書誌種別 |
図書 |
タイトル |
イギリスの炭鉱争議<1984〜85年> |
シリーズ名 |
法政大学大原社会問題研究所叢書 |
タイトルヨミ |
イギリス ノ タンコウ ソウギ センキュウヒャクハチジュウヨン ハチジュウゴネン |
シリーズ名ヨミ |
ホウセイ ダイガク オオハラ シャカイ モンダイ ケンキュウジョ ソウショ |
人名 |
早川 征一郎/著
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人名ヨミ |
ハヤカワ セイイチロウ |
出版者・発行者 |
御茶の水書房
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出版者・発行者等ヨミ |
オチャノミズ ショボウ |
出版地・発行地 |
東京 |
出版・発行年月 |
2010.7 |
ページ数または枚数・巻数 |
15,328p |
大きさ |
22cm |
価格 |
¥6200 |
ISBN |
978-4-275-00888-6 |
ISBN |
4-275-00888-6 |
注記 |
文献:p311〜319 |
分類記号 |
366.66
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件名 |
労働争議
/
労働運動-イギリス
/
鉱山労働
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内容紹介 |
1984〜85年に起きたイギリスの炭鉱争議について、発生前史から発生、展開、終焉、後日談までを検討し、時間的変化=歴史的動態の中にそれを位置づける。 |
言語区分 |
jpn |
タイトルコード |
1009811322612 |
目次 |
プロローグ 若干の「現況」と本書の課題 |
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第1部 イギリスの炭鉱争議(1984〜85年)=発生前史 |
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第1章 政府の国有産業対策と労使関係法制の展開 |
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はじめに/1 いわゆるリドレイ・プランについて/2 サッチャー政権と労使関係法制の展開/3 イワン・マクレガーの石炭庁(NCB)総裁への就任/4 良好なタイミングの到来 |
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第2章 経済・労働関係指標とエネルギー・石炭政策,労使交渉機構 |
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はじめに/1 炭鉱争議に先立つイギリス経済・労働事情/2 エネルギー戦略と石炭政策/3 石炭庁(NCB)の組織と交渉,協議機構 |
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第3章 石炭産業における労働組合とNUM(全国炭坑夫労働組合) |
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はじめに/1 石炭産業における労働組合/2 NUMの組織,闘争,リーダーシップ/3 アーサー・スカーギルNUM委員長/4 再び,良好なタイミングの到来について |
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第2部 イギリスの炭鉱争議(1984〜85年)=発生,展開,終焉 |
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第4章 全国ストライキ突入,労使交渉の重大な決裂(1984年3月〜84年10月) |
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はじめに/1 イギリス炭鉱争議(1984〜85年)をめぐる時期区分/2 石炭庁(NCB)の“合理化案”とNUMの全国ストライキ突入/3 ピケッティング,移動警察隊,裁判所の禁止命令/4 他組合の支援,連帯問題(3〜4月)/5 NCBとNUMの話し合い決裂(1984年7月)/6 ワーキング・マイナーズの動向/7 二度にわたる全国ドック・ストライキ/8 TUC年次大会(1984年,ブライトン)/9 NCBとNACODSの合意,NGBとNUMの決定的決裂(1984年10月) |
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第5章 労使交渉の重大な決裂から84年末へ(1984年10月〜12月) |
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はじめに/1 労使交渉の重大な決裂と新たな局面への突入/2 NUMへの罰金と組合資産凍結問題/3 NUM特別代議員大会(11月5日)とNCBの職場復帰者数の発表/4 クリスマス・ボーナス攻勢と職場復帰者の増大/5 NUM代議員大会(12月3日)/6 ノッティンガムシャー・エリアの規約改定問題/7 小結 |
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第6章 ワーキング・マイナーズの増大とスト中止,職場復帰(1985年1月〜3月) |
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はじめに/1 NUM左派のスカーギルNUM委員長批判の表面化/2 労使予備交渉とその決裂(1月29日)/3 TUCの仲介とNCBの新提案,NUMの新提案拒否(2月20〜21日)/4 ストライキング・マイナーズの相次ぐ職場復帰/5 スト中止,無協定職場復帰の動きと特別代議員大会(1985年3月3日) |
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第7章 スト中止,85年7月のNUM年次大会(1985年3月〜7月) |
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はじめに/1 賃金引き上げ交渉の妥結と無期限残業拒否闘争の中止/2 ピット閉鎖問題とNACODSの動向/3 被解雇者の復職問題/4 対立深まるNUM主流派と反主流派/5 NUM規約改定問題/6 NUM,1985年年次大会(7月)/7 NUMの分裂,UDMの結成 |
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第8章 イギリス炭鉱争議(1984〜85年)の背景,論点,基本的性格 |
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はじめに/1 争議の背景/2 争議に関連する諸論点(1)/3 争議に関連する諸論点(2)/4 争議に関連する諸論点(3)/5 争議に関連する諸論点(4)/6 争議に関連する諸論点(5)/7 争議に関連する諸論点(6)/8 争議に関連する諸論点(7)/9 イギリス炭鉱争議(1984〜85年)の基本的性格/10 イギリス労使関係における“ボランタリズム” |
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第3部 イギリスの炭鉱争議(1984〜85年)=後日談 |
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第9章 炭鉱争議・UDM結成後の炭鉱労使関係 |
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はじめに/1 NCBの新経営戦略と労使関係政策/2 UDMの承認,団体交渉権をめぐる問題/3 UDM賃金交渉の先行・妥結とNUM全国賃金交渉の不成立/4 新懲戒規程をめぐる問題/5 柔軟な働き方をめぐる問題/6 アーサー・スカーギルNUM委員長の再選問題/7 1992年のピット閉鎖とNUMの闘争/8 UDM,NCB(BCC)との協調関係とその終焉/むすび |
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第10章 石炭産業の民営化と炭鉱労使関係 |
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はじめに/1 石炭産業の民営化=The Coal Industry Act 1994と民営化/2 民営化をめぐるNUM,UDMの基本的態度/3 民営化後の炭鉱経営/4 民営化後の炭鉱労使関係(1)=総体的枠組み/5 企業・組織の組合承認と団体交渉権の所在/6 全国賃金交渉の行方/7 UK Coal社の労使関係戦略/8 民営化後の炭鉱労使関係(2)=個別炭鉱における労使関係/むすび |
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エピローグ イギリスの石炭産業=その後と現在および展望 |
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はじめに/1 イギリスにおけるエネルギー需給状況と石炭産業/2 国有・公企業の民営化と石炭産業の民営化/3 エネルギー供給の長期展望と石炭の可能性/4 イギリス石炭産業の現状と展望/むすび 21世紀におけるイギリス石炭産業の展望と労使関係 |