書誌種別 |
図書 |
タイトル |
闘うヴィクトリア朝女性作家たち |
サブタイトル |
エリオット、マーティノー、オリファント |
タイトルヨミ |
タタカウ ヴィクトリアチョウ ジョセイ サッカタチ |
サブタイトルヨミ |
エリオット マーティノー オリファント |
人名 |
松本 三枝子/著
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人名ヨミ |
マツモト ミエコ |
出版者・発行者 |
彩流社
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出版者・発行者等ヨミ |
サイリュウシャ |
出版地・発行地 |
東京 |
出版・発行年月 |
2012.9 |
ページ数または枚数・巻数 |
275,30p |
大きさ |
20cm |
価格 |
¥3000 |
ISBN |
978-4-7791-1815-9 |
ISBN |
4-7791-1815-9 |
注記 |
エリオット、マーティノー、オリファント関連年表:巻末p11〜15 文献:巻末p16〜30 |
分類記号 |
930.26
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件名 |
Eliot George
/
Martineau Harriet
/
Oliphant Margaret
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件名 |
エリオット ジョージ
/
マーティノー ハリエット
/
オリファント マーガレット
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内容紹介 |
ヴィクトリア朝の3人の女性作家、エリオット、マーティノー、オリファント。互いに認め合い、ライヴァル視する彼女たちの作品から、家父長制への批判と受容、女性像の造形、女性の自己実現の過程と社会の関係を考察する。 |
著者紹介 |
愛知県立大学外国語学部英米学科教授、同大学院国際文化研究科教授。共著に「恋愛・結婚・友情」「長い十八世紀の女性作家たち」など。 |
言語区分 |
JPN |
タイトルコード |
1009811595330 |
目次 |
序章 |
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Ⅰ ジョージ・エリオット |
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第一章 『フロス河の水車場』におけるマギー、語り手、ジョージ・エリオット |
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Ⅰ 語り手の位置/Ⅱ 駆け落ち、恍惚、そして判断停止/Ⅲ 主体性を勝ち得るために/結び |
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第二章 ポリフォニーとしての『ミドルマーチ』-諷刺家メアリ・ガースの役割と意味 |
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Ⅰ ポリフォニーとしての『ミドルマーチ』/Ⅱ メアリ・ガースの社会的地位と自己決定権/Ⅲ メアリ・ガースの言説の分析/Ⅳ 諷刺家メアリ・ガース、「リスペクタビリティ」への懐疑/結び |
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第三章 『ダニエル・デロンダ』の矛盾-ユダヤ人の紳士デロンダの限界 |
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Ⅰ ジェントルマンの系譜/Ⅱ 支配の構造/Ⅲ 隠されたつながり/Ⅳ 『ダニエル・デロンダ』とダニエル・デロンダ/結び |
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Ⅱ ハリエット・マーティノー |
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第四章 『経済学例解』における経済学と文学の融合-『ガーヴェロッホのエラ』と『ガーヴェロッホの喜びと悲しみ』 |
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Ⅰ 強い女主人公エラの登場-『ガーヴェロッホのエラ』/Ⅱ 啓蒙されたエラ-『ガーヴェロッホの喜びと悲しみ』/Ⅲ 『経済学例解』の文学性-ユニテリアニズムと教育/結び |
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第五章 フェミニストの社会学者が書いた小説『ディアブルック』 |
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Ⅰ ハリエット・マーティノー再評価-横溢する社会への関心/Ⅱ ヴィクトリア朝女性作家のフロンティアとして/Ⅲ 『ディアブルック』-コミュニティとシスターフッドの小説/結び |
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第六章 『時の人』におけるハイチの黒人指導者の栄枯盛衰 |
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Ⅰ 黒人指導者トゥサン・ルヴェルチュールの再評価/Ⅱ 『時の人』は奴隷制廃止のために書かれたのか/Ⅲ 『ディアブルック』から『時の人』へ/結び |
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Ⅲ マーガレット・オリファント |
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第七章 モック・ヒロイックで女を語る小説『マージョリバンクス嬢』 |
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Ⅰ ヴィクトリア朝女性作家としてのオリファント夫人/Ⅱ モック・ヒロイックで女を語る/Ⅲ 『マージョリバンクス嬢』における性の政治学/結び |
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第八章 センセーショナル・プロットを支配する母親の物語『セイレム・チャペル』 |
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Ⅰ 二つの物語/Ⅱ 教養小説なのか/Ⅲ 煽情小説なのか/Ⅳ 母親が物語を圧倒する/結び |
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第九章 『フィービー嬢』における当世風娘と女性の神秘的な力 |
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Ⅰ フィービー嬢は「女らしい」か/Ⅱ 非国教会の体制化/Ⅲ 女性の神秘的な力/結び |