書誌種別 |
図書 |
タイトル |
教育の正義論 |
サブタイトル |
平等・公共性・統合 |
タイトルヨミ |
キョウイク ノ セイギロン |
サブタイトルヨミ |
ビョウドウ コウキョウセイ トウゴウ |
人名 |
宮寺 晃夫/著
|
人名ヨミ |
ミヤデラ アキオ |
出版者・発行者 |
勁草書房
|
出版者・発行者等ヨミ |
ケイソウ ショボウ |
出版地・発行地 |
東京 |
出版・発行年月 |
2014.5 |
ページ数または枚数・巻数 |
13,265,21p |
大きさ |
22cm |
価格 |
¥3000 |
ISBN |
978-4-326-25095-0 |
ISBN |
4-326-25095-0 |
注記 |
文献:巻末p12〜21 |
分類記号 |
371.1
|
件名 |
教育哲学
/
正義
/
平等
|
内容紹介 |
経済の成長路線に抗して、教育の制度設計をいかに進めるか。正義の原理に遡って問い直す。「平等主義の政策課題」「教育にとって公共性とは何か」「言語・規則・共同体」など、2006〜2013年の間に書かれた文章を収録。 |
著者紹介 |
1942年東京生まれ。東京教育大学大学院教育学研究科博士課程(教育学専攻)単位取得退学。筑波大学名誉教授。博士(教育学)(筑波大学)。著書に「リベラリズムの教育哲学」など。 |
言語区分 |
JPN |
タイトルコード |
1009811792915 |
目次 |
序章 「教育の正義」を問う意義 |
|
はじめに/1 教育基本法と原理的考察の必要/2 立憲主義下の教育運営/3 「正義の原理」の適用/おわりに |
|
Ⅰ部 平等と教育 |
|
第一章 平等主義の政策課題 |
|
(1)努力の規定要因は何か/1 跋扈する格差肯定論と「再チャレンジ」/2 努力の諦め/3 アナリティカル・マルクス主義とその批判/4 環境要因と選択意思/5 平等主義とリバタリアニズム/6 誰のための平等か/(2)能力開発への社会的連帯/1 社会の実体/2 自立と平等/3 能力と不平等な配分/4 平等主義の能力開発 |
|
第二章 「学習社会」は若者にとってなぜ息苦しいのか |
|
はじめに/1 学習における機能主義と意図主義/2 「学習社会」の理念とその問題/3 学習と職業・雇用/4 学習と不平等 |
|
第三章 平等主義の教育政策を擁護する |
|
1 「分配」から「成長」へ/2 「社会的」資源/3 「教育の分配論」/4 平等主義の政策 |
|
Ⅱ部 公共性と教育 |
|
第四章 教育にとって公共性とは何か |
|
はじめに/1 「共同性」と「公共性」/2 教育資源の供給と運営/3 公共性への関心/4 市民的公共性/5 公共性論の原型/6 公共財としての教育 |
|
第五章 公立学校擁護論をどのように築くか |
|
はじめに/1 教育への公費支出/2 教育の供給方式/3 教育の公正/4 外部効果論の限界/5 公立学校の「公共性」/6 公立学校の正当化/7 公立学校擁護論のジレンマ/8 共通教育の担い手と「統合」 |
|
第六章 自由を/自由に育てる |
|
はじめに/1 「リベラル・エデュケーション」の二価性/2 憲法的権利としての「育てる自由」/3 「教育の私事化」要求と正当化/4 ホーム・スクール論争の帰趨/5 自由をめぐる政治と教育 |
|
付論 なぜよその子の教育を支えなければならないのか |
|
1 社会的な連帯/2 正当化/3 公共性と私事化/4 「教育の公共性」論の課題 |
|
Ⅲ部 統合と教育 |
|
第七章 「正義」と統合学校の正当化 |
|
はじめに/1 機会平等と統合学校/2 教育機会の保障と正義の二義性/3 『コールマン報告』と統合学校/4 離脱と自己正当化/むすびに |
|
第八章 政治と教育は「差別」にどのように向き合ってきたか |
|
はじめに/1 「差別」の意味/2 リトルロックと進歩主義教育批判/3 「統合教育」の正当化可能性/4 教育の正当化 |
|
第九章 将来世代の教育になぜ無関心でいられないのか |
|
はじめに/1 「社会的なもの」としての教育/2 世代間の教育/3 持続可能性/4 ジョン・ロールズと「正義の貯蓄原理」/5 ロバート・ノージックと「ロックの但し書き」/6 公正性の原理 |
|
終章 言語・規則・共同体 |
|
はじめに/1 事実と言語/2 言語哲学は社会哲学に何を語ってきたか/3 教育的判断の類型 |