書誌種別 |
図書 |
タイトル |
ハイテク・クラスターの形成とローカル・イニシアティブ |
サブタイトル |
テキサス州オースティンの奇跡はなぜ起こったのか |
並列タイトル |
The formation of a high‐tech cluster and local initiatives:How has Austin grown into a high‐tech city? |
タイトルヨミ |
ハイテク クラスター ノ ケイセイ ト ローカル イニシアティブ |
サブタイトルヨミ |
テキサスシュウ オースティン ノ キセキ ワ ナゼ オコッタ ノカ |
人名 |
福嶋 路/著
|
人名ヨミ |
フクシマ ミチ |
出版者・発行者 |
東北大学出版会
|
出版者・発行者等ヨミ |
トウホク ダイガク シュッパンカイ |
出版地・発行地 |
仙台 |
出版・発行年月 |
2013.2 |
ページ数または枚数・巻数 |
4,406p |
大きさ |
21cm |
価格 |
¥5000 |
ISBN |
978-4-86163-200-6 |
ISBN |
4-86163-200-6 |
注記 |
文献:p339〜374 |
分類記号 |
601.5368
|
件名 |
産業政策
/
地域開発
/
情報産業
/
産業クラスター
/
オースティン(テキサス州)-産業
|
内容紹介 |
米国を代表するソフトウエア産業クラスターに成長したテキサス州オースティンの事例を通じて、60年にわたるクラスターの形成プロセスを多面的に検証する。 |
著者紹介 |
静岡県出身。東北大学大学院経済学研究科、教授。地域企業論を担当。専門は経営学。著書に「大学発ベンチャーとクラスター戦略」など。 |
言語区分 |
JPN |
タイトルコード |
1009811649540 |
目次 |
序章 |
|
1.はじめに/2.オースティンの概要/3.「オースティンの発展」を囲む時代背景:米国におけるニューエコノミーの登場とアメリカ地域経済に与えた影響/4.オースティンに関する既存研究と本書のスタンス/5.本研究の調査方法/6.本書の構成 |
|
第1章 既存研究のレビューと問題意識 |
|
1.クラスターの定義とクラスターのタイプ/2.産業集積の既存理論/3.クラスター形成についての理論/4.ハイテク産業におけるクラスター形成/5.ハイテク・クラスター形成におけるスピンオフ/6.本書の問題意識 |
|
第2章 企業誘致による産業振興:官公庁・大学の街からハイテクシティへ |
|
1.はじめに/2.20世紀初期のオースティンと地域経済発展の試み/3.国家プロジェクトの誘致/4.1980年代後半の景気後退/5.復活の試み |
|
第3章 オースティンにおける技術移転思想の変化:テクノポリスからインキュベーターへ |
|
1.はじめに/2.シーズの集積と技術移転:大学からの自発的な技術移転/3.民間のハイテク起業支援サービスの出現:ルビコングループ/4.MCCの誘致と技術移転/5.州政府による大学からの技術移転体制の制度化/6.新たなコラボレーションを作る:IC[2]とビジネススクールからの動き/7.考察 |
|
第4章 オースティンにおけるソフトウエア産業クラスターの生成 |
|
1.はじめに/2.オースティンにおけるソフトウエア産業の起源:1960年代から1970年代/3.磁石としてのMCCの成果と影響/4.大企業の役割/5.企業家の活動を加速させた環境要因/6.1990年当時のオースティンにおける初期起業家と支援産業 |
|
第5章 新たな成長ロジックの登場:スピンオフとクラスター形成 |
|
1.はじめに/2.オースティンにおけるスピンオフの発生:インキュベーターとしてのチボリとスピンオフ/3.スピンオフの背景/4.スピンオフ現象/5.チボリからの「スピンオフからのスピンオフ」/6.スピンオフにおける創業者の「共同創業(co‐founding)」/7.分析と考察 |
|
第6章 クラスター形成におけるシリアル・アントレプレナーの役割:社会における限られた起業能力の効果的活用 |
|
1.はじめに/2.クラスター形成におけるスピンオフとシリアル・アントレプレナーの役割/3.シリアル・アントレプレナーの機能/4.シリアル・アントレプレナーのパフォーマンス/5.シリアル・ダイレクターの役割/6.クラスター形成におけるシリアル・アントレプレナーの役割/7.オースティン・ソフトウエア産業におけるシリアル・アントレプレナー/8.チボリOBの中のシリアル・アントレプレナー/9.シリアル・アントレプレナーはなぜクラスター形成に有効なのか/10.シリアル・アントレプレナーを通じたクラスター形成:日本への応用可能性 |
|
第7章 テキサス州オースティンにおけるサポート産業の集積:利益追求志向エコノミー2は必要不可欠か? |
|
1.はじめに/2.VCの役割と集積プロセス/3.オースティンにおけるエンジェルの登場/4.法律事務所の集積/5.会計事務所の集積とクラスター形成に果たした役割/6.サービス産業はどのように動いているのか:サービス産業間の協力と競争/7.課題と結論 |
|
第8章 ビジネスに望ましい環境は技術移転を促進するか:テキサス州の二つの州立大学の比較研究 |
|
1.はじめに/2.産学連携のパフォーマンスに関する既存研究/3.事例/4.テキサス大学オースティン校内で生じた変化/5.ディスカッションと今後の展望/6.結論 |
|
終章 |
|
1.本研究の視座と問題意識/2.本研究の結論/3.インプリケーション/4.本研究の限界と今後の課題 |