書誌種別 |
図書 |
タイトル |
マックス・シェーラーの哲学的人間学 |
サブタイトル |
生命と精神の二元論的人間観をめぐって |
タイトルヨミ |
マックス シェーラー ノ テツガクテキ ニンゲンガク |
サブタイトルヨミ |
セイメイ ト セイシン ノ ニゲンロンテキ ニンゲンカン オ メグッテ |
人名 |
畠中 和生/著
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人名ヨミ |
ハタケナカ カズオ |
出版者・発行者 |
ナカニシヤ出版
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出版者・発行者等ヨミ |
ナカニシヤ シュッパン |
出版地・発行地 |
京都 |
出版・発行年月 |
2013.12 |
ページ数または枚数・巻数 |
14,372p |
大きさ |
22cm |
価格 |
¥4800 |
ISBN |
978-4-7795-0782-3 |
ISBN |
4-7795-0782-3 |
注記 |
文献:p354〜362 |
分類記号 |
134.9
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件名 |
人間論
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件名 |
Scheler Max
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件名 |
シェーラー マックス
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内容紹介 |
1928年に、心臓病で急逝したマックス・シェーラー。「人間とは何か」を問い続けた思考の到達点とは。著作や遺稿の丹念な読解をもとに、未完に終わったシェーラー後期思想の再構築に挑む。 |
著者紹介 |
1957年山口県生まれ。広島大学大学院文学研究科博士課程単位取得退学。同大学大学院教育学研究科教授。博士(文学)。著書に「人間論の21世紀的課題」など。 |
言語区分 |
JPN |
タイトルコード |
1009811739207 |
目次 |
序章 本書の目的と構成 |
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1 シェーラーの略歴と思想時期区分/2 本書の目的/3 本書の構成 |
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Ⅰ シェーラーの哲学的人間学 |
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第1章 哲学的人間学の問題意識 |
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1 諸学の基礎学としての哲学的人間学の構想/2 哲学的人間学と生物学 |
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第2章 人間観の類型論 |
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1 はじめに/2 ユダヤ教的=キリスト教的人間観/3 ホモ・サピエンス(叡智人)の人間観/4 ホモ・ファーベル(工作人)の人間観/5 生命主義的人間観/6 要請的無神論の人間観/7 おわりに |
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第3章 人間学思想 |
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1 はじめに/2 人間の本質存在論/3 人間の形而上学的特殊地位/4 おわりに |
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Ⅱ シェーラーの哲学的人間学における諸問題 |
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第4章 世界・環境世界・ミクロコスモス |
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1 はじめに/2 五つの相関的関係/3 人格と世界/4 身体と環境世界/5 ミクロコスモスとマクロコスモス/6 おわりに |
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第5章 心身的生命と形而上学的生命 |
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1 はじめに/2 心身的生命と新しい二元論/3 心的生命/4 動物と人間/5 形而上学的生命/6 おわりに |
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第6章 抵抗体験としての実在性と現象学的還元 |
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1 はじめに/2 主意的実在論の先駆者たち/3 実在性とは何か/4 実在性と現象学的還元/5 おわりに |
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第7章 ディオニュソス的還元と一体感 |
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1 はじめに/2 ディオニュソス的人間/3 ディオニュソス的還元/4 昇華とディオニュソス的還元/5 一体感について/6 おわりに |
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第8章 人間と絶対者 |
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1 はじめに/2 哲学的世界観/3 形而上学の構想/4 人間と絶対者/5 未完成の神と人間の責任/6 おわりに |
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第9章 苦悩の本質とその克服 |
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1 はじめに/2 苦悩の本質論/3 苦悩の技法論/4 外的闘争がもたらすもの/5 おわりに |
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第10章 調和の概念と人間学 |
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1 はじめに/2 理想的人間像としての「全人」と調和の時代/3 調和の概念と人間学/4 調和の概念と形而上学/5 おわりに |
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Ⅲ シェーラーとハイデガー |
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第11章 シェーラーとハイデガー |
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1 はじめに/2 交流のはじまり/3 『存在と時間』をめぐって/4 シェーラーのハイデガーへの影響/5 シェーラーの突然の死に際して/6 シェーラーの遺稿編集について/7 おわりに |
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第12章 シェーラーのハイデガー批判 |
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1 はじめに/2 ハイデガーの批判に対するシェーラーの反論/3 実在性と世界/4 実在性と不安/5 関心(ゾルゲ)/6 方法における主観主義と独在論/7 方法における経験主義と独断性/8 おわりに |
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終章 本書のまとめと今後の課題 |