書誌種別 |
図書 |
タイトル |
ソーシャルワーカー論 |
サブタイトル |
「かかわり続ける専門職」のアイデンティティ |
並列タイトル |
The Theory of SOCIAL WORKER |
タイトルヨミ |
ソーシャル ワーカーロン |
サブタイトルヨミ |
カカワリツズケル センモンショク ノ アイデンティティ |
人名 |
空閑 浩人/編著
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人名ヨミ |
クガ ヒロト |
出版者・発行者 |
ミネルヴァ書房
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出版者・発行者等ヨミ |
ミネルヴァ ショボウ |
出版地・発行地 |
京都 |
出版・発行年月 |
2012.11 |
ページ数または枚数・巻数 |
16,253p |
大きさ |
22cm |
価格 |
¥4200 |
ISBN |
978-4-623-06403-8 |
ISBN |
4-623-06403-8 |
分類記号 |
369.17
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件名 |
ケース・ワーカー
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内容紹介 |
ソーシャルワーカーの体験から導き出され、実践現場で積み重ねられるソーシャルワーカーとしての「知」のかたちを描くことを通して、「ソーシャルワーカー論」の展開を試みる。 |
著者紹介 |
1964年福岡県生まれ。同志社大学大学院博士後期課程満期退学。同大学社会学部教授。社会福祉士。編著に「ソーシャルワーク入門」など。 |
言語区分 |
JPN |
タイトルコード |
1009811620012 |
目次 |
序章 ソーシャルワーカーとその実践を支える「知」の形成 |
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1 ソーシャルワーク実践とソーシャルワーカー/2 「気づき・発見の専門職」としてのソーシャルワーカー/3 ソーシャルワーカーを支える「知」の構築に向けて |
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第1部 実習教育の現場で語られるソーシャルワーカー像 |
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第1章 ケースメソッドを活用した教育実践 |
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1 「ソーシャルワーカー像」が浮かび上がる学びを/2 ケースメソッドを活用したソーシャルワークの授業実践/3 ケースメソッドによる授業で活用した資料/4 ケースメソッドによる授業の効果測定と考察/5 今後の課題と考察 |
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第2章 施設職員が伝える援助者像 |
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1 「援助者」の姿を伝えるということ/2 利用者とのかかわりにおける姿勢を伝える/3 利用者と家族の間にいる援助者の姿を伝える/4 利用者の生活を支援するということを伝える/5 援助を行う「人」を伝えるということ |
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第3章 ソーシャルワーカーのアイデンティティ |
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1 ソーシャルワーカー自身によって紡がれた「言葉」への着目/2 実習指導者によって書かれたコメントの分析と考察/3 「ソーシャルワーカー」を伝えるソーシャルワーク実習 |
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第2部 ソーシャルワーカーであり続けるために |
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第4章 悩みを共有できる職場環境の重要性 |
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1 ソーシャルワーカーにとっての現任研修/2 問題や課題を個人化させないチームワークづくり/3 悩むことを支える現任研修と職場環境づくり/4 職場の組織力と自身の可能性への信頼 |
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第5章 現任研修におけるケースメソッドの有効性 |
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1 「対話」が育むソーシャルワーカーの実践力/2 ケースメソッドと現任研修/3 現任研修におけるケースメソッドの意義と効果/4 現任研修におけるケースメソッドの可能性 |
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第6章 ソーシャルワーカーである自分を語る |
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1 自分らしいソーシャルワーカー像の構築を目指して/2 定例カンファレンスの実際/3 ソーシャルワーカーであり続けるために |
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第3部 「かかわり続ける専門職」としてのソーシャルワーカー |
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第7章 ソーシャルワーカーとジレンマ |
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1 「ジレンマ」と「フラストレーション」/2 根源的な価値のジレンマ/3 適切な介入レベルというジレンマ/4 居心地のよさと世間の厳しさ/5 援助の組織で生じるジレンマ/6 ジレンマに「ゆらぐ」ことの意味 |
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第8章 ジレンマとの共存 |
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1 ジレンマの「解消」ではなく「うまく付き合う」ための方法/2 誠実なソーシャルワーカーであることの証/3 専門職としての意思決定プロセス/4 専門職の視点に固執することの弊害/5 私たちの見方に含まれる偏り/6 社会福祉専門職のジレンマの特徴/7 多様な視点を生み出す方法/8 合理化する作業の否定とソーシャルワーカーにとっての意義/9 対人援助の際に生じるジレンマを乗り越えるために |
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第9章 「状況との対話」を可能にする専門性と実践力 |
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1 ソーシャルワーカーに求められるもの/2 現任ソーシャルワーカーへのグループインタビューの実施/3 ソーシャルワーカーとしての自らの成長につながる実践経験/4 実践のなかから育まれる専門性と実践力/5 「状況との対話」を可能にする専門性と実践力 |
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第10章 アイデンティティを育む職場環境づくり |
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1 「現場に身を置くこと」を通して形成される専門性と実践力/2 「現場に身を置くこと」の意味/3 ソーシャルワーカーになることを支える学び/4 職場における「実践の意味」の共有/5 ソーシャルワーカーの育ちを支える職員集団の形成 |
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終章 ソーシャルワーカーを支える「知」の集積 |
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1 その時代のソーシャルワーカーを「論じ続ける」こと/2 ソーシャルワーカーの体験と実践をめぐる現実を知ること/3 ソーシャルワーカーの「かかわり続ける」営みを支えること/4 「ソーシャルワーカー論」の意義と課題 |