書誌種別 |
図書 |
タイトル |
21世紀の哲学史 |
サブタイトル |
明日をひらく知のメッセージ |
タイトルヨミ |
ニジュウイッセイキ ノ テツガクシ |
サブタイトルヨミ |
アス オ ヒラク チ ノ メッセージ |
人名 |
伊藤 周史/編
齋藤 直樹/編
菅原 潤/編
|
人名ヨミ |
イトウ シュウジ サイトウ ナオキ スガワラ ジュン |
出版者・発行者 |
昭和堂
|
出版者・発行者等ヨミ |
ショウワドウ |
出版地・発行地 |
京都 |
出版・発行年月 |
2011.4 |
ページ数または枚数・巻数 |
6,244,4p |
大きさ |
21cm |
価格 |
¥2800 |
ISBN |
978-4-8122-1105-2 |
ISBN |
4-8122-1105-2 |
分類記号 |
102
|
件名 |
哲学-歴史
|
内容紹介 |
新進の若手研究者たちによる新しい哲学史のテキスト。「神の死」を宣言したニーチェ以前の哲学を時代順に、それ以後の現代思想を並列的に記述し、西洋哲学史を初めて学ぶ人にも全体像が伝わるように配慮。 |
著者紹介 |
東北大学大学院文学研究科助教。 |
言語区分 |
JPN |
タイトルコード |
1009811418562 |
目次 |
第一講 なぜ今、哲学史なのか |
|
1 哲学の現在、哲学史の現在/2 哲学と思想、現代思想の区別/3 現代思想の限界/4 哲学の時代の予感/5 哲学史のスタイルについて/6 本書の構成について |
|
第一部 古代から近代までの展開 |
|
第二講 古代ギリシア哲学 |
|
1 ソクラテス以前の哲学者たち/2 アテナイの哲学/3 ヘレニズム時代の哲学-エピクロス派とストア派/4 古代ギリシア哲学の終焉 |
|
第三講 中世哲学 |
|
1 キリスト教、およびその周辺諸国の思想/2 アウグスティヌスの回心/3 トマスとアリストテレス哲学の関係/4 トマスにおける神と人間/5 天使論を介したトマス哲学とイスラム哲学との比較 |
|
第四講 近世哲学-科学の時代における心と世界 |
|
1 はじめに/2 科学の時代における哲学/3 懐疑という始まり/4 心と観念/5 心身二元論の構図/6 科学的世界像における人間の位置 |
|
第五講 カント |
|
1 カントの哲学を学ぶとはどういうことか/2 『純粋理性批判』/3 『実践理性批判』/4 『判断力批判』 |
|
第六講 ドイツ観念論 |
|
1 ドイツ観念論という思想運動/2 フィヒテ/3 シェリング/4 ヘーゲル/5 ドイツ観念論の時代精神 |
|
第七講 ニーチェ-「ニヒリズム」の哲学 |
|
1 「ニヒリズム」の一般的歴史/2 ニーチェの「ニヒリズム」-その思想的源泉/3 「ニヒリズム」の展開-「真理への意志」と「受動的ニヒリズム」/4 「ニヒリズム」の完成形態-「能動的ニヒリズム」と「芸術的身体」/5 おわりに-「超人」のニヒリズム |
|
第二部 現代哲学の射程 |
|
第八講 解釈学-哲学的解釈学の生成と展開 |
|
1 はじめに/2 ディルタイ-解釈学の哲学化/3 ハイデガー-解釈学の存在論化/4 ガダマー-解釈学の歴史化 |
|
第九講 現象学 |
|
1 現象学素描/2 フッサール/3 フッサール現象学の影響 |
|
第一〇講 科学哲学-「科学」とは一体何か |
|
1 はじめに/2 「科学」の誕生/3 ポパーの反証主義/4 科学哲学の革命-クーンのパラダイム論/5 ポスト・クーン世代の非合理主義的科学論の展開/6 ポスト・クーン世代の合理主義的科学論の展開/7 おわりに |
|
第一一講 政治哲学-功利主義とロールズを中心に |
|
1 概要/2 政治哲学が取り組む問題/3 功利主義/4 ロールズの正義論/5 ロールズに対する諸批判/6 政治哲学の意義 |
|
第一二講 社会哲学 |
|
1 はじめに/2 現代への予兆/3 理性の揺らぎ/4 理性への信頼と回復/5 理性とは別の仕方で-フランスの「社会」から/6 二一世紀社会へのかかわり-むすびにかえて |
|
第三部 哲学の問題群 |
|
第一三講 フェミニズム哲学-平塚らいてうの「塩原事件」を手掛かりにして |
|
1 すれ違う女の事情-女性研究者の増加とフェミニズムの衰退/2 第一期と第二期のフェミニズム/3 フェミニズムからジェンダー研究へ/4 閨秀文学会について-『青鞜』の事実上の前身/5 塩原事件の顚末/6 塩原事件の今日的評価-ジェンダー研究との対比で |
|
第一四講 日本哲学 |
|
1 「フィロソフィー」と哲学/2 日本の哲学と日本の文化/3 西田幾多郎の哲学 |
|
補講 昭和思想史との接点 |
|
1 「哲学」は認知されたか/2 教養主義のもとでの哲学の受容/3 マルクス主義を介しての教養主義の変貌/4 シェストフを経由した思想状況の変化/5 三木清と知識人の戦争協力/6 転向と戦争責任の追及-戦後思想の出発点 |