書誌種別 |
図書 |
タイトル |
人工授精におけるドナーの匿名性廃止と家族 |
サブタイトル |
オーストラリア・ビクトリア州の事例を中心に |
タイトルヨミ |
ジンコウ ジュセイ ニ オケル ドナー ノ トクメイセイ ハイシ ト カゾク |
サブタイトルヨミ |
オーストラリア ビクトリアシュウ ノ ジレイ オ チュウシン ニ |
人名 |
南 貴子/著
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人名ヨミ |
ミナミ タカコ |
出版者・発行者 |
風間書房
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出版者・発行者等ヨミ |
カザマ ショボウ |
出版地・発行地 |
東京 |
出版・発行年月 |
2010.6 |
ページ数または枚数・巻数 |
8,354p |
大きさ |
22cm |
価格 |
¥6000 |
ISBN |
978-4-7599-1799-4 |
ISBN |
4-7599-1799-4 |
注記 |
文献:p249〜273 |
分類記号 |
495.48
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件名 |
人工授精
/
家族関係
/
知る権利
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内容紹介 |
人工授精におけるドナーの匿名性廃止は何をもたらすのか。生まれてくる子どもと家族を取り巻く社会問題を、オーストラリアの事例をもとに解き明かす。 |
著者紹介 |
1978年愛媛県生まれ。お茶の水女子大学大学院人間文化研究科博士後期課程修了。博士(学術)。同大学大学院人間文化創成科学研究科研究院研究員。 |
言語区分 |
jpn |
タイトルコード |
1009811318324 |
目次 |
序章 家族の視点から見た生殖補助医療における問題 |
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第1節 問題の所在/第2節 研究課題の設定 |
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第1章 「DIと家族」に関する先行研究の検討と研究の視角・方法 |
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第1節 先行研究の検討/第2節 研究の視角と研究方法/第3節 用語説明 |
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第2章 DIを巡る現状と背景 |
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第1節 日本におけるドナーの匿名性廃止に向けた法制度化の流れ/第2節 世界におけるドナーの匿名性廃止に向けた法制度化の流れ/第3節 DI子の出自を知る権利 |
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第3章 ドナーの匿名性からの「脱皮」と家族の揺らぎ |
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第1節 イギリス社会におけるDIに対する認識の変遷/第2節 ドナーの「非人間化」とレシピエント/第3節 男性不妊とDI家族/第4節 DI家族とその子ども/第5節 新しいドナーの存在/第6節 ドナーの「人間化」と揺らぐ父親の男性性/第7節 ドナーの「人間化」と新しいDI家族の在り方 |
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第4章 ドナーの匿名性廃止の法制度化がもたらした課題 |
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第1節 ビクトリア州のInfertility(Medical Procedures)Act1984及びInfertility Treatment Act1995について(DI子が自己の出自に関する情報を得るためにどのような登録制度が設けられ、機能しているのか)/第2節 DI子の出自を知る権利はどう守られたのか/第3節 法律の施行がもたらした子どもの出自を知る権利における格差/第4節 ドナーの匿名性廃止の法制度化がドナーによる精子提供に及ぼす影響と対策/第5節 ビクトリア州の事例分析が示唆するもの |
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第5章 オーストラリア・ビクトリア州のシングル女性、レズビアン女性のDI利用を巡って生じた「新たな課題」 |
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第1節 レズビアン家族とDI/第2節 McBain裁判とシングル女性、レズビアン女性の生殖補助技術へのアクセス権/第3節 シングル女性、レズビアン女性の生殖補助技術へのアクセス権と子どもの父を持つ権利/第4節 シングル女性、レズビアン女性のDIへのアクセスのその後/第5節 Patrick事件にみられるレズビアン女性とドナーのDI子を巡る対立/第6節 DI家族と残された課題 |
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第6章 Assisted Reproductive Treatment Act2008制定によるオーストラリア・ビクトリア州のDI利用における「新たな取り組み」 |
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第1節 Assisted Reproductive Treatment Act2008の制定/第2節 Assisted Reproductive Treatment Act2008に見られるDIの利用(生殖補助技術の利用)に対する「新たな取り組み」 |
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終章 日本における生殖補助医療の法制度化に向けて |
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第1節 ドナーの匿名性廃止の法制度化における政策上の提言/第2節 本研究の意義/第3節 今後の課題 |