書誌種別 |
図書 |
タイトル |
ユートピア学の再構築のために |
サブタイトル |
「リーマン・ショック」と「三・一一」を契機として |
シリーズ名 |
南山大学学術叢書 |
タイトルヨミ |
ユートピアガク ノ サイコウチク ノ タメ ニ |
サブタイトルヨミ |
リーマン ショック ト サン イチイチ オ ケイキ ト シテ |
シリーズ名ヨミ |
ナンザン ダイガク ガクジュツ ソウショ |
人名 |
菊池 理夫/著
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人名ヨミ |
キクチ マサオ |
出版者・発行者 |
風行社
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出版者・発行者等ヨミ |
フウコウシャ |
出版地・発行地 |
東京 |
出版・発行年月 |
2013.2 |
ページ数または枚数・巻数 |
436,8p |
大きさ |
22cm |
価格 |
¥4500 |
ISBN |
978-4-86258-071-9 |
ISBN |
4-86258-071-9 |
分類記号 |
309.2
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件名 |
ユートピア
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内容紹介 |
終焉なき「ユートピア」を構想し、あるいは実践し続けること、それは与えられた「現実」を相対化し、「先へ進む」ために不可欠である-。1976年〜2011年に著者が公表したユートピアに関する論考15編を収録する。 |
著者紹介 |
1948年生まれ。慶應義塾大学大学院法学研究科博士課程政治学専攻修了(法学博士)。南山大学教授。著書に「ユートピアの政治学」「共通善の政治学」など。 |
言語区分 |
JPN |
タイトルコード |
1009811645587 |
目次 |
序章 ユートピアの終焉と政治思想の未来 |
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エピローグ?/第一幕 「史劇」あるいは論文風に/第二幕 「喜劇」あるいはファルス風に/第三幕 「悲劇」あるいは予言者風に/第四幕 「ロマンス劇」あるいはアイロニーとして/プロローグ? |
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第一部 ルネサンス・ユートピアの諸相 |
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第1章 『ユートピア』のユートピア性 |
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はじめに/一 ヒューマニストの論理-レトリシャンとしてのヒューマニスト/二 ヒューマニストの政治思想-道化としてのヒューマニスト/三 ユートピアの政治思想-快楽主義者としてのユートピア人 |
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第2章 『ユートピア』と『法律』 |
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はじめに/一 『法律』との類似点/二 レトリシャンとしてのモア |
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第3章 死と政治 |
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第4章 ユートピアと「新世界」 |
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はじめに/一 コロンブスの「新世界」発見/二 アメリゴ・ヴェスプッチの「新世界」の記述/三 「新世界」の政治と『ユートピア』/おわりに |
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第5章 『ニュー・アトランティス』とルネサンス・ユートピア |
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はじめに/一 「ルネサンス・ユートピア」定義の試み/二 『ニュー・アトランティス』の特徴/おわりに |
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第6章 メティスの知 |
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はじめに/一 ベイコンの憲政思想/二 『随想集』各版の比較と顧問官の思想/おわりに |
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第7章 『テンペスト』あるいは操縦者の不安 |
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はじめに/一 魔術師プロスペロー/二 野蛮人キャリバン/三 魔術の放棄/おわりに |
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第8章 科学と政治 |
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はじめに/一 魔術と科学と政治/二 ベイコン主義者ハートリブのユートピア/おわりに |
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第9章 ベイコンとヴィーコ |
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一 ヴィーコの「四大著述家」/二 ベイコンの「詩学」/三 ヴィーコの「詩学」/おわりに |
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第二部 政治思想と現代のユートピア |
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第10章 レトリックとしての政治思想史 |
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はじめに/一 「言語論的転換」とレトリック/二 レトリックとしての政治思想史/三 私自身の『ユートピア』解釈 |
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第11章 政治概念の歴史的展開としてのユートピア |
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はじめに/一 古代のユートピア/二 中世のユートピア/三 近代のユートピア/四 現代のユートピア/おわりに |
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第12章 未完としてのユートピア民主主義 |
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はじめに/一 実現されたユートピア?/二 ユートピアと民主主義/三 ユートピア民主主義/おわりに |
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第13章 ユートピアの終焉? |
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はじめに/一 ユートピアの定義の必要性/二 ユートピアの歴史的変化/三 定義の試行/おわりに |
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第14章 ポストモダンとユートピア |
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はじめに/一 「ユートピア」の実現としてのソ連/二 現代ユートピアの諸相/おわりに |
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第15章 ユートピアニズムとコミュニタリアニズム |
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一 はじめに/二 『ユートピア』と共通善/三 実践としてのユートピア/おわりに |