書誌種別 |
図書 |
タイトル |
日清・日露戦争における政策と戦略 |
サブタイトル |
「海洋限定戦争」と陸海軍の協同 |
タイトルヨミ |
ニッシン ニチロ センソウ ニ オケル セイサク ト センリャク |
サブタイトルヨミ |
カイヨウ ゲンテイ センソウ ト リクカイグン ノ キョウドウ |
人名 |
平野 龍二/著
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人名ヨミ |
ヒラノ リュウジ |
出版者・発行者 |
千倉書房
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出版者・発行者等ヨミ |
チクラ ショボウ |
出版地・発行地 |
東京 |
出版・発行年月 |
2015.2 |
ページ数または枚数・巻数 |
428p |
大きさ |
22cm |
価格 |
¥5800 |
ISBN |
978-4-8051-1051-5 |
ISBN |
4-8051-1051-5 |
注記 |
文献:p372〜409 |
分類記号 |
391.3
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件名 |
戦略-歴史
/
海戦-歴史
/
日清戦争(1894〜1895)
/
日露戦争(1904〜1905)
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内容紹介 |
日本は、なぜ日清・日露戦争に勝利して戦争目的を達成することができたのか。2つの戦争を政策と戦略の観点から解明し、勝利への一因を提示すると共に、どの程度まで戦争目的を達成したかを解明する。 |
著者紹介 |
1964年生まれ。慶應義塾大学大学院法学研究科政治学専攻後期博士課程修了。防衛省防衛研究所戦史研究センター所員。博士(法学)。 |
言語区分 |
JPN |
タイトルコード |
1009811872245 |
目次 |
序章 近代日本にとって日清・日露戦争とは |
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1 日清・日露戦争と近代日本の形成/2 問題の所在と研究の視角/3 先行研究の検討と本書の構成 |
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第1章 「海洋限定戦争」という方法論 |
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1 ジュリアン・コルベットの生涯とその思想/2 コルベットの海洋戦略理論/3 日清・日露戦争とコルベット |
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第2章 日清戦争までの政策と戦略 |
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1 壬午・甲申事変の衝撃とその後の日清関係/2 清国および日本の朝鮮出兵/3 朝鮮出兵後の外交交渉と陸海軍の動向/4 「絶対戦争」として始まった日清戦争 |
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第3章 「海洋限定戦争」としての日清戦争 |
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1 戦争初期の制海争奪と「作戦ノ大方針」の変更/2 黄海海戦と制海の状況/3 山東半島作戦の決定/4 「海洋限定戦争」による成功 |
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第4章 下関講和条約に向けた政戦略 |
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1 山縣第一軍司令官の召還と軍事作戦の進展/2 広島講和会議と直隷決戦の準備/3 下関講和条約の調印/4 「海洋限定戦争」としての勝利 |
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第5章 日清戦争後の海軍戦略と日露開戦の決断 |
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1 日清戦争後の極東情勢と日本の海軍拡張/2 第一次桂内閣の成立と日英同盟協約の締結/3 日露海軍戦略と海軍力の拡張/4 ロシアの満洲撤兵不履行と日露間の緊張/5 日露交渉の展開とウィレニウス増遣艦隊の極東回航/6 危機の十二月/7 開戦への決断/8 必然であった日露開戦 |
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第6章 聯合艦隊による旅順口攻撃の再評価 |
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1 緒戦の戦いと日本海軍の思想/2 日韓議定書の締結と陸海軍協同による戦略目標の確保/3 政府と政党勢力の妥協による挙国一致/4 鉄山半島への海上輸送と朝鮮半島の制圧/5 第一回旅順口攻撃の再評価 |
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第7章 日露戦争初期の陸海軍協同作戦 |
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1 主力戦艦「初瀬」「八島」喪失の衝撃/2 遼東半島西岸における海上輸送/3 満洲軍総司令部の編成/4 旅順総攻撃以前における日本の講和構想/5 八月決戦の失敗と戦略予備使用の問題/6 陸海軍協同の齟齬 |
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第8章 日露講和に向けた政戦略 |
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1 満洲における二正面作戦/2 旅順攻防と満洲軍の北進問題/3 旅順開城後における政戦略/4 奉天会戦後における政戦略/5 「海洋限定戦争」としての日露戦争 |
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第9章 日本海海戦後の軍事戦略 |
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1 北韓軍前進の決定と陸海軍の交渉/2 北韓軍の前進と海上輸送による増援/3 海軍内の思想背景/4 北韓作戦における陸海軍戦略の齟齬 |
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終章 「海洋限定戦争」としてみた日清・日露戦争 |
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1 「海洋限定戦争」における岐路/2 制海争奪状況下における陸海軍の協同/3 コルベットの海洋戦略に近似していた秋山真之の思想 |