書誌種別 |
児童図書 |
タイトル |
日本の文豪こころに響く言葉 1 夏目漱石・森鷗外ほか |
タイトルヨミ |
ニホン ノ ブンゴウ ココロ ニ ヒビク コトバ ナツメ ソウセキ モリ オウガイ ホカ |
人名 |
長尾 剛/著
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人名ヨミ |
ナガオ タケシ |
出版者・発行者 |
汐文社
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出版者・発行者等ヨミ |
チョウブンシャ |
出版地・発行地 |
東京 |
出版・発行年月 |
2010.8 |
ページ数または枚数・巻数 |
89p |
大きさ |
20cm |
価格 |
¥1500 |
ISBN |
978-4-8113-8702-4 |
ISBN |
4-8113-8702-4 |
分類記号 |
910.26
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件名 |
日本文学-歴史-近代
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内容紹介 |
日本の文学史に残る文豪の作品から、珠玉の名文・名文句を集め、解説を付して伝えます。書籍・文豪紹介も充実。1は、夏目漱石・森鷗外・永井荷風・有島武郎などの著作を取り上げます。 |
著者紹介 |
東京都生まれ。作家。著書に「これなら読める古典シリーズ」「あなたの知らない漱石こぼれ話」など多数。 |
言語区分 |
jpn |
タイトルコード |
1009811332410 |
目次 |
吾輩は猫である。名前はまだない。 |
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わたしのことは構わないで、おまえ一人ですることを、わたしと一緒にするつもりでしておくれ。 |
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全く、私は皆さんを欺いていたのです。 |
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そして美しく見張った目の底には、無限の残惜しさが含まれているようであった。 |
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のんきと見える人々も、心の底を叩いてみると、どこか悲しい音がする。 |
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人間は好き嫌いで働くものだ。論法で働くものじゃない。 |
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真に民子は野菊の様な児であった。 |
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さみしい時はさみしがるがいい。運命がおまえを育てているのだよ。 |
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智に働けば角が立つ。情に棹刺せば流される。意地を通せば窮屈だ。とかくに人の世は住みにくい。 |
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かくのごとくに先から先へと考えてみれば、人はどこまで行って踏み止まることができるものやら分からない。 |
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熊本より東京は広い。東京より日本は広い。日本より頭の中のほうが広いでしょう。 |
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貧しきが中にも楽しきが今の生活。捨て難きは、エリスが愛。 |
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ただ、あなただけに私の過去を物語りたいのです。 |
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産は女の出陣だ。いい子を産むか死ぬか、そのどっちかだ。 |
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自己の尽くすだけを尽くして潔く運命に従おう。 |
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女はもとより曲者である。男に「え?」と言わせたまま、しばらく何も言わぬ。 |
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恋の満足を味わっている人は、もっと温かい声を出すものです。 |
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情は情、義は義である。 |
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来年の今月今夜になったらば、僕の涙で必ず月は曇らして見せる。 |
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死んでも君達に同情してもらいたくない。僕は一人で耐える。そして、そのさみしさから何かを生む。 |
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「何のために学校へ通ったのか」と聞かれれば「試験のために」と言うより外はない。 |
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唯いつとなく二人の中に、大川一つ横たわりて、舟も筏もここでは御法度、岸に添うて思い思いの道を歩きぬ。 |
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片思いでも思い切るのはつらいもの。思い切った胸の中は、さながら火が消えたように冷たく味気なくなった。 |
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財産がのうても亭主の心がけが良かったら、一生苦労せいでも済むけにな。 |
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たとえどのような貧苦の中でも二人そろって育てる子は、長者の暮らしといいまする。 |
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幼なじみも、ついには赤の他人に等しいものになるだろう。 |
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美しい女の笑顔を眺めると、訳もなく幸福な恋を空想するのである。 |
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生きている事と死んでしまっている事と、それは両極ではなかった。それほどに差はないように感じた。 |
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びっくりしたいというのが、僕の願いなんです。 |
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もしかしたら、自分のしたことが善事だという変な意識があって、それを本当の心から批判され、裏切られ、嘲られているのが、こうしたさみしい感じで感ぜられるのかしら? |
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おお、薔薇、汝病めり! |
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それは、もはや人間の心ではなかった。喜怒哀楽の情の上にあって、ただ鉄槌を振るっている勇猛精進の菩薩心であった。 |
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とにかく自分には後悔がある。できるだけ、生きているうちにそれを償っておかなければ。 |
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男はなぜ女みたいにきれいにしないのだろうと思った。 |
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書籍紹介 |
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文・豪・紹・介 |