書誌種別 |
図書 |
タイトル |
戦後日本の聴覚文化 |
サブタイトル |
音楽・物語・身体 |
タイトルヨミ |
センゴ ニホン ノ チョウカク ブンカ |
サブタイトルヨミ |
オンガク モノガタリ シンタイ |
人名 |
広瀬 正浩/著
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人名ヨミ |
ヒロセ マサヒロ |
出版者・発行者 |
青弓社
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出版者・発行者等ヨミ |
セイキュウシャ |
出版地・発行地 |
東京 |
出版・発行年月 |
2013.9 |
ページ数または枚数・巻数 |
321p |
大きさ |
19cm |
価格 |
¥3000 |
ISBN |
978-4-7872-7340-6 |
ISBN |
4-7872-7340-6 |
分類記号 |
762.1
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件名 |
音楽-日本
/
日本-歴史-昭和時代(1945年以後)
/
日本-歴史-平成時代
/
音楽社会学
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内容紹介 |
アメリカ文化と日本の音楽の関係から、初音ミク、「けいおん!」までを対象に、歴史や文化によって編み上げられる音や音楽に関する私たちの感性を明らかにする。聴覚文化を批評する音のカルチュラル・スタディーズ。 |
著者紹介 |
1973年岐阜県生まれ。名古屋大学大学院文学研究科博士課程後期課程単位取得後退学。博士(文学、名古屋大学)。椙山女学園大学国際コミュニケーション学部専任講師。専攻は日本文学研究等。 |
言語区分 |
JPN |
タイトルコード |
1009811713255 |
目次 |
序章 聴覚をめぐる物語 |
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第1部 日米関係と聴取者のアイデンティティ |
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第1章 英語を聴取してしまう耳 |
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1 問題設定/2 聞き手としての「米英」「東亜」/3 ネイティブ・スピーカー不在の英会話/4 小島信夫『アメリカン・スクール』の受容とその背景の英語観/5 教えることと話すこと/6 「外人みたいに英語を話す」ということ |
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第2章 通訳者の政治 |
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1 問題設定/2 江藤淳による『抱擁家族』論/3 通訳が媒介する場合としない場合/4 語り手の政治性/5 時子の語りかけの変質 |
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第3章 虚構的な「日系人」の戦略 |
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1 非共約性の顕在化/2 異種混交性を表象する主体/3 「ポップの戦術」としての意義 |
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第4章 「アメリカに侵された子供」の耳 |
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1 「パンパン」「オンリー」との関係/2 「占領軍の音楽」を聴くこと/3 『限りなく透明に近いブルー』自己評価の変質/4 「本土決戦」のイメージ |
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第5章 一九八〇年代の「植民地主義者」による「交通」 |
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1 相対化の視点/2 「脱コンテクスト化」という戦略/3 「翻訳」と市場、多元性・複数性であることの政治/4 コンテクストをめぐる態度変更 |
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第6章 被抑圧者が奏でる音楽 |
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1 「モノノケ」の視覚化とアイヌへの関心/2 「モノノケ」への呼び掛け/3 主体としての「モノノケ」 |
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第7章 「対抗文化」の記憶 |
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1 空間の占拠と他の集団との差別化/2 ロックミュージックのイデオロギー/3 身体性の模倣と音楽史的記憶への参照/4 聴覚的メディアと聴取者の欲望/5 “失われた起源”をめぐって |
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第2部 電子メディアと聴取者のリアリティ |
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第8章 「擬音」のリアリティ |
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1 問題提起a/2 問題提起b/3 初期ラジオドラマの実践/4 「効果音」がもたらすもの/5 「擬音」聴取の技術/6 朗読を相対化する/7 戦争の音、再び |
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第9章 ラジオから「肉声」を聴くということ |
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1 問題設定/2 ラジオ放送初期の受信機と聴取者の関係/3 発話者が現前化する空間/4 「肉声」「現前」を問うことの意義 |
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第10章 初音ミクとの接触 |
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1 初音ミクをめぐる想像力/2 新しい身体性の獲得へ/3 <擬人化>の誘惑/4 今後の課題 |
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補論 「空気系」という名の檻 |
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1 問題提起/2 「物語性の希薄さ」と「男性不在」による性的想像力の駆動/3 「空気系」という解釈からの逸脱 |