書誌種別 |
図書 |
タイトル |
黒曜石原産地遺跡・「白滝コード」を読み解く |
サブタイトル |
幌加沢遺跡遠間地点の発掘調査と研究 |
タイトルヨミ |
コクヨウセキ ゲンサンチ イセキ シラタキ コード オ ヨミトク |
サブタイトルヨミ |
ホロカザワ イセキ トオマ チテン ノ ハックツ チョウサ ト ケンキュウ |
人名 |
木村 英明/著
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人名ヨミ |
キムラ ヒデアキ |
出版者・発行者 |
六一書房
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出版者・発行者等ヨミ |
ロクイチ ショボウ |
出版地・発行地 |
東京 |
出版・発行年月 |
2012.3 |
ページ数または枚数・巻数 |
10,417p 図版16p |
大きさ |
30cm |
価格 |
¥9000 |
ISBN |
978-4-86445-013-3 |
ISBN |
4-86445-013-3 |
注記 |
文献:p319〜328 |
分類記号 |
210.23
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件名 |
白滝遺跡
/
石器
/
黒曜石
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内容紹介 |
巨大な黒曜石の露頭や産出地に囲まれた白滝・幌加沢遺跡遠間地点。日本列島最大の旧石器時代の石器製造センターの実態を、大量の資料を駆使しながら解き明かす意欲的な総括的調査報告書。 |
著者紹介 |
1943年札幌生まれ。札幌大学大学院修士課程文化学研究科長を経て、ロシア科学アカデミーシベリア支部考古学・民族学研究科名誉研究員。博士(史学)。 |
言語区分 |
JPN |
タイトルコード |
1009811540583 |
目次 |
Ⅰ.遺跡と発掘 |
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1.遺跡の位置と周辺の遺跡/2.黒曜石と原産地遺跡/3.発掘調査に至る経緯/4.これまでの発掘調査/5.発掘調査の方法/6.遺跡にみられる地層/7.発掘調査で出土した遺物 |
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Ⅱ.出土遺物各論 |
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1.細石刃核,細石刃,そしてそれらの関連資料/2.細石刃核ブランク(残核),スポール類,そして接合資料から細石刃生産システムの多様性を読み解く/3.石刃核,石刃,そして接合資料からみた石刃生産システム/4.その他の石器 |
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Ⅲ.関連出土資料の分析 |
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<事例1>幌加沢遺跡遠間地点出土の彫器に残された痕跡から機能を探る/<事例2>幌加沢遺跡遠間地点出土後期旧石器時代の炭化材樹種同定/<事例3>放射性炭素年代測定 |
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Ⅳ.黒曜石と技術から探る旧石器人類の動きと石材獲得・消費の戦略-「まとめ」にかえて |
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1.新(第二次)「遠間コレクション」の学術的位置づけ/2.幌加沢遺跡遠間地点の人びとの石材獲得地はどこか/3.幌加沢遺跡遠間地点から石材や石器類は,いずこに搬出されたか/4.白滝,その後-白滝産黒曜石の獲得と運搬(その1)/5.白滝,その後-白滝産黒曜石の獲得と運搬(その2)/6.湧別技法とその広がりをめぐる諸問題/補記 調査参加者 |
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付編 遠間栄治に導かれた白滝石器製造センターの発見と日本旧石器文化研究の夜明け |
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1.遠間栄治と白滝遺跡群/2.米村喜男衛との出会い/3.私設・遠軽郷土博物館の開設と閉館/4.八幡一郎と北海道の「細石器」/5.日本列島における旧石器存否論争/6.「ニッポンナントロプス・アカシエンス」の発見/7.もうひとりの在野の考古学者・松平義人と大山柏らとの相克/8.岩宿の発見/9.北海道の「岩宿」-樽岸遺跡で発掘された北海道初の旧石器/10.難解な旧石器時代の用語/11.時代の呼称問題/12.岩宿,樽岸後の北海道での旧石器研究/13.洞爺丸台風と幌加沢遺跡遠間地点の発見/14.吉崎昌一の登場/15.旧遠間コレクションと吉崎との出会い/16.白滝での旧石器研究の本格的幕開け(第一期黄金時代)/17.白滝初の学術調査/18.道具を作り始めた人類と石器のタイプ/19.地層累重の法則と白滝の段丘地形・層位/20.国際共同調査のはじまりと放射性炭素年代/21.黒曜石の「サビ」から年代を測る/22.発掘ラッシュ,「白滝形舟底石器」の発見と編年研究への展開/23.白滝団体研究に向けての課題/24.壮大な社会的実験,白滝団体研究の展開と成果/25.海を渡る白滝の石器/26.揺れ動く編年案と「白滝形舟底石器(エングレーヴァー)」の機能論争/27.「白滝形舟底石器」に残る擦痕-使用痕かすべり止めか/28.「湧別技法」の命名/29.細石刃文化の「日本自生」説の登場/30.細石刃文化の「日本自生」説への批判とそれへの応答/31.新たな遺跡研究の方法とさらなる「湧別技法」の研究/32.遺跡研究の新たな理論-「常呂パターン」/33.再び脚光を浴びる新遠間コレクションと「湧別技法」/34.終章 |