書誌種別 |
図書 |
タイトル |
固体物性と電気伝導 |
タイトルヨミ |
コタイ ブッセイ ト デンキ デンドウ |
人名 |
鈴木 実/著
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人名ヨミ |
スズキ ミノル |
出版者・発行者 |
森北出版
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出版者・発行者等ヨミ |
モリキタ シュッパン |
出版地・発行地 |
東京 |
出版・発行年月 |
2014.5 |
ページ数または枚数・巻数 |
7,416p |
大きさ |
22cm |
価格 |
¥5600 |
ISBN |
978-4-627-15601-2 |
ISBN |
4-627-15601-2 |
注記 |
文献:p410〜412 |
分類記号 |
428.4
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件名 |
電気伝導
/
固体
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内容紹介 |
電気が伝わるしくみを知れば、物質の性質が見えてくる! 電気伝導現象を中心に、固体物性の理論を基礎からわかりやすく解説する。半導体や金属、超伝導体など、幅広い範囲を網羅。章末問題も収録。 |
著者紹介 |
1948年山形県生まれ。京都大学大学院工学研究科電子工学専攻修士課程修了。京都大学工学博士。NTT基礎研究所グループリーダなどを経て、京都大学名誉教授。 |
言語区分 |
JPN |
タイトルコード |
1009811793313 |
目次 |
第1章 結晶構造と逆格子 |
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1.1 結晶構造/1.2 ブラヴェー格子/1.3 結晶の周期性をもつ関数の展開/1.4 逆格子/章末問題 |
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第2章 量子力学の基礎と波数空間 |
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2.1 量子力学的状態/2.2 オブザーバブル/2.3 完全系/2.4 座標演算子と運動量演算子/2.5 重ね合わせ状態/2.6 量子化規則/2.7 不確定性原理/2.8 シュレーディンガー方程式/2.9 調和振動子/2.10 ハイゼンベルクの運動方程式/2.11 自由電子/2.12 波数空間/2.13 遷移確率/2.14 散乱とボルン近似/2.15 散乱断面積と散乱確率/2.16 球対称ポテンシャルによる散乱と部分波展開/章末問題 |
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第3章 フェルミ-ディラック統計と自由電子モデル |
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3.1 1粒子状態/3.2 1電子近似(独立電子近似)/3.3 フェルミ-ディラック分布/3.4 ボーズ-アインシュタイン分布/3.5 自由電子モデル/3.6 状態密度/3.7 自由電子モデルの電子比熱/3.8 フェルミ分布とボルツマン分布の関係/章末問題 |
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第4章 結晶中の電子状態とバンド構造 |
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4.1 周期的ポテンシャルと電子の波動関数/4.2 ブロッホの定理/4.3 バンド構造/4.4 バンド構造と電気伝導/章末問題 |
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第5章 ドゥルーデモデル |
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5.1 オームの法則と抵抗率/5.2 ドゥルーデモデル/5.3 磁場中の電子の運動/5.4 ホール効果/5.5 交流導電率/5.6 熱伝導とゼーベック効果/5.7 抵抗率およびホール係数の測定/5.8 ドゥルーデモデルの破綻/章末問題 |
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第6章 ボルツマン方程式 |
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6.1 位相空間/6.2 ボルツマン方程式/6.3 緩和時間近似/6.4 アインシュタインの関係式/6.5 緩和時間がエネルギーに依存する場合/6.6 磁場中のボルツマン方程式/章末問題 |
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第7章 固体中の電気伝導 |
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7.1 有効質量/7.2 ボルツマン-ブロッホ方程式/7.3 線形化されたボルツマン方程式/7.4 弾性散乱と緩和時間近似/7.5 フェルミ分布とボルツマン方程式/7.6 磁場中のボルツマン-ブロッホ方程式/7.7 ジョーンズ-ツェナーの方法/7.8 フェルミ面とホール係数/章末問題 |
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第8章 格子振動とフォノン |
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8.1 格子振動/8.2 単位格子に複数種類の原子が存在する場合と振動モード/8.3 格子比熱/8.4 低波数と連続体極限/8.5 量子化とフォノン/8.6 ボーズ粒子と化学ポテンシャル/章末問題 |
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第9章 電子・フォノン相互作用 |
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9.1 電子と音響フォノンの相互作用/9.2 電子と光学フォノンの相互作用/9.3 フォノン散乱とウムクラップ過程/9.4 電子と極性光学フォノンの相互作用/章末問題 |
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第10章 変分法とボルツマン方程式 |
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10.1 変分法/10.2 ボルツマン-ブロッホ方程式に関する変分法/10.3 衝突演算子/10.4 密度流と輸送係数/10.5 変分法によるボルツマン方程式の解/10.6 漸化式と近似解/10.7 抵抗率の計算/10.8 異方性が存在する場合の変分法/10.9 磁場が存在するときの変分法/章末問題 |
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第11章 半導体の電気伝導 |
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11.1 半導体のバンド構造と導電性/11.2 化学ポテンシャルとキャリア濃度/11.3 不純物散乱/11.4 フォノン散乱/11.5 不純物伝導/11.6 ホッピング伝導/11.7 縮退半導体と半金属/章末問題 |
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第12章 金属の電気伝導 |
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12.1 金属のフェルミ面/12.2 不純物散乱/12.3 フォノン散乱/12.4 電子・電子散乱/章末問題 |
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第13章 超伝導体の電気伝導 |
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13.1 超伝導現象/13.2 ロンドンモデル(2流体モデル)/13.3 マイスナー効果と磁場侵入長/13.4 コヒーレンス長/13.5 磁束量子/13.6 臨界磁場と臨界電流/13.7 エネルギーギャップ/13.8 ジョセフソン効果とトンネル型ジョセフソン接合/13.9 交流応答とキネティックインダクタンス/13.10 表面インピーダンスと交流損失/章末問題 |
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第14章 高周波の電気伝導 |
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14.1 表皮効果/14.2 表面インピーダンス/14.3 異常表皮効果/14.4 光学伝導度/14.5 因果律とクラマース-クローニッヒの関係式/14.6 光学ホール効果/章末問題 |
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第15章 低次元系の電気伝導 |
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15.1 低次元電子系/15.2 2次元電子系の散乱確率/15.3 イオン化不純物散乱/15.4 フォノン散乱/15.5 量子ホール効果/15.6 ランダウアーの公式/章末問題 |