書誌種別 |
図書 |
タイトル |
情報セキュリティの思想 |
サブタイトル |
インターネットにおける社会的信頼の創造 |
タイトルヨミ |
ジョウホウ セキュリティ ノ シソウ |
サブタイトルヨミ |
インターネット ニ オケル シャカイテキ シンライ ノ ソウゾウ |
人名 |
小山 昌宏/著
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人名ヨミ |
コヤマ マサヒロ |
出版者・発行者 |
勁草書房
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出版者・発行者等ヨミ |
ケイソウ ショボウ |
出版地・発行地 |
東京 |
出版・発行年月 |
2011.9 |
ページ数または枚数・巻数 |
5,197p |
大きさ |
22cm |
価格 |
¥3600 |
ISBN |
978-4-326-60236-0 |
ISBN |
4-326-60236-0 |
分類記号 |
007.3
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件名 |
情報と社会
/
インターネット
/
情報セキュリティ(コンピュータ)
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内容紹介 |
インターネットの出現は何かを変えたのか? 情報セキュリティの現状と課題を、人間とITの関係から捉えなおし、近未来社会存続のための「信頼」形成を取り戻す可能性について考察する。 |
言語区分 |
JPN |
タイトルコード |
1009811467125 |
目次 |
序章 情報化社会におけるインターネット空間の「情報セキュリティ」 |
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第1章 現代における情報社会概念の再検討 |
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1.1 情報をめぐる定義の錯綜/1.2 情報化と情報化社会の見通し/1.3 「情報化社会と情報社会」概念の差異/1.4 「情報化社会と情報社会」概念の同語反復について/1.5 情報化社会の行く末 |
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第2章 大衆社会の発生から「分衆社会」の成立へ |
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2.1 大衆,大衆文化の語源/2.2 大衆の出現と大衆社会の成立条件/2.3 大衆社会から「分衆社会」へ/2.4 大衆文化の成立の前提/2.5 大衆文化成立の前提/2.6 大衆文化の終焉と分衆文化の成立/2.7 大衆特性と市民特性の二重性を併せ持つ分衆特性 |
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第3章 典型的市民社会論の隘路 |
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3.1 典型的「市民社会論」にみられる「革新性/保守性」の限界/3.2 市民の語源,大衆の語源/3.3 市民と大衆を包摂する「社会」の語源/3.4 日本における「市民」と「大衆」の発生と進展/3.5 市民社会と大衆社会のねじれ/3.6 大衆文化の成熟による「大衆的市民」と「市民的大衆」の融合 |
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第4章 情報化社会における「情報的主体」の成立に関する考察 |
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4.1 情報化社会における「知識」「高度文明」「人間性」/4.2 高度市民社会としての情報化社会の可能性/4.3 インターネット活用に関する「幻想」とインターネット空間の「現実」/4.4 インターネット社会のマス・メディア化と社会学的アプローチの臨界/4.5 社会学的アプローチから経済・市場,法・倫理学的アプローチへ |
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第5章 インターネットにおけるサイバー空間とヴァーチャル化の意義 |
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5.1 「サイパースペース」の両義性/5.2 インターネット空間における人間主体の社会的機能/5.3 インターネットの学習効果,知識形成過程に関する二つの見解/5.4 インターネットのヴァーチャリティ,リアリティ,アクチュアリティ/5.5 情報技術の中立性と人間の価値表象/5.6 インターネット社会における人間主体の変容,現実社会への倫理的影響/5.7 おわりに |
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第6章 インターネット・コミュニケーションの考察 |
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6.1 インターネット・コミュニケーションの前提としての「遊び」/6.2 2ちゃんねる/6.3 2ちゃんねる「祭り」の特徴と傾向/6.4 「2ちゃんねる」と「ゲーム的人間像」/6.5 2ちゃんねるからTwitter的世界観への転回 |
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第7章 インターネットにおける「公共圏・私事圏・親密圏」 |
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7.1 インターネットにおける初期「公共圏」の理想と実際/7.2 気脈の通じたコミュニティか,開かれたコモンズか/7.3 私事の秘匿(プライバシー)と私情の公開(ディスクロージャー)/7.4 インターネット「公共圏」と「私事圏」を媒介する「親密圏」の形成について/7.5 コミュニティ(親密圏)から眺望する公私問題/7.6 役割行為の遵守か役割行為からの逸脱か |
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第8章 インターネット社会における「情報セキュリティ」の思想 |
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8.1 技術とは何か/8.2 技術の社会性/8.3 情報技術と情報システムの意味/8.4 ネットワーク組織とインターネットワーキング/8.5 インターネットの社会的機能とインターネット利用による価値形成/8.6 社会的信頼形成とインターネット空間における「信頼」形成/8.7 インターネット空間における「人格信頼」形成/8.8 社会的信頼形成/8.9 インターネット空間の信頼性の鍵となる「信認」とコミュニティ/8.10 インターネットにおける「情報技術」の価値形成と社会的信頼 |