書誌種別 |
図書 |
タイトル |
ウェストミンスター・モデルの変容 |
サブタイトル |
日本政治の「英国化」を問い直す |
シリーズ名 |
立命館大学法学叢書 |
シリーズ番号 |
第14号 |
タイトルヨミ |
ウェストミンスター モデル ノ ヘンヨウ |
サブタイトルヨミ |
ニホン セイジ ノ エイコクカ オ トイナオス |
シリーズ名ヨミ |
リツメイカン ダイガク ホウガク ソウショ |
シリーズ番号ヨミ |
14 |
人名 |
小堀 眞裕/著
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人名ヨミ |
コボリ マサヒロ |
出版者・発行者 |
法律文化社
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出版者・発行者等ヨミ |
ホウリツ ブンカシャ |
出版地・発行地 |
京都 |
出版・発行年月 |
2012.7 |
ページ数または枚数・巻数 |
4,316p |
大きさ |
22cm |
価格 |
¥4200 |
ISBN |
978-4-589-03444-1 |
ISBN |
4-589-03444-1 |
注記 |
文献:p295〜312 |
分類記号 |
314.33
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件名 |
イギリス議会
/
国会
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内容紹介 |
誤って持ち込まれた「ウェストミンスター・モデル」理解が、日本政治に好ましくない影響をもたらしてきたことを踏まえ、近年の「ウェストミンスター・モデル」の改革の諸点と日本政治との関連を考察する。 |
言語区分 |
JPN |
タイトルコード |
1009811571758 |
目次 |
序章 300年間動いてきたウェストミンスター・モデル |
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第Ⅰ部 ウェストミンスター改革 |
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第1章 1950年代ウェストミンスター・モデルの確立 |
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1 ウェストミンスター・モデルとは何か/2 19世紀の議院内閣制の形成/3 二大政党制と小選挙区制の一般化/4 1911年議会法の制定/5 戦後の保守党・労働党二大政党制の確立 |
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第2章 地方から揺さぶられるウェストミンスター・モデル |
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1 本章の概観/2 戦後直後の地域主義に対する主要政党の対応/3 権限委譲運動で危機に立つ二大政党/4 1979年権限委譲レファレンダムの敗北/5 1997年権限委譲レファレンダムでの勝利/6 ウェールズ自治権の拡大とスコットランド独立への動き/7 日本における地方分権と英国における「権限委譲」 |
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第3章 2010年総選挙と戦後初の連立政権発足 |
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1 本章の概観/2 ブラウン政権の発足と2009年欧州議会選挙/3 総選挙に向けた論争/4 2010年総選挙/5 保守党・自民連立政権の発足 |
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第4章 2011年小選挙区制廃止をめぐる国民投票 |
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1 本章の概観/2 低下する投票率,二大政党の正統性危機/3 憲章88と選挙制度改革/4 国民投票を決めた連立政権合意/5 2011年選挙制度改革国民投票の結果について |
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第5章 英国貴族院改革 |
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1 本章の概観/2 1911年議会法,金銭法案,そして下院の「財政的特権」/3 戦後の英国の貴族院/4 ブレア政権下での貴族院改革/5 危機に瀕する「ソールズベリ慣行」/6 貴族院におけるギロチンの危機/7 2011年5月『貴族院改革草案』の発表 |
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第6章 英国首相解散権の廃止 |
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1 本章の概観/2 固定任期議会法の内容/3 固定任期議会法案の提案に至る経緯/4 上下両院政治・憲法改革委員会,および議会での審議/5 政治学上の意義と国際比較 |
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第7章 英国におけるレファレンダム(国民・住民投票) |
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1 本章の概観/2 英国におけるレファレンダムの経緯/3 ブレア政権以前の英国におけるレファレンダムの特徴/4 ブレア政権におけるレファレンダム/5 ブレア政権のUターン/6 「民衆の拒否権」としてのレファレンダムの名残 |
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第Ⅱ部 日本政治におけるウェストミンスター化 |
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第8章 ウェストミンスター・モデルと日本政治 |
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1 ウェストミンスター・モデルの3つの影響/2 下院の優越と,衆議院の優越/3 首相の解散権/4 小選挙区制と二大政党制/5 「ねじれ」とウェストミンスター・モデル/6 比例代表による二大ブロック制 |
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第9章 ウェストミンスター化か,「コンセンサス・モデル」か |
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1 日本政治とレイプハルトのコンセンサス型民主主義/2 レイプハルトの民主主義分類への批判論/3 「合意」の貧困 |
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補論 英国のマニフェスト政治 |
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1 日本のマニフェスト政治/2 数値目標,達成期限,財源の記されたマニフェストは,英国にはない/3 野党の政策には詳細な財源は求められない/4 英国で,マニフェストに政党は拘束されるか |
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終章 「少数」が動かしたウェストミンスター改革 |
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1 「拒否権プレイヤー」論によるウェストミンスター改革/2 「政治的憲法」としてのウェストミンスター・モデル |
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備考1 各選挙制に関する解説 |
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1 小選挙区制/2 対案投票制/3 単記移譲式投票制/4 対案投票制プラス/5 混合議員比例代表制(小選挙区併用型比例代表制)/6 政党リスト比例代表制(拘束あるいは非拘束名簿式比例代表制)/7 並立投票制(小選挙区比例代表並立制)/8 単記非移譲式投票制(中選挙区制)/9 若干の整理 |
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備考2 2011年固定任期議会法Fixed‐term Parliaments Act 2011 |
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備考3 OECD諸国における国会議員数の比較 |