書誌種別 |
図書 |
タイトル |
現代中国政治と労働社会 |
サブタイトル |
労働者集団と民主化のゆくえ |
タイトルヨミ |
ゲンダイ チュウゴク セイジ ト ロウドウ シャカイ |
サブタイトルヨミ |
ロウドウシャ シュウダン ト ミンシュカ ノ ユクエ |
人名 |
石井 知章/著
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人名ヨミ |
イシイ トモアキ |
出版者・発行者 |
御茶の水書房
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出版者・発行者等ヨミ |
オチャノミズ ショボウ |
出版地・発行地 |
東京 |
出版・発行年月 |
2010.4 |
ページ数または枚数・巻数 |
9,211p |
大きさ |
22cm |
価格 |
¥2500 |
ISBN |
978-4-275-00877-0 |
ISBN |
4-275-00877-0 |
分類記号 |
366.0222
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件名 |
労働問題-中国
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内容紹介 |
労働者集団の民主化への参加プロセス、それをとりまく制度的布置への分析・考察を通して、中華人民共和国成立前・後の歴史的パースペクティブから、現代中国政治と労働社会を照射する。 |
言語区分 |
jpn |
タイトルコード |
1009811293283 |
目次 |
序章 中国社会主義市場経済体制下の労働者集団と民主化のゆくえ |
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一 中国社会主義体制下の労働組合/二 労働組合を媒介とする国家と社会/三 現代中国政治へのアプローチと「集団的」民主化/四 本書の目的・課題、及びその構成 |
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第一章 中国の政治社会・労働事情 |
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一 社会の概要/二 労働と社会保障の概要 |
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第二章 中国の社会保障制度改革 |
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一 社会保険制度の発達/二 社会保険制度の現状と課題/三 今後の展望 |
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第三章 中国における労使関係の展開 |
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一 解放闘争としての労働運動(一九二一-四九年)/二 「国家コーポラティズム」の形成と展開(一九四九-七八年)/三 「社会コーポラティズム」への本格的胎動(一九七八年-一九八九年)/四 「社会コーポラティズム」か「市民社会」か?(一九八九年-現在)/結び |
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第四章 中国改革開放期の労働組合改革 |
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一 伝統的「家」概念と工会組織の再編/二 政治体制改革と政治過程参加(参政議政)/三 政治体制改革の「第三期」への胎動 |
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第五章 天安門事件前後の政治過程と労働組合の役割 |
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一 「工会改革の基本構想」への労働者の参与/二 国家と社会との協商対話制度の確立に向けて/三 協商対話制度の地方及び末端工会への拡大/四 天安門事件と自主労組をめぐる動き/五 ポスト天安門事件と政治協商システムの再編 |
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第六章 中国の政治協商体制下における労働組合とその展望 |
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一 毛沢東時代の政治協商体制と「党政不分」/二 鄧小平時代の政治協商体制と「党政分業」/三 趙紫陽時代の政治協商体制と「党政分離」/四 ポスト天安門事件時代の政治協商体制と「党政分業」 |
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第七章 ポスト天安門事件期における労働運動の現状と課題 |
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一 天安門事件をめぐる工会の今日的意味合い/二 工会をめぐる党=国家指導体制への退行/三 非国有企業における工会の変化 |
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第八章 中国労働組合法(工会法)の施行過程と現状の課題 |
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一 一九五〇年工会法/二 一九九二年工会法/三 二〇〇一年改正工会法/四 工会をめぐる現状と課題 |
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第九章 旧「中華人民共和国企業破産法」の制定・採択・施行をめぐる政治的背景と労働組合(工会)の役割 |
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一 労働制度改革と工会の立場/二 労働制度改革をめぐる保守派の抵抗/三 第二次機構改革と工会をめぐる改革派の巻き返し/四 労働制度改革と工会改革との連動/五 労働制度改革と企業指導体制改革との連動 |
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第一〇章 中国の労働問題をめぐる「和諧社会」の現状と課題 |
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一 労働人口の増加と雇用状況の逼迫化/二 都市と農村の経済格差の拡大/三 労働条件の悪化と労使紛争の増加/四 農民工の都市への定着と都市労働者としての意識の芽生え/五 「労働契約法」制定に至る社会経済的背景 |
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第一一章 中国の雇用情勢と社会的セーフティネット |
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一 農民工とセーフティネットの現状と課題/二 なぜ現存する社会保障制度がセーフティネット足り得ていないのか?/三 より実効性のあるセーフティネットづくりに向けて/四 セーフティネットをめぐる法整備と課題/五 実効性のあるセーフティネットづくりに向けた労働組合(=工会)の役割 |