書誌種別 |
図書 |
タイトル |
フランス革命とパリの民衆 |
サブタイトル |
「世論」から「革命政府」を問い直す |
タイトルヨミ |
フランス カクメイ ト パリ ノ ミンシュウ |
サブタイトルヨミ |
ヨロン カラ カクメイ セイフ オ トイナオス |
人名 |
松浦 義弘/著
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人名ヨミ |
マツウラ ヨシヒロ |
出版者・発行者 |
山川出版社
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出版者・発行者等ヨミ |
ヤマカワ シュッパンシャ |
出版地・発行地 |
東京 |
出版・発行年月 |
2015.11 |
ページ数または枚数・巻数 |
367,78p |
大きさ |
22cm |
価格 |
¥5800 |
ISBN |
978-4-634-67241-3 |
ISBN |
4-634-67241-3 |
注記 |
文献:巻末p16〜30 |
分類記号 |
235.06
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件名 |
フランス革命(1789〜1799)
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内容紹介 |
パリの民衆はフランス革命をどう動かしたのか。手稿史料を丹念に読み解き、食糧騒擾の時代に起こった2つの事件、「ジェルミナルのドラマ」と「テルミドール9日のクーデタ」をとおして考える。 |
著者紹介 |
1952年生まれ。東京大学大学院人文科学研究科博士課程満期退学。成蹊大学文学部教授。著書に「フランス革命の社会史」など。 |
言語区分 |
JPN |
タイトルコード |
1009811963895 |
目次 |
序章 研究史の現状と問題の所在 |
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1 フランス革命と民衆運動/2 ソブールのサン=キュロット研究とその後/3 本書の構成と史料 |
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第Ⅰ部 食糧と政治 |
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第一章 食糧騒擾の時代 |
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1 食糧騒擾の一般的様相/2 「旧型の経済危機」の時代 |
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第二章 アンシャン・レジームにおける食糧騒擾 |
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1 穀物取引の規制と王=パン屋の観念/2 穀物取引の自由化と王=パン屋の観念の動揺 |
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第三章 フランス革命における食糧騒擾 |
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1 フランス革命期における食糧危機/2 フランス革命初期の食糧騒擾/3 一七九一年秋から九三年春の食糧騒擾 |
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第四章 フランス革命期の食糧危機と経済統制 |
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1 穀物に関する最高価格法の成立/2 総最高価格法の成立/3 フランス革命期の経済統制 |
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第Ⅱ部 革命政府と民衆的制度の形成 |
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第一章 革命政府体制の形成 |
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1 革命政府の形成/2 公安委員会の誕生/3 保安委員会の誕生 |
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第二章 民衆的制度の形成 |
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1 買占め対策委員の任命/2 革命軍の創設/3 人民協会の創設 |
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第三章 共和暦二年フリメール十四日の法令 |
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第Ⅲ部 「ジェルミナルのドラマ」と「世論」 |
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第一章 エベール派逮捕当日の「世論」 |
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第二章 エベール派逮捕以前の「世論」 |
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1 「世論」におけるエベール派の地盤沈下/2 エベール派の地盤沈下の条件/3 食糧不足と不穏な動き/4 蜂起の扇動とその後の豹変/5 エベール派逮捕直前の「世論」 |
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第三章 エベール派逮捕以後の「世論」 |
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1 エベール派擁護の「世論」/2 エベール派批判・罵倒の「世論」/3 「世論」の急変/4 革命政府のエベール派告発と「民衆」の言説 |
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第四章 エベール派の処刑とその後 |
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1 エべール派の処刑と新たな「陰謀」への疑惑/2 ダントン派の逮捕と処刑 |
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第五章 民衆的制度と「世論」 |
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1 革命軍の活動と「世論」/2 買占め対策委員の活動と「世論」/3 人民協会の活動と「世論」 |
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第六章 「ジェルミナルのドラマ」の帰結 |
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第Ⅳ部 テルミドール九日のクーデタと四八セクション |
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第一章 テルミドール九日のクーデタと四八セクションの文民組織 |
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1 課題と方法/2 セクション総会の招集/3 コミューンの誓約要請に対する対応/4 市庁舎への委員の派遣と宣誓・署名/5 市庁舎への委員の派遣と宣誓・署名の意味/6 コミューン経験とコミューン側の人物のセクションへの介入/7 文民組織における政治的態度の変化の契機 |
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第二章 テルミドール九日のクーデタと四八セクションの軍人組織 |
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1 課題と方法/2 コミューンの派遣要請に軍人組織が応じなかったセクション/3 コミューンの派遣指令に軍人組織が応じたセクション/4 コミューンの派遣指令に軍人組織が応じた意味/5 セクションの軍人組織とコミューン側の人物との言説のやりとり/6 軍人組織における政治的態度の変化の契機 |
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終章 フランス革命におけるデモクラシーのゆくえ |