書誌種別 |
図書 |
タイトル |
犯罪学講義 |
タイトルヨミ |
ハンザイガク コウギ |
人名 |
上田 寛/著
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人名ヨミ |
ウエダ カン |
版次 |
第3版 |
出版者・発行者 |
成文堂
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出版者・発行者等ヨミ |
セイブンドウ |
出版地・発行地 |
東京 |
出版・発行年月 |
2013.3 |
ページ数または枚数・巻数 |
12,290p |
大きさ |
22cm |
価格 |
¥2700 |
ISBN |
978-4-7923-1978-6 |
ISBN |
4-7923-1978-6 |
分類記号 |
326.3
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件名 |
犯罪
/
刑事学
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内容紹介 |
犯罪現象論、犯罪原因論および犯罪対策論の3領域の主要な論点について基礎的な知識を提供し、犯罪学理論の概略を解説する。犯罪学の現代的水準を示すテキスト。数値統計や図表の差し替えなどの改訂を行った第3版。 |
著者紹介 |
1947年徳島市生まれ。立命館大学法科大学院教授、法学博士。著書に「ソビエト犯罪学史研究」「未完の刑法」などがある。 |
言語区分 |
JPN |
タイトルコード |
1009811663274 |
目次 |
1.犯罪学の課題、対象と体系 |
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1 犯罪学とは何か/2 犯罪学の対象/3 犯罪学の意味と科学におけるその位置 |
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2.犯罪現象をいかに捉えるか |
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1 今日の犯罪現象/2 犯罪現象の国際化/3 暗数の問題 |
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3.犯罪原因論の理論枠組み |
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1 犯罪に関わる個人的特質と環境的・社会的な条件/2 「原因」か「要因」か/3 統一的な犯罪原因論の可能性について |
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4.人間の生物学的な要素が犯罪に及ぼす影響 |
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1 犯罪に関わる生物学的要素/2 性差・年齢と犯罪/3 遺伝的素質と犯罪/4 性染色体の異常と犯罪 |
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5.精神の障害と犯罪 |
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1 問題の性格/2 精神障害とは何か/3 精神障害と犯罪/4 関連するいくつかの問題(余論) |
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6.環境的な要因と犯罪 |
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1 大脳活動を取り囲む環境-生化学的な犯罪学研究/2 自然環境と犯罪 |
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7.経済的諸条件と犯罪 |
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1 考察のための前提条件/2 経済変動・経済発展と犯罪/3 貧困・失業と犯罪/4 戦争と犯罪(余論) |
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8.地域社会・学校・家庭と犯罪・非行 |
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1 地域社会と犯罪・非行/2 学校と犯罪・非行/3 家庭と犯罪・非行 |
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9.都市化と犯罪、マスメディア・文化環境と犯罪 |
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1 都市化と犯罪/2 マスメディアと犯罪/3 文化環境と犯罪 |
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10.犯罪対策のシステム、機構と活動 |
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1 犯罪対策のシステム/2 警察・検察機関、裁判所による犯罪処理 |
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11.刑罰制度、刑罰としての生命刑と自由刑 |
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1 刑罰制度/2 生命刑/3 自由刑 |
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12.刑罰としての身体刑、名誉刑と財産刑 |
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1 身体刑/2 名誉刑/3 財産刑 |
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13.保安処分の諸問題 |
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1 保安処分の概念と種類/2 保安処分の歴史/3 事実上の保安処分/4 優生手術の問題 |
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14.自由刑にともなう犯罪者の施設内処遇 |
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1 刑罰の執行から犯罪者の処遇へ/2 刑事施設/3 施設内処遇の内容 |
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15.刑務作業と施設内処遇の将来 |
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1 刑務作業/2 自由刑の新しい執行方法/3 監獄法改正問題/未決拘禁の問題 |
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16.社会内処遇の諸問題 |
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1 社会内処遇とは何か/2 社会内処遇の実施にあたる機関/3 保護観察/4 社会内処遇のその他の方法 |
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17.犯罪学の成立と発展 |
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1 犯罪と犯罪学-問題の端緒/2 犯罪学の成立と展開 |
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18.アメリカ犯罪社会学の展開 |
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1 文化的学習理論/2 緊張理論/3 統制理論 |
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19.今日の犯罪学の諸潮流 |
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1 ラベリング理論/2 ニュー・クリミノロジーの理論/3 環境犯罪学の展開/4 アボリショニズムと修復的司法論 |
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20.犯罪の予防 |
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1 犯罪・非行の予測/2 Case‐work的な非行予防活動/3 警察による犯罪防止活動/4 犯罪の予防のための社会の組織化/5 環境設計による犯罪予防(C.P.T.E.D.)/6 「割れた窓」理論/7 性犯罪者の再犯の防止(余論) |
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21.被害者学と被害者補償制度の諸問題 |
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1 被害者学の成立と発展/2 被害者補償制度の諸問題/3 その他の被害者支援の施策 |
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22.特殊な犯罪・犯罪者類型とその対策(1) |
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1 少年非行の諸問題/2 ホワイトカラー犯罪・経済犯罪 |
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23.特殊な犯罪・犯罪者類型とその対策(2) |
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1 組織暴力団の犯罪/2 犯罪としての薬物濫用 |
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24.特殊な犯罪・犯罪者類型とその対策(3) |
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1 コンピュータ犯罪からインターネット犯罪、「ハイテク犯罪」へ/2 テロ犯罪、国際的組織犯罪 |
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25.犯罪学はどこへ行くか |
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1 近年の犯罪現象の動態の意味するもの/2 犯罪学の課題としての安全/3 犯罪学におけるパラダイムの転換 |