書誌種別 |
図書 |
タイトル |
児相利権 |
サブタイトル |
「子ども虐待防止」の名でなされる児童相談所の人権蹂躙と国民統制 |
タイトルヨミ |
ジソウ リケン |
サブタイトルヨミ |
コドモ ギャクタイ ボウシ ノ ナ デ ナサレル ジドウ ソウダンショ ノ ジンケン ジュウリン ト コクミン トウセイ |
人名 |
南出 喜久治/共著
水岡 不二雄/共著
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人名ヨミ |
ミナミデ キクジ ミズオカ フジオ |
出版者・発行者 |
八朔社
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出版者・発行者等ヨミ |
ハッサクシャ |
出版地・発行地 |
東京 |
出版・発行年月 |
2016.1 |
ページ数または枚数・巻数 |
11,389p |
大きさ |
22cm |
価格 |
¥3800 |
ISBN |
978-4-86014-077-9 |
ISBN |
4-86014-077-9 |
分類記号 |
369.43
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件名 |
児童相談所
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内容紹介 |
児童福祉法の制定や、児童相談所(児相)・養護施設の歴史について論じ、児童虐待防止法の制定過程やその違憲・違法性、児相による人権侵害の実態、児相利権の全体像等を、ケーススタディやオランダとの比較を交えて考察する。 |
著者紹介 |
昭和25年京都市生まれ。弁護士、税理士。憲法学会会員。著書に「占領憲法の正體」など。 |
言語区分 |
JPN |
タイトルコード |
1009811981739 |
目次 |
第1章 敗戦後の児童相談所・養護施設と児童虐待政策の登場 |
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1 敗戦直後/2 初期の児童相談所の特徴/3 養護施設の「親権代行権」への執着と施設内暴力,そして底辺労働力の生産/4 昭和36年の児福法改正と厚生事務次官通達における違憲な省益拡大/5 高度成長後の厚生省を襲った危機/6 「臨調行革」と入所児童減少に抗い厚生省と養護施設で始まった「児童虐待」への着眼/7 うちつづく養護施設内での暴行と劣悪な子供たちへの処遇/8 民間の関係者における「児童虐待問題」への関心の高まり/9 メディアを通じた「児童虐待」観念の扶植と「官出数字,数字出官」/10 隠されたアジェンダ/11 小括 |
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第2章 児童虐待防止法 |
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1 児虐法への始動/2 児童虐待防止法の成立/3 児童虐待防止法/4 児童虐待防止法と連動する児童福祉法の条文の問題点/5 児童に対する有形力行使と「児童虐待」 |
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第3章 児相被害児の生産と,加えられる数多くの人権蹂躙 |
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1 日本国憲法第31条「適正手続の保障」の意義/2 児童相談所で適正手続が保障されない理由/3 福祉の衣を被った権力装置の牙/4 ファイリングシステムとリスクアセスメント指標/5 児相へ,児童養護施設へと国家的に誘拐されてゆく子供たち/6 児相被害児に加えられる人権蹂躙(1)/7 児相被害児に加えられる人権蹂躙(2)/8 国際人権団体ヒューマンライツウォッチによる日本の社会的養護批判/9 「子棄てコンビニ」として悪用される「一時保護」と28条申立制度/10 機能的治安法としての児童虐待防止法 |
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第4章 児相利権と東洋型ネオリベラリズム |
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1 ネオリベラリズムの時代/2 厚生労働省の利権追求と「東洋型ネオリベラリズム」/3 児相利権の基本構造(1)/4 児相利権の基本構造(2)/5 児相利権から用済みになり放り出された子供たち/6 児相関係者の「司牧的良心」とその権力性との矛盾の展開 |
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第5章 児相被害の実像 |
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1 児相被害者連絡会松島弘代表の事件/2 晃華学園事件/3 医療過誤隠蔽のため虚偽通告で児相送致されたわが子を人身保護請求手続で奪還した! |
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第6章 母娘オランダ亡命事件と海外の児童虐待防止政策 |
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1 家族の愛のため祖国を捨てた日本人母娘/2 オランダの児童虐待防止制度により亡命した母娘はどう扱われたか/3 ネオリベラリズムの下で進むオランダの児童虐待防止政策の構造改革/4 ハーグの「安全の家」と「児童保護委員会」/5 小括/6 日本国民が国連子どもの権利委員会に個人提訴することを許さない日本政府 |
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第7章 児相問題における社会空間と闘争 |
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1 権力のパノプティコン,国定思想と空間的拘禁/2 東洋型ネオリベラリズムと家族解体・個人異化の思想/3 児相利権から子供と家族を護るため,すべての日本国民が心せねばならない/4 拉致されたわが子を取り戻す |