書誌種別 |
図書 |
タイトル |
名望家と<開化>の時代 |
サブタイトル |
地域秩序の再編と学校教育 |
シリーズ名 |
プリミエ・コレクション |
シリーズ番号 |
42 |
タイトルヨミ |
メイボウカ ト カイカ ノ ジダイ |
サブタイトルヨミ |
チイキ チツジョ ノ サイヘン ト ガッコウ キョウイク |
シリーズ名ヨミ |
プリミエ コレクション |
シリーズ番号ヨミ |
42 |
人名 |
塩原 佳典/著
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人名ヨミ |
シオハラ ヨシノリ |
出版者・発行者 |
京都大学学術出版会
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出版者・発行者等ヨミ |
キョウト ダイガク ガクジュツ シュッパンカイ |
出版地・発行地 |
京都 |
出版・発行年月 |
2014.3 |
ページ数または枚数・巻数 |
8,366p |
大きさ |
22cm |
価格 |
¥4200 |
ISBN |
978-4-87698-481-7 |
ISBN |
4-87698-481-7 |
分類記号 |
210.58
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件名 |
日本-歴史-幕末期
/
日本-歴史-明治時代
/
地域社会
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内容紹介 |
幕末維新の時代、近代化への強い圧力を正面から受け止め、新しい地域秩序の構築に努めた名望家たち。近代日本を支える知識・情報・技芸を掌握し育成すべく悪戦苦闘した人々の企てを、信州を舞台に生き生きと描く。 |
著者紹介 |
1981年長野県生まれ。京都大学大学院教育学研究科博士後期課程修了、博士(教育学)。日本学術振興会特別研究員(PD)。 |
言語区分 |
JPN |
タイトルコード |
1009811778546 |
目次 |
序章 |
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一 「開化」の時代とそこに生きた人びとを総体として把握する/二 「開化」の時代を生きた主体/三 地域の媒介者と学校教育/四 「開化」の「先進」地に生きた三人の名望家-対象とする地域・人びと-/五 本書の構成 |
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第一章 近世後期の地域秩序と媒介する役割-「由緒」の継承- |
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一 村役人としての「心構え」とその行使/二 松本藩大町組における栗林家の位置/三 大町年寄仲間の形成とその変遷/四 由緒の実践-村落運営へのかかわり-/五 維新変革への見通し |
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第二章 地域秩序の動揺と「開化」のきざし-府藩県三治制期の松本藩- |
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一 「変革を生き延びた主体」に迫る-新設議事機関における「公論」-/二 議事局の開設と議事局出役の選出-地域秩序再編の萌芽-/三 維新期松本藩の社会状況/四 議事下局における「公論」の特質/五 「保守的改革」に垣間見える“したたかさ”-筑摩県体制へ- |
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第三章 「開化」の担い手の生成過程-「開化」へと連なる複数の道筋- |
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一 「開化」への向き合い方を規定したもの/二 筑摩県における「開化」事業とその担い手-近世からの連続/非連続-/三 学校教育をめぐる名望家たちの重層性/四 「開化」の主導権をめぐる補完と競争 |
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第四章 相互連関する「開化」の諸事業-学校・新聞・博覧会- |
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一 「開化」の広がりから近代学校をとらえ直す/二 筑摩県における学校・新聞・博覧会の展開/三 学校・新聞・博覧会の担い手と活動実態/四 諸事業を兼担する学事担当者たち/五 複合的な「開化」と近代学校の空間的析出 |
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第五章 地方博覧会に見る「開化」の特質-古器物・芝居・市場- |
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一 「開化」の象徴としての博覧会/二 筑摩県下博覧会と博覧会世話掛/三 「古器物」を展示するということ/四 地域社会と博覧会/五 「開化」への誘導と村落運営 |
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第六章 明治一〇年代における近代学校の模索-名望家層と民権派教員- |
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一 「開化」の浸透と学校教育の構想/二 「学制」期の担い手たち/三 「教育令」期の担い手たち/四 名望家たちが目指した「開化」と近代教育政策との懸隔 |
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第七章 民権思想の媒介者たち-松沢求策と地域社会- |
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一 民権運動における地域秩序再編の可能性/二 奨匡社が胚胎していたふたつの志向性/三 松沢求策による民権思想の受容/四 民権家たちによる義民伝承の語り直し/五 松沢求策に見る「媒介」の変質-政治運動への特化と地域社会からの乖離- |
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終章 名望家たちが目指した地域秩序とその行方 |
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一 「開化」の展開と名望家たちの媒介する営み-議論の再整理-/二 地域秩序の再編過程と学校教育の歴史的輪郭 |