書誌種別 |
図書 |
タイトル |
社会的包摂の政治学 |
サブタイトル |
自立と承認をめぐる政治対抗 |
並列タイトル |
Politics of Social Inclusion |
タイトルヨミ |
シャカイテキ ホウセツ ノ セイジガク |
サブタイトルヨミ |
ジリツ ト ショウニン オ メグル セイジ タイコウ |
人名 |
宮本 太郎/著
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人名ヨミ |
ミヤモト タロウ |
出版者・発行者 |
ミネルヴァ書房
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出版者・発行者等ヨミ |
ミネルヴァ ショボウ |
出版地・発行地 |
京都 |
出版・発行年月 |
2013.7 |
ページ数または枚数・巻数 |
7,280,6p |
大きさ |
22cm |
価格 |
¥3800 |
ISBN |
978-4-623-06642-1 |
ISBN |
4-623-06642-1 |
注記 |
文献:p259〜275 |
分類記号 |
364.1
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件名 |
社会政策
/
社会的包摂
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内容紹介 |
生活困窮と排除の進行をどう食い止めるか。自立と承認をいかに実現するのか。改革論議を主導した著者が、アクティベーション、ワークフェア、ベーシックインカムの対抗のなかから、新しい包摂型社会のかたちを展望する。 |
著者紹介 |
1958年東京都生まれ。中央大学大学院法学研究科博士後期課程単位取得退学。中央大学法学部教授。著書に「福祉政治」「生活保障」など。 |
言語区分 |
JPN |
タイトルコード |
1009811695597 |
目次 |
序章 社会的包摂の政治学 |
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1 社会的包摂は主流化したか/2 社会的包摂の史的展開/3 なぜ社会的包摂か/4 社会的包摂の制度体系/5 四つの分岐点/6 三つの包摂戦略/7 福祉政治の変容/8 新しいガバナンスの必要 |
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第Ⅰ部 三つの包摂戦略 |
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第1章 社会的包摂をめぐる政治対抗 |
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1 政治対抗の新しい焦点/2 アメリカにおけるワークフェアの形成と分化/3 イギリスにおけるワークフェアの受容と「第三の道」/4 スウェーデンにおけるアクティベーションとワークフェア/5 政治対抗のゆくえ |
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第2章 社会的包摂の方法・場・組織 |
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1 福祉改革をめぐる収斂と分岐/2 就労義務か就労支援か/3 完全雇用社会か全面活動社会か/4 アソシエーションと架橋的労働市場/5 ポスト「第三の道」の対立軸 |
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第3章 ベーシックインカム資本主義の三つの世界 |
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1 ベーシックインカム対ベーシックインカム/2 所得保障の転換/3 アメリカの福祉改革/4 ワークフェア補強型ベーシックインカム/5 アクティベーション連携型ベーシックインカム/6 時間限定・一括給付の構想/7 新しい「三つの世界」の出現 |
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第Ⅱ部 排除と包摂の政治 |
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第4章 福祉レジームと社会的包摂 |
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1 福祉レジーム論の理論構造/2 福祉レジーム論の深化/3 社会的包摂と脱商品化 |
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第5章 日本の労働変容と包摂の政治 |
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1 戦後政治と労働の三つの世界/2 二つの世界への分断/3 三つの世界の解体/4 労働世界の分断とポピュリズム政治/5 複線・多層型の労働世界と包摂の政治 |
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第6章 新しい右翼と排除の政治 |
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1 新しい右翼とは何か/2 政党戦略と新しい右翼の類型/3 北欧の福祉ショービニズム |
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第7章 包摂型改革と言説政治 |
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1 福祉政治の変遷/2 三つの分析枠組み/3 言説政治論の系譜/4 社会的包摂をめぐる政治過程と言説政治/5 言説政治論の可能性 |
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第Ⅲ部 包摂型社会のデザイン |
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第8章 福祉ガバナンス |
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1 ガバナンスとは何か/2 社会的包摂への福祉ガバナンス/3 福祉ガバナンスの構造/4 福祉ガバナンスのゆくえ |
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第9章 社会的包摂とEUのガバナンス |
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1 焦点化する社会的包摂/2 新しいガバナンスの必然性/3 「開かれた調整手法」と新しいガバナンス/4 リスボン戦略の再スタート/5 包摂型の成長戦略へ |
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第10章 グリーンな社会的包摂は可能か |
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1 二〇世紀型福祉国家と生産主義/2 福祉・経済・環境の二項間連結/3 脱生産主義的福祉のビジョン/4 脱生産主義的福祉と社会的包摂/5 脱生産主義の多元的・重層的ガバナンス |
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終章 自立と承認をめぐる政治 |
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1 生活保護と自立助長/2 生活支援体系の提起/3 生活支援体系の可能性/4 承認の場の多元化 |