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書誌情報サマリ

タイトル

博物館活動における「市民の知」のあり方

人名 菅井 薫/著
人名ヨミ スガイ カオル
出版者・発行者 学文社
出版年月 2011.12


書誌詳細

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書誌種別 図書
タイトル 博物館活動における「市民の知」のあり方
サブタイトル 「関わり」と「価値」の再構築
タイトルヨミ ハクブツカン カツドウ ニ オケル シミン ノ チ ノ アリカタ
サブタイトルヨミ カカワリ ト カチ ノ サイコウチク
人名 菅井 薫/著
人名ヨミ スガイ カオル
出版者・発行者 学文社
出版者・発行者等ヨミ ガクブンシャ
出版地・発行地 東京
出版・発行年月 2011.12
ページ数または枚数・巻数 7,293p
大きさ 22cm
価格 ¥5000
ISBN 978-4-7620-2224-1
ISBN 4-7620-2224-1
注記 文献:p274〜286
分類記号 069
件名 博物館
内容紹介 近代的博物館像、博物館活動を消費する市民像/利用者像を克服すること-異なる選択肢を示すこと-は可能なのか、という問いを追究する論考。理想論や理念にとどまらず、これまでの取組みを具体例として可能性を見つけていく。
著者紹介 1981年生まれ。お茶の水女子大学大学院人間文化研究科博士後期課程修了。博士(学術)。同大学大学院人間文化創成科学研究科研究院研究員。専門は博物館研究。
言語区分 JPN
タイトルコード 1009811502013
目次 序章 問題の所在
1.博物館というイデオロギー/2.博物館活動における「行為する主体」の見直し/3.博物館が抱える問題構造/4.近代的博物館像,消費する市民像/利用者像の克服は可能か
第1章 本論の概要
1.本論の目的と視点/2.研究対象の設定/3.本論の研究対象となる市町村立博物館の現況/4.本論の研究方法/5.本論の構成
第1部 博物館活動と市民の関係性をめぐる議論の源流
第2章 つくられる博物館像
1.拡張化していく博物館像:自治体による博物館の位置づけ/2.日本における博物館像の歴史的変遷/3.理想とする博物館像の模索:博物館研究からのアプローチ/4.考察
第3章 博物館活動に対する市民の関わり
1.問題の所在と目的/2.なぜ市民との関わりが問われるのか/3.市民との関わりを示す言葉/4.博物館は誰と共に活動を行っていくのか:博物館研究からの指摘/5.博物館と市民の関わりについての政策/制度的位置づけ
第4章 市民との関わりを持つ博物館活動の全体像
1.本章の目的/2.調査の概要/3.結果と分析:市民との関わりを持つ活動枠組みとその特徴/4.考察
第5章 博物館による市民像/利用者像の把握
1.本章の目的/2.利用者像の把握に向けた研究/3.「コミュニケーション理論」と「来館者研究」/4.博物館でのボランティア活動の実態/5.博物館でのボランティア活動をめぐる先行研究/6.博物館において「ボランティア」を論じる困難
第2部 博物館活動の脱構築と再構築に向けた理論的基盤
第6章 市民の知識と専門性をめぐる議論の実態と課題:「市民の知」という可能性
1.問題の所在と目的/2.博物館における学芸員の立場と専門性/3.なぜ市民の知識/専門性が問われるのか/4.市民の知識/専門性の論じられ方/5.「市民の知」を問うための視座:専門性/専門知との対比からの脱却/6.性質としての「アマチュアリズム」
第7章 博物館における多元的「リテラシー」論の適用性と課題
1.問題の所在と目的/2.博物館における多元的「リテラシー」論の解釈内容と背景/3.意図された「リテラシー」論の課題/4.博物館における「リテラシー」論をめぐる論点と課題の整理/5.結論:博物館における「リテラシー」論の再構築
第8章 活動理論からの博物館活勤の把握
1.本章の目的/2.活動理論の概要/3.活動理論を分析に用いる理由/意義/4.活動理論にもとづいた従来の博物館活動の把握/5.新たな活動に向けた脱構築のきっかけはどこにあるのか/6.活動理論と「アプロプリエーション」概念の関連
第3部 「市民の知」のあり方と博物館活動の再構築
第9章 博物館における「市民調査」論の諸相と新たな射程
1.問題の所在と目的/2.「市民調査」論の位相/3.博物館における「市民調査」論の背景/4.博物館における「ボランティア」論としての「市民調査」論/5.博物館における「市民調査」論の新たな射程:社会的機能の問い直しという文脈からの提起/6.本章の総括
第10章 美術館における調査活動を通じた「市民の知」のあり方と根拠
1.問題の所在と目的/2.本論で扱う市民の「知」のあり方/3.本研究の調査方法/4.結果と分析/5.結論:「市民の知」のあり方と根拠
第11章 活動理論による「市民調査」活動システムの分析:博物館活動の再構築
1.問題の所在と目的/2.分析方法/3.大貫松三展開催以前の活動システムの分析と結果/4.大貫松三展開催に向けた「市民調査」活動システムの分析/5.結論:脱構築的活動が従来の博物館活動にもたらす変革
終章 総合考察
1.各章から得られた知見/2.本論の目的に対する結論と総合考察/3.本論の理論的/実践的意義/4.今後に残された課題



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内容細目

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