 はじめに/7・2 生物地球無機化学/7・3 細菌における金属同化/7・4 菌類と植物における金属同化/7・5 哺乳類における金属同化 |
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第8章 金属イオンの輸送・貯蔵・恒常性 |
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8・1 はじめに/8・2 細菌における金属の貯蔵および恒常性/8・3 植物および真菌における金属の輸送,貯蔵,恒常性/8・4 哺乳動物における金属の輸送,貯蔵,恒常性 |
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第9章 ナトリウムとカリウム:チャネルとポンプ |
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9・1 はじめに:膜輸送/9・2 ナトリウムvsカリウム/9・3 カリウムチャネル/9・4 ナトリウムチャネル/9・5 Na+/K+-ATPアーゼ/9・6 Na+の濃度勾配により駆動される能動輸送/9・7 Na+/H+交換輸送体/9・8 細胞内のカリウムのその他の役割 |
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第10章 マグネシウム:リン酸代謝と光受容 |
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10・1 はじめに/10・2 マグネシウム依存酵素/10・3 リン酸基の転移:キナーゼ/10・4 リン酸基の転移・ホスファターゼ/10・5 エノラートアニオンの安定化:エノラーゼスーパーファミリー/10・6 核酸代謝酵素/10・7 マグネシウムと光受容 |
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第11章 カルシウム:細胞内シグナル経路 |
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11・1 はじめに:Ca[2+]とMg[2+]の比較/11・2 Ca[2+]が担う新たな役割の発見:体構造の構成成分から生理活性物質へ/11・3 Ca[2+]の制御およびシグナルの概観/11・4 Ca[2+]と細胞内シグナル伝達 |
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第12章 亜鉛:ルイス酸と遺伝子制御因子 |
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12・1 はじめに/12・2 単核亜鉛酵素/12・3 複核および共触媒亜鉛酵素/12・4 亜鉛フィンガーのDNA,RNA結合モチーフ |
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第13章 鉄:ほとんどすべての生物にとって必要不可欠なもの |
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13・1 はじめに/13・2 鉄の化学/13・3 鉄と酸素/13・4 鉄の生物学的な重要性/13・5 鉄を含んだタンパク質の生物学的な機能/13・6 ヘムタンパク質/13・7 単核非ヘム鉄酵素/13・8 二核非ヘム鉄酵素 |
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第14章 銅:酸素分子への対処 |
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14・1 はじめに/14・2 銅の化学と生化学/14・3 酸素の活性化と還元を行う銅酵素/14・4 酸素以外の低分子の活性化(変換)/14・5 鉄と銅:鉄代謝における銅の役割 |
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第15章 ニッケルとコバルト:進化の名残り |
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15・1 はじめに/15・2 ニッケル酵素/15・3 メチルCoMレダクターゼ/15・4 コバラミンとコバルトタンパク質/15・5 B12依存異性化酵素/15・6 B12依存メチル基転移酵素/15・7 非コリンコバルト酵素 |
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第16章 マンガン:酸素の発生と解毒 |
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16・1 序:マンガンの化学と生化学/16・2 光合成による水の酸化:酸素発生/16・3 MnⅡと酸素フリーラジカルの解毒/16・4 酸化還元のない二核マンガン酵素:アルギナーゼ/補遺:Mn4CaO5クラスターの構造 |
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第17章 モリブデン,タングステン,バナジウムおよびクロム |
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17・1 はじめに/17・2 MoおよびWの化学と生化学/17・3 モリブデン酵素ファミリー/17・4 キサンチンオキシダーゼファミリー/17・5 亜硫酸オキシダーゼおよびDMSOレダクターゼ |
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第18章 非金属 |
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18・1 はじめに/18・2 おもな生物地球化学的循環 |
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第19章 バイオミネラリゼーション |
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19・1 はじめに/19・2 固体状態の生物無機化学/19・3 バイオミネラルについて |
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第20章 脳内の金属 |
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20・1 はじめに/20・2 脳と血液脳関門/20・3 Na+,K+,Ca[2+]チャンネル/20・4 亜鉛,銅,鉄 |
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第21章 金属と神経変性疾患 |
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21・1 はじめに/21・2 金属に基づいた神経変性疾患/21・3 金属と関連した神経変性疾患 |
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第22章 医薬品の中の金属と金属医薬 |
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22・1 はじめに/22・2 金属代謝の乱れと恒常性/22・3 金属を含む医薬品/22・4 リチウムを使う金属治療法/22・5 磁気共鳴画像法(MRI)の造影剤 |
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第23章 環境における金属 |
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23・1 はじめに:環境汚染と重金属/23・2 アルミニウム/23・3 カドミウム/23・4 水銀/23・5 鉛/23・6 毒物としての金属 |