書誌種別 |
図書 |
タイトル |
グローバル・サウスにおける重層的ガヴァナンス構築 |
サブタイトル |
参加・民主主義・社会運動 |
シリーズ名 |
MINERVA人文・社会科学叢書 |
シリーズ番号 |
182 |
タイトルヨミ |
グローバル サウス ニ オケル ジュウソウテキ ガヴァナンス コウチク |
サブタイトルヨミ |
サンカ ミンシュ シュギ シャカイ ウンドウ |
シリーズ名ヨミ |
ミネルヴァ ジンブン シャカイ カガク ソウショ |
シリーズ番号ヨミ |
182 |
人名 |
松下 冽/著
|
人名ヨミ |
マツシタ キヨシ |
出版者・発行者 |
ミネルヴァ書房
|
出版者・発行者等ヨミ |
ミネルヴァ ショボウ |
出版地・発行地 |
京都 |
出版・発行年月 |
2012.10 |
ページ数または枚数・巻数 |
12,342p |
大きさ |
22cm |
価格 |
¥7000 |
ISBN |
978-4-623-06464-9 |
ISBN |
4-623-06464-9 |
注記 |
文献:p287〜324 |
分類記号 |
319
|
件名 |
グローバリゼーション
/
リージョナリズム
|
内容紹介 |
リージョナリズムの再生に注目し、この現象がグローバル化といかなる相互関係を持つのか、グローバルな諸関係に変容をもたらす可能性があるのか、ローカルな諸動向といかなる対応関係を持ちうるのかを検討する。 |
著者紹介 |
1947年東京都生まれ。明治大学大学院政治経済学研究科政治学専攻博士後期課程単位取得退学。立命館大学国際関係学部教授。著書に「現代ラテンアメリカの政治と社会」など。 |
言語区分 |
JPN |
タイトルコード |
1009811605606 |
目次 |
序章 新自由主義を超えるために |
|
1 グローバル化時代におけるローカルなアプローチ/2 グローバル・サウスの市民社会論をいかに発展させるか/3 民主主義(理論)における参加/4 新しい社会運動/5 グローバル・サウスにおける「国家-社会」関係再考/6 民主的ガヴァナンスと人間の安全保障/7 本書の目的と構成 |
|
第Ⅰ部 グローバル/リージョナル/ローカル関係の現在 |
|
第1章 グローバル化とリージョナリズム |
|
1 グローバル時代のリージョナリズム/2 グローバル化とリージョナリズムの関係性/3 現代リージョナリズムが提起する可能性 |
|
第2章 リージョナリズムと国家 |
|
1 リージョナリズムは国民国家を超えるか/2 リージョナリズムと国家の位置・役割/3 リージョナリズムと非国家アクター/4 重層化するリージョナリズム/5 グローバル・サウスから見た比較の視点 |
|
第3章 リージョナリズムとガヴァナンス |
|
1 グローバル化を飼い馴らす「政治の復権」/2 リージョナル・ガヴァナンスからグローバル・ガヴァナンス/3 リージョナル・ガヴァナンスの現実的な役割/4 市民社会型リージョナル/ローカル・レスポンス |
|
第Ⅱ部 民主主義・社会運動と参加型ガヴァナンス |
|
第4章 ローカルな民主的ガヴァナンス構築と社会運動 |
|
1 20世紀の民主主義論の反省と射程/2 「民主主義を民主化する」/3 グローバル・サウスが提起する民主主義/4 ラテンアメリカからの問題提起と挑戦/5 グローバル・サウスの社会運動 |
|
第5章 ブラジルにおける社会運動と労働運動の交差 |
|
1 新たな挑戦の開始/2 触媒としての軍政をくぐり抜けて/3 「新しい労働運動」の出現と労働者党の誕生/4 労働者党の誕生とその発展/5 労働者党の組織とイデオロギーの特徴/6 労働者党の課題/7 民主的ローカル・ガヴァナンスに向けて |
|
第6章 ブラジルにおけるローカル・ガヴァナンス構築の実験 |
|
1 参加型制度の探究/2 民主主義の政治的・制度的諸条件創出と「市民社会」の貢献/3 市民社会と政治社会の相互作用/4 参加型制度の現状と特徴/5 参加型制度の評価をめぐる議論/6 多様な参加型デザインの展開/7 市民社会の役割と参加型民主主義の類型/8 参加型ガヴァナンスの今後 |
|
第7章 ケーララにおける「政治社会-市民社会」関係の変容 |
|
1 なぜケーララか/2 ケーララの歴史と現代的意義/3 労働者階級の動員と政治発展/4 市民社会・アソシエーションとの連携/5 ケーララにおける「政治社会-市民社会」関係の特徴 |
|
第8章 インド・ケーララの民主的ローカル・ガヴァナンス |
|
1 ケーララ・モデルからキャンペーンへ/2 戦略的転換と社会運動派の台頭/3 市民社会の拡大と動員型市民空間/4 ケーララにおける新たな「地平」の可能性/5 ケーララ評価のむずかしさ |
|
第9章 参加型ローカル・ガヴァナンスが提起する挑戦と課題 |
|
1 民主主義再考/2 制度と運動・動員の問題/3 「政治社会-市民社会」関係再考/4 知識と権力/5 共有型政治権力モデル/6 政治文化の変革/7 「国家-市民社会」の新しい関係 |
|
第10章 動揺する人間の安全保障 |
|
1 新自由主義と対峙するグローバル・サウス/2 越境する安全保障型ガヴァナンスと二極化するラテンアメリカ/3 民主的空間を切り開く社会運動/4 「人間の安全保障」構築と重層的ガヴァナンス構築/5 民主主義の実験場へ |
|
終章 グローバル/リージョナル/ローカルの重層的ガヴァナンスに向けて |