書誌種別 |
図書 |
タイトル |
糸賀一雄の研究 |
サブタイトル |
人と思想をめぐって |
タイトルヨミ |
イトガ カズオ ノ ケンキュウ |
サブタイトルヨミ |
ヒト ト シソウ オ メグッテ |
人名 |
蜂谷 俊隆/著
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人名ヨミ |
ハチヤ トシタカ |
出版者・発行者 |
関西学院大学出版会
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出版者・発行者等ヨミ |
カンセイ ガクイン ダイガク シュッパンカイ |
出版地・発行地 |
西宮 |
出版・発行年月 |
2015.3 |
ページ数または枚数・巻数 |
10,304p |
大きさ |
22cm |
価格 |
¥4200 |
ISBN |
978-4-86283-186-6 |
ISBN |
4-86283-186-6 |
注記 |
文献:p277〜298 |
分類記号 |
369.49
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件名 |
知的障害者福祉
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件名 |
糸賀 一雄
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件名 |
イトガ カズオ
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内容紹介 |
戦後日本の障害児者福祉における代表的な人物の一人である糸賀一雄。その著作と関連する資料を収集、分析する作業を通じて、活動や人間関係をたどり、糸賀の思想に可能な限り迫る。 |
著者紹介 |
1973年岡山県生まれ。関西学院大学大学院人間福祉研究科人間福祉専攻博士課程後期課程修了。博士(人間福祉)。同大学等非常勤講師。共編著に「子どもの人権問題資料集成」など。 |
言語区分 |
JPN |
タイトルコード |
1009811886187 |
目次 |
序章 糸賀一雄を研究するにあたって |
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第一節 本書における問題意識と課題/第二節 日本における知的障害児者教育・社会事業の歴史/第三節 先行研究の整理/第四節 糸賀の業績とその評価/第五節 分析視点と時期区分について |
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第一章 出生から宗教哲学の専攻まで |
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第一節 出生と少年時代/第二節 中学校進学と圓山文雄、キリスト教との出会い/第三節 キリスト教への入信と宗教哲学の専攻 |
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第二章 代用教員の経験と滋賀県庁での行政官としての働き |
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第一節 代用教員職務、池田太郎との出会いと木村素衛への私淑/第二節 滋賀県庁勤務と近藤壌太郎による秘書課長への抜擢/第三節 学生義勇軍同志会への関与と「同志」との出会い/第四節 三津浜学園、石山学園と池田・田村両氏の招聘 |
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第三章 下村湖人との出会いと「煙仲間」運動 |
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第一節 壮年団の解消と下村湖人による「煙仲間」運動の展開/第二節 滋賀県の「煙仲間」と下村との親交 |
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第四章 近江学園前史としての三津浜学園と「塾教育」の思想 |
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第一節 三津浜学園の設立と永杉喜輔、藤堂参伍/第二節 三津浜学園の開所と施設概要/第三節 三津浜学園における「塾教育」の思想 |
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第五章 近江学園の設立と戦後の「煙仲間」運動 |
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第一節 近江学園の創設と初期の運営方針/第二節 近江学園設立直後の糸賀の社会事業観/第三節 『新風土』の復刊と「一隅を照らす」姿勢/第四節 「経済的独立性」から「社会的な解決」への転換と『我等の誓願』/第五節 「同心円」観と「全一思想」をめぐって |
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第六章 昭和二〇年代におけるコロニー構想と知的障害観 |
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第一節 近江学園の設立理念と、重度知的障害児の例外化(昭和二一-二四年頃)/第二節 社会への過渡的機能としてのコロニーの構想(昭和二五-二七年頃)/第三節 重度知的障害児者の社会自立を目指したコロニーへの展開(昭和二七年頃以降) |
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第七章 精神薄弱児育成会の結成と優生思想 |
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第一節 「精神薄弱児育成会」の結成と糸賀の参画/第二節 育成会結成の意味と社会的効用論からの転換/第三節 育成会の初期の運動方針と優生思想/第四節 『手をつなぐ親たち』誌上における知的障害者の性と結婚問題についての議論 |
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第八章 「福祉の思想」の形成段階としての昭和三〇年代前半の思想展開 |
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第一節 木村素衛の「教育愛」と「エロスとアガペ」論の受容をめぐって/第二節 「内的適応」論の展開/第三節 「生産教育」と「新しい社会づくり」 |
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第九章 ヨーロッパ視察から見た日本の障害児者福祉 |
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第一節 ヨーロッパ視察旅行の経緯と概要/第二節 「ヨーロッパ便り」をめぐって/第三節 ヨーロッパ視察旅行を終えて |
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第一〇章 地域福祉論の展開とその特質 |
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第一節 精神薄弱者福祉法の制定に向けて/第二節 重症心身障害児対策における収容施設の性格について/第三節 国立コロニー建設への関与/第四節 木村素衛の「表現的生命」と糸賀の「重症児の生産性」 |
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終章 |