書誌種別 |
図書 |
タイトル |
ベーシック分子生物学 |
タイトルヨミ |
ベーシック ブンシ セイブツガク |
人名 |
米崎 哲朗/著
升方 久夫/著
金澤 浩/著
|
人名ヨミ |
ヨネサキ テツロウ マスカタ ヒサオ カナザワ ヒロシ |
出版者・発行者 |
化学同人
|
出版者・発行者等ヨミ |
カガク ドウジン |
出版地・発行地 |
京都 |
出版・発行年月 |
2014.11 |
ページ数または枚数・巻数 |
10,277p |
大きさ |
26cm |
価格 |
¥4000 |
ISBN |
978-4-7598-1582-5 |
ISBN |
4-7598-1582-5 |
分類記号 |
464.1
|
件名 |
分子生物学
|
内容紹介 |
学部生に向けて、遺伝子の基礎知識を解説。セントラルドグマを中心とする遺伝システムの説明を柱に、遺伝子工学やタンパク質の局在化など、遺伝子からのアプローチによって発展している現代生命科学の諸分野も扱う。 |
著者紹介 |
1950年広島県生まれ。大阪大学大学院理学研究科教授。専門分野は細菌とファージの分子生物学。 |
言語区分 |
JPN |
タイトルコード |
1009811845459 |
目次 |
1章 分子生物学の誕生-DNA時代の始まり- |
|
1-1 メンデル以前の考え方/1-2 メンデルと遺伝子/1-3 モーガンと染色体と遺伝子/1-4 グリフィスとアベリーの形質転換/1-5 ハーシーとチェイスの遺伝物質/1-6 ファージ・バクテリアとDNA時代の幕開け |
|
2章 DNAと遺伝子概念 |
|
2-1 DNAの構造/2-2 遺伝子の代謝支配/2-3 一遺伝子一酵素説/2-4 遺伝子の相補性/2-5 DNAと遺伝子の構造 |
|
3章 遺伝システムと生命 |
|
3-1 遺伝子と生物/3-2 遺伝子と生命活動/3-3 遺伝子情報はRNAが伝達しているのか/3-4 遺伝暗号/3-5 セントラル・ドグマ |
|
4章 遺伝子発現の第一段階-転写- |
|
4-1 RNAポリメラーゼ/4-2 転写プロモーターとその認識/4-3 転写開始/4-4 転写伸長/4-5 転写ターミネーター |
|
5章 転写調節 |
|
5-1 RNAポリメラーゼによる調節/5-2 転写因子による調節/5-3 正の調節/5-4 負の調節/5-5 転写調節の実際 |
|
6章 遺伝子発現の第二段階-翻訳- |
|
6-1 tRNA/6-2 アミノアシルtRNA合成酵素/6-3 リボソーム/6-4 翻訳開始/6-5 ペプチド鎖伸長/6-6 翻訳終結 |
|
7章 翻訳調節および翻訳と転写の相互作用 |
|
7-1 リボソームによる調節/7-2 調節因子による調節/7-3 翻訳と転写の共役による調節/7-4 リボソーム,細胞質からの転写調節シグナル |
|
8章 RNAプロセシング |
|
8-1 rRNAとtRNAの成熟/8-2 塩基とヌクレオシドの修飾/8-3 スプライシング/8-4 RNAエディティング |
|
9章 遺伝子発現のファインチューニング |
|
9-1 mRNA分解の意義/9-2 mRNA分解機構/9-3 リボソームを救済するtmRNA/9-4 RNAによる調節/9-5 リボスイッチ |
|
10章 遺伝情報の複製-DNA複製- |
|
10-1 複製の基本様式/10-2 DNA複製の基本反応/10-3 Okazakiフラグメント合成/10-4 複製フォークで働くタンパク質/10-5 真核生物の複製装置/10-6 レプリコン説と複製開始反応/10-7 原核生物の複製開始とその制御/10-8 真核生物の複製開始点/10-9 細胞周期による複製開始の制御 |
|
11章 遺伝情報の維持-DNA修復- |
|
11-1 突然変異/11-2 複製途中の間違いを直す校正機能/11-3 DNAの修復機構/11-4 ミスマッチ(誤対合)修復/11-5 ヌクレオチド除去修復(NER)/11-6 塩基除去修復(BER)/11-7 組換えによる二重鎖切断の修復/11-8 損傷乗り越えDNA合成 |
|
12章 遺伝情報の可能性-DNA組換えと突然変異- |
|
12-1 相同組換え反応/12-2 減数分裂期組換え/12-3 部位特異的組換え/12-4 トランスポゾン |
|
13章 細胞の成り立ち-原核生物と真核生物- |
|
13-1 原始細胞/13-2 細胞膜の役割と構造/13-3 原核生物と真核生物/13-4 原核細胞の構造/13-5 真核細胞は細胞核をもつ/13-6 ミトコンドリアと葉緑体の共生説/13-7 真核生物のゲノム |
|
14章 細胞の膜構造と機能 |
|
14-1 生体膜の働き/14-2 生体膜の構造/14-3 細胞膜を介する物質の輸送/14-4 細胞膜とシグナルの伝達 |
|
15章 膜系細胞小器官とその役割 |
|
15-1 さまざまな細胞小器官とその役割/15-2 局在化のシグナル配列/15-3 シグナル配列と局在化機構/15-4 細胞内小胞輸送 |
|
16章 染色体 |
|
16-1 ヌクレオソームを形成するヒストン/16-2 ヒストンテールは多様な修飾を受ける/16-3 ユークロマチンとヘテロクロマチン/16-4 ヘテロクロマチン形成にRNA干渉が関与する/16-5 セントロメアの構造と機能/16-6 セントロメアの本質はエピジェネティックである/16-7 テロメア |
|
17章 細胞周期とチェックポイント |
|
17-1 細胞周期の概念の発見/17-2 分裂期(M期)/17-3 細胞周期を進行させる因子の発見/17-4 CDKの活性制御/17-5 細胞周期の制御/17-6 細胞周期のチェックポイント/17-7 チェックポイント制御の破綻 |
|
18章 がんとアポトーシス |
|
18-1 がんとはどのような病気か/18-2 オンコジーン/18-3 がん抑制遺伝子/18-4 発がんに至る多段階の異常/18-5 アポトーシス |
|
19章 遺伝子操作の背景 |
|
19-1 遺伝子操作の概略/19-2 制限酵素/19-3 ベクターの種類とその性質 |
|
20章 遺伝子のクローニングと遺伝子工学 |
|
20-1 遺伝子のクローニングの方法/20-2 塩基配列決定法/20-3 遺伝子発現の機能領域の決定 |
|
21章 遺伝子工学の応用 |
|
21-1 遺伝子欠損による細胞機能の解析/21-2 遺伝子機能を失った生物個体の創出/21-3 遺伝子の人工導入による高等生物個体の研究/21-4 遺伝子の異常と病気/21-5 ゲノム多型と疾患・DNA鑑定 |
|
22章 バイオインフォマティクス |
|
22-1 バイオインフォマティクスとは/22-2 DNAの情報ライブラリー作成とアノテーション/22-3 配列アラインメント/22-4 ゲノムを用いた系統樹作成/22-5 ゲノムの比較解析/22-6 タンパク質の構造予測と機能ドメイン検索 |