書誌種別 |
図書 |
タイトル |
現代表面科学シリーズ 1 表面科学こと始め |
タイトルヨミ |
ゲンダイ ヒョウメン カガク シリーズ ヒョウメン カガク コトハジメ |
人名 |
日本表面科学会/編集
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人名 |
久保田 純/担当編集幹事
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人名ヨミ |
ニホン ヒョウメン カガクカイ |
人名ヨミ |
クボタ ジュン |
出版者・発行者 |
共立出版
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出版者・発行者等ヨミ |
キョウリツ シュッパン |
出版地・発行地 |
東京 |
出版・発行年月 |
2012.6 |
ページ数または枚数・巻数 |
12,259p |
大きさ |
21cm |
価格 |
¥3500 |
ISBN |
978-4-320-03369-6 |
ISBN |
4-320-03369-6 |
分類記号 |
428.4
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件名 |
表面物理学
/
表面(工学)
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内容紹介 |
研究・開発の現場で活かせる現代表面科学の体系を学べるテキスト。1は、表面で起こる現象を解明して科学技術に応用した表面科学の開拓者たちの研究を取り上げ、現代の表面科学の生い立ちを明らかにする。 |
言語区分 |
JPN |
タイトルコード |
1009811566572 |
目次 |
序章 開拓者たちのひらめきに学ぶ |
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第1章 白熱電球開発に見る表面科学の原点 |
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1.1 はじめに/1.2 炭素フィラメントからタングステンフィラメントへ/1.3 おわりに |
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第2章 オージェ効果の証明と固体表面分析法への応用 |
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2.1 オージェ遷移過程を明らかにした霧箱実験/2.2 Landerによるオージェ電子の研究 |
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第3章 X線光電子分光法の開発史 |
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3.1 はじめに/3.2 SiegbahnのXPS開発の経緯/3.3 磁場電子エネルギー分光器の開発/3.4 アメリカにおけるXPSの開発/3.5 大型磁場電子エネルギー分光器の開発/3.6 静電場電子エネルギー分光器の開発/3.7 おわりに |
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第4章 電子回折の発見と電子の波動性の証明 |
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4.1 はじめに/4.2 Davisson-Germerの実験/4.3 Davissonの苦悩/4.4 再実験/4.5 Thomsonの実験/4.6 DavissonとThomson/4.7 おわりに |
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第5章 電子回折の実験に成功 |
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5.1 はじめに/5.2 菊池正士の最初の電子回折の論文/5.3 線状および環状パターンの発見/5.4 精度を上げた実験による菊池線の観測/5.5 反射高速電子回折の実験/5.6 RHEEDストリークの問題/5.7 おわりに |
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第6章 電界放射顕微鏡からアトムプローブへ |
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6.1 はじめに/6.2 電界放射顕微鏡の誕生/6.3 電界イオン顕微鏡の開発/6.4 アトムプローブの発明/6.5 おわりに |
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第7章 走査型プローブ顕微鏡の誕生 |
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7.1 はじめに/7.2 STM開発の周辺環境/7.3 STM装置技術開発/7.4 AFMの黎明期/7.5 日本におけるSTM黎明期/7.6 おわりに |
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第8章 熱電子の研究とリチャードソン効果の発見 |
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8.1 はじめに/8.2 研究の価値と時代背景/8.3 加熱された金属から放出される電流:Richardsonの研究/8.4 おわりに |
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第9章 赤外分光法による固体表面吸着種を調べる方法の開拓 |
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9.1 はじめに/9.2 赤外分光法が用いられる前の研究/9.3 赤外分光法の初期/9.4 Eischensらが発表した最初の研究/9.5 初期の研究例/9.6 初期に見出された赤外分光法による吸着研究の利点/9.7 赤外分光法のその後の発展/9.8 赤外反射吸収分光法の発展/9.9 HREELSによるPt単結晶上に吸着したCO/9.10 表面赤外分光法の将来 |
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第10章 紫外光電子分光,放射光表面科学の先駆者 |
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10.1 はじめに/10.2 Spicerの略歴/10.3 光電子放出機構の解明/10.4 負の電子親和力(NEA):高感度光電管の開発/10.5 放射光表面科学のパイオニアとして/10.6 おわりに:その後の放射光表面科学の発展 |
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第11章 表面理論の幕開け |
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11.1 はじめに/11.2 ニューンズ模型とは/11.3 ニューンズ模型の解析/11.4 遷移金属表面の水素吸着系の理論予測/11.5 ニューンズ模型の展開/11.6 金属表面の第一原理的電子状態理論の誕生/11.7 表面のジェリューム模型とコーン-シャーム方程式/11.8 ジェリューム表面の電子密度分布とポテンシャル/11.9 おわりに:LangとKohnの論文が先導したもの |
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第12章 アンモニアの成分元素(窒素,水素)からの合成 |
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12.1 はじめに/12.2 飢餓の訪れと窒素固定/12.3 窒素と水素とからアンモニアを作る試み/12.4 Haberについて/12.5 HaberとNernst/12.6 ハーバー法の開発/12.7 ハーバー法の工業化/12.8 その後のHaber/12.9 その後の発展 |
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第13章 触媒反応の機構解明と固体表面のリアルタイム観察 |
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13.1 Ertlの代表的研究/13.2 アンモニア合成の機構解明/13.3 COの酸化反応の機構解明/13.4 非線形な表面反応現象/13.5 おわりに |
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第14章 電気二重層理論の黎明 |
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14.1 はじめに/14.2 電気二重層論文以前:シュテルン-ゲルラッハの実験/14.3 電気二重層の理論:GC理論のシュテルン補正/14.4 GCS理論その後 |
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第15章 LB膜作製技法(単分子累積法)の開発 |
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15.1 はじめに/15.2 Blodgettの略歴:科学研究に捧げた生涯/15.3 論文の構成と内容/15.4 おわりに |
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終章 開拓者たちの研究の広がり |