書誌種別 |
図書 |
タイトル |
金融危機の理論と現実 |
サブタイトル |
ミンスキー・クライシスの解明 |
シリーズ名 |
ポスト・ケインジアン叢書 |
シリーズ番号 |
37 |
タイトルヨミ |
キンユウ キキ ノ リロン ト ゲンジツ |
サブタイトルヨミ |
ミンスキー クライシス ノ カイメイ |
シリーズ名ヨミ |
ポスト ケインジアン ソウショ |
シリーズ番号ヨミ |
37 |
人名 |
J.A.クレーゲル/著
横川 信治/編・監訳
鍋島 直樹/訳
石倉 雅男/訳
横川 太郎/訳
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人名ヨミ |
J A クレーゲル ヨコカワ ノブハル ナベシマ ナオキ イシクラ マサオ ヨコカワ タロウ |
出版者・発行者 |
日本経済評論社
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出版者・発行者等ヨミ |
ニホン ケイザイ ヒョウロンシャ |
出版地・発行地 |
東京 |
出版・発行年月 |
2013.12 |
ページ数または枚数・巻数 |
8,218p |
大きさ |
22cm |
価格 |
¥3400 |
ISBN |
978-4-8188-2299-3 |
ISBN |
4-8188-2299-3 |
分類記号 |
338.19
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件名 |
金融恐慌
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件名 |
Minsky Hyman P.
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件名 |
ミンスキー ハイマン P.
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内容紹介 |
ポスト・ケインズ派の泰斗が、ミンスキ-の金融不安定化仮説を金融自由化期・国際経済に拡張し、サブプライム危機など近年の金融危機について理論・実証の両面から分析する。 |
著者紹介 |
1944年生まれ。ミズーリ大学カンザスシティ校完全雇用・物価安定センター特別研究教授。2008年、ヴェブレン=コモンズ賞受賞。著書に「ポスト・ケインズ派経済学の新展開」など。 |
言語区分 |
JPN |
タイトルコード |
1009811744674 |
目次 |
序章 |
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1.はじめに/2.不確実性の取り扱いに関するケインズとミンスキー/3.ミンスキーのアプローチの国際的次元への拡張/4.途上国の発展にどのように資金を供給するか/5.国際不均衡と金融の脆弱化/6.ミンスキーと現在の恐慌-ミンスキー・モーメントか- |
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第1章 金融脆弱性の生成における安全性のゆとり幅と推論の重み |
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第2章 本当に「それ」はまた起こった-アジアにおけるミンスキー・クライシス- |
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1.はじめに-セントルイス・カージナルスとアジア危機-/2.アジアの資本移動,ヘッジ金融とポンツィ金融/3.結論と見通し |
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第3章 金融派生商品(デリバティブ)とグローバル資本フロー-アジアへの適用- |
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1.はじめに-4つの難問-/2.ストラクチャード・デリバティブ-全世界的な資本配分,透明性,および金融健全性監督-/3.ストラクチャード信用デリバティブ/4.資産価格と外国為替市場との連関/5.デリバティブと1990年代におけるアジアの資本フロー/6.結論 |
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第4章 われわれは安定的な国際金融環境を創出することができるか-発展途上国への純資源移転を保証するために- |
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1.はじめに/2.金融脆弱性についてのミンスキーの分析/3.国際的文脈におけるミンスキー/4.行きて帰りし物語-ポンツィ金融から投機的金融へ-/5.結論 |
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第5章 資本移動と国際不均衡-後発工業化発展途上国のキャッチアップの役割- |
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1.はじめに/2.国際的(非)調整機構/3.発展途上国と,国際不均衡の持続可能性/4.グローバル化された世界における不均衡の説明 |
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第6章 アメリカのサブプライム・モーゲージ市場の分析-ミンスキーの安全性のゆとり幅を用いて- |
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1.はじめに/2.金融脆弱性と安全性のゆとり幅の減少/3.内生的な金融脆弱化と金融不安定性/4.サブプライム危機,安全性のゆとり幅,そしてポンツィ金融/5.資産証券化の下での安全性のゆとり幅/6.サブプライム不動産抵当証券担保債券(CMO)の安全性のゆとり幅/7.よみがえった流動性リスク,金利リスク,満期ミスマッチ/8.安全性のゆとり幅はどこにあったか/9.安全性のゆとり幅の本来的不足を暴露する/10.これは負債デフレか/11.結論 |
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第7章 なぜ緊急援助は機能しないのか-新たな金融システムの設計か常態への復帰か- |
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1.はじめに/2.診断は治療よりも重要である/3.大恐慌期からのいくつかの方策/4.金融構造の変化…/5.…現在の政策の重要な欠落要素/6.現在のシステムはなぜ失敗したのか/7.ニューディールからの最後の教訓 |
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第8章 サブプライム危機は金融規制改革のためのミンスキー・モーメントか |
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1.はじめに/2.銀行は何をしているのか(するべきか)/3.金融安定性か,効率性の上昇か/4.預金取扱銀行をその保護から救出するための規制緩和/5.保護者の助けによって保護から逃れる/6.規制当局はいかにして銀行の安定性の低下を促進し扇動したのか/7.証券化,および銀行預金勘定の代替としての短期金融資産投資信託/8.付随的な諸権限がグラス=スティーガル法の基礎を掘り崩す/9.グラス=スティーガル法の侵食は商業銀行を救うためであった/10.もしグラス=スティーガル法が商業銀行を救うために廃止されたのだとすれば,グラス=スティーガル法の復活に対する代案は何か/11.規制改革か |