| 書誌種別 |
図書 |
| タイトル |
北京における近代伝統演劇の曙光 |
| サブタイトル |
非文字文化に魂を燃やした人々 |
| タイトルヨミ |
ペキン ニ オケル キンダイ デントウ エンゲキ ノ ショコウ |
| サブタイトルヨミ |
ヒモジ ブンカ ニ タマシイ オ モヤシタ ヒトビト |
| 人名 |
吉川 良和／著
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| 人名ヨミ |
キッカワ ヨシカズ |
| 出版者・発行者 |
創文社
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| 出版者・発行者等ヨミ |
ソウブンシャ |
| 出版地・発行地 |
東京 |
| 出版・発行年月 |
2012.12 |
| ページ数または枚数・巻数 |
22,933,6p |
| 大きさ |
22cm |
| 価格 |
￥１５０００ |
| ISBN |
978-4-423-90029-1 |
| ISBN |
4-423-90029-1 |
| 注記 |
晩清民初の北京を中心にした演劇関連年表:p886〜909 文献:p910〜927 |
| 分類記号 |
772.2211
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| 件名 |
演劇-中国
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| 内容紹介 |
中国の伝統演劇は、社会の外的要因と演劇自体の内的要因の双方で、有機的に互いに誘発し合いながら、成就し、あるいは挫折し、近代化を目指した。その複雑な経緯を闡明する。 |
| 言語区分 |
JPN |
| タイトルコード |
1009811635148 |
| 目次 |
第一章 非文字文化による民衆啓蒙と演劇改良 |
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一 新聞事業の発展と文体問題／二 女子教育の必要性と北京の女学校設立／三 非識字者の実態と口頭新聞「講報」／四 宣講と日本の演説との相違／五 啓蒙運動と演劇との結合／六 陳独秀の演劇改良論と非識字者／七 「論戯曲」の歴史的意義 |
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第二章 晩清北京の劇界に対する四大禁令 |
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一 劇場の夜劇公演に対する禁令とその緩和／二 堂客の劇場入場に対する禁令とその解除／三 内城における劇場建設の禁令とその解除／四 坤角の劇場出演に対する禁令／五 堂客・坤角の出現と淫劇の禁演 |
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第三章 晩清における北京の劇場 |
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一 上演場所と義和団事件による劇場の焼失／二 劇団と劇場の関係の変異／三 劇場の商業主義化／四 晩清の劇場規則／五 商業劇場の一般的状況と問題点／六 文明茶園の出現と劇場内の変化／七 劇場の照明設備と広徳楼の画景 |
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第四章 晩清の啓蒙義務戯とその演劇史的意義 |
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一 従前の義務戯と田際雲／二 恵興女士事件と北京の反応／三 『恵興女士伝』の上演とその影響／四 『恵興女士伝』の内容／五 『女子愛国』の上演とその内容／六 『恵興女士伝』と『女子愛国』二劇の特徴／七 啓蒙義務戯の歴史的意義／八 役者の地位向上と自覚 |
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第五章 北京における娼妓義務戯と坤劇の出現 |
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一 晩清北京の妓館と江南娼妓の巡回活動／二 娼妓の演唱と優妓／三 娼妓義務戯の発端と実現への経緯／四 北京坤劇の嚆矢／五 娼妓の屈辱と奮闘 |
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第六章 近代北京における商業坤劇の初公演 |
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一 上演までの経緯／二 日華戯園の坤劇初公演の状況／三 日華坤劇の演目／四 入京坤角と坤劇公演の終演／五 坤劇の養成 |
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第七章 私寓制度と梅蘭芳の登場 |
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一 私寓制度／二 相公の評判記事と菊選／三 相公時代の梅蘭芳／四 私寓に対する批判と禁止／五 梅蘭芳の出師とブレインの形成 |
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第八章 晩清北京の【ホウ】子劇とその役者 |
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一 清代中期以後の【ホウ】子劇と役者／二 河北省と北京の【ホウ】子劇団と科班／三 【ホウ】子劇の商埠進出／四 晩清北京の劇団と【ホウ】子役者、および演目／五 都市型【ホウ】子腔の形成／六 男角【ホウ】子劇の凋落と歴史的意義 |
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第九章 主要役柄の変位と【ホウ】子劇花旦 |
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一 京劇公演の圧軸戯役柄の変化／二 京劇の役柄拘束と【ホウ】子劇の役柄兼演の相違／三 京劇と【ホウ】子劇の舞台言葉／四 【ホウ】子劇と京劇の花旦／五 【ホウ】子花旦の演目と登場する様々な女性／六 【ホウ】子劇花旦が演じる人物の多様性と役柄の融通性 |
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第十章 晩清各商埠の坤劇を中心とした演劇状況 |
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一 上海坤劇の概観／二 天津坤劇の概観／三 旧満州地区およびその他の坤劇／四 通信と交通手段の発達と劇界 |
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第十一章 警醒啓蒙演劇家王鐘声と北京の劇界 |
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一 上海学生演劇と近代劇の発端／二 王鐘声の初演までの道程／三 春陽社と『黒奴【ユ】天録』の上演／四 北上前の王鐘声の演劇／五 北方における新劇初公演と天津大観大舞台／六 北京初公演の状況／七 北京における演目の内容／八 鐘声新劇と北京劇界への影響／九 北京公演から刑死までの王鐘声 |
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第十二章 民国元年の禁令解除と坤角の登場 |
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一 書館管理規則と劇場管理規則／二 劇界諸般の解禁と旧制の廃止／三 坤角解禁の発端／四 坤角出演とその反響／五 男女配演から男女分演へ |
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第十三章 坤班独立の困難と破格の影響 |
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一 元年の北京劇界と育化会の思惑／二 男女分演の実施と正楽育化会の誤算／三 二劇種の混合公演／四 上海の観劇習慣と坤角の武劇 |
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第十四章 坤劇の問題点と充実への道 |
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一 演唱を主とした役柄とその問題点／二 坤班窮余の反串とその問題点／三 坤角と外江派／四 外江派の問題点とその特徴／五 北京観客の変化と外江派の浸透／六 戯包袱と優秀な脇役／七 「班」から「社」へ改称と坤劇の充実 |
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第十五章 梅蘭芳の改革と成功への道 |
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一 梅蘭芳の青年時代における京劇女方／二 譚鑫培との共演と梅党／三 梅蘭芳の芸域拡大と王瑤卿の改革／四 王瑤卿の「花衫」創出と梅蘭芳の継承／五 第一次上海行とその公演／六 第二次上海行とその公演／七 二度の上海公演での収穫／八 双慶社加入および崑曲の習芸の意義 |
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第十六章 北京における童伶の台頭 |
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一 童伶の入門／二 北京の科班／三 北京童戯の人気／四 富連成と三楽科班の女方童伶／五 童戯の勃興／六 尚小雲の成功と出科／七 小翠花・白牡丹の独立と正楽科班の解散／八 老生童伶の馬連良と譚富英の登場 |
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第十七章 楊韻譜と民初坤角二大花旦の登場 |
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一 北方各商埠での楊韻譜の巡演／二 江南公演と漢口時期の楊韻譜／三 入京以前の劉喜奎／四 楊韻譜の北方帰還と劉喜奎との共演／五 劉喜奎の入京／六 鮮霊芝の登場とその経歴 |
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第十八章 梅蘭芳の時装戯と古装戯 |
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一 新編戯の発端と翊文社での時装戯／二 双慶社での新編戯／三 斉如山の参与と時装戯との訣別／四 崑劇への傾倒と古装戯／五 綴玉軒の創作ブレイン／六 梅蘭芳新編戯の評価と非文字芸術の探究 |
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第十九章 民国初期の北京における新劇活動 |
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一 【ユウ】民社の新劇活動／二 関天僧、夏金声らと女性劇団の新劇活動／三 北京新劇における演唱問題とその矛盾／四 政治的圧迫と新劇の萎縮／五 北京新劇不振の原因と来京新劇家 |
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第二十章 劉喜奎以前の京津坤角新編戯 |
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一 優妓金月梅と新編戯／二 中和園和慶坤班の新編戯／三 入京後の劉喜奎と新編戯 |
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第二一章 志徳社と楊韻譜の新編戯 |
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一 楊韻譜と鮮霊芝の志徳社／二 劉鮮戦争と志徳社の成功／三 楊韻譜の新編戯を支えた坤角たち／四 南開本啓蒙新劇と志徳社の新編戯／五 南開本以外の楊韻譜の新編戯／六 楊韻譜と志徳社の功績 |
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第二二章 民国初期の北京劇界と新聞界 |
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一 劇界と新時代のメディア「新聞界」との結合／二 新聞界と演劇改革／三 坤劇の勃興から菊選へ／四 捧角家のファンクラプと角本／五 北京劇評倶楽部と新聞界の劇界に対する弊害 |
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第二三章 役者に対する差別と坤角の複雑な事情 |
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一 優伶、俳優、女優などの呼称について／二 晩清役者の身分／三 役者と倫理の問題／四 坤角のトラブルと領家の問題／五 坤角の結婚問題と末路／六 変わらぬ差別と坤劇社の奮闘 |
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第二四章 非文字文化の伝統演劇が輝かせた近代の曙光 |
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一 田際雲の演劇改革に対する貢献／二 交通通信の発達と南北演劇の交流／三 新たな観客の入場による変化と第一舞台／四 第一舞台の不振と舞台装置／五 童伶学校設立と劇界外部の演劇参与／六 北京劇界の旧観念の崩壊と新領域の創造／七 女性が放った近代の曙光 |
