書誌種別 |
図書 |
タイトル |
明治大正露文化受容史 |
サブタイトル |
二葉亭四迷・相馬黒光を中心に |
タイトルヨミ |
メイジ タイショウ ロブンカ ジュヨウシ |
サブタイトルヨミ |
フタバテイ シメイ ソウマ コッコウ オ チュウシン ニ |
人名 |
小林 実/著
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人名ヨミ |
コバヤシ ミノル |
出版者・発行者 |
春風社
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出版者・発行者等ヨミ |
シュンプウシャ |
出版地・発行地 |
横浜 |
出版・発行年月 |
2010.4 |
ページ数または枚数・巻数 |
10,449p |
大きさ |
22cm |
価格 |
¥6476 |
ISBN |
978-4-86110-219-6 |
ISBN |
4-86110-219-6 |
注記 |
文献:p436〜449 |
分類記号 |
319.1038
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件名 |
日本-対外関係-ロシア-歴史
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内容紹介 |
嫌悪と憧れ、違和感と葛藤、そして内面化-。反発しながらも憧れたロシア文化を、日本人はいかに受け入れ、血肉化していったか。二葉亭四迷、相馬黒光を中心に日本文化の来歴に迫る。 |
著者紹介 |
1971年東京生まれ。立教大学大学院文学研究科日本文学専攻博士後期課程満期退学。国文学研究資料館プロジェクト研究員を経て、十文字学園女子大学短期大学部講師。専門は日本近代文化史。 |
言語区分 |
jpn |
タイトルコード |
1009811288906 |
目次 |
序章 |
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第一節 ソ連の記憶/第二節 日露関係の考察の視点/第三節 方法と課題 |
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Ⅰ 前史 |
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第一章 恐露のおこり |
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はじめに/第一節 フヴォストフ事件/第二節 ゴロヴニン幽囚事件/第三節 エカテリーナ二世/第四節 開国後の情報構築/第五節 さまざまな西洋/第六節 二流国ロシア |
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Ⅱ 差異をめぐって |
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第二章 二葉亭四迷のジレンマ-『浮雲』執筆の動機と挫折- |
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はじめに/第一節 昇のモデルに関する諸氏の見解のちがい/第二節 グリボエードフの戯曲『知恵の悲しみ』/第三節 旧東京外国語学校露語科の授業/第四節 『浮雲』執筆における『断崖』と『知恵の悲しみ』 |
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第三章 相馬黒光の女学生時代(その一)-仙台- |
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はじめに/第一節 正教徒の従兄/第二節 「西洋人の生活」/第三節 没落の我が家/第四節 憧れ |
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第四章 相馬黒光の女学生時代(その二)-宗教より文学ヘ- |
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はじめに/第一節 ひとりで口ずさむ讃美歌/第二節 『文学界』の愛読者/第三節 明治女学校/第四節 ニコライ堂の聖歌/第五節 ロシア文学との出会い/第六節 農村の現実 |
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第五章 空想と現実の接点-大津事件に先立つ西郷隆盛生存伝説- |
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はじめに/第一節 ロシア皇太子来遊と西郷隆盛生存伝説の謎/第二節 西郷隆盛生存の真偽と風説/第三節 風説と「朝敵」の記憶/第四節 「内/外」の構図/第五節 反転する空想と現実 |
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第六章 エキゾチズムの体感-西洋文化の内面化と翻訳文体- |
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はじめに/第一節 相対化される漢文脈/第二節 和文脈の利用/第三節 樺の林から楢の林へ |
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Ⅲ イメージをめぐって |
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第七章 早稲田の知識人 |
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はじめに/第一節 岡田道場での出会い/第二節 早稲田のドストエフスキー/第三節 『黙移』と片上伸/第四節 新潮社と早稲田のトルストイ |
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第八章 「ロシア」のイメージ |
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はじめに/第一節 ロシア革命の衝撃/第二節 ルバーシカを着る青年たち/第三節 舞台の上のルバーシカ/第四節 小山内薫が見たモスクワっ子の生活/第五節 Hanako |
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第九章 「白地の尋常の人間」 |
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はじめに/第一節 片上伸のロシア体験/第二節 大正時代のシベリア抑留体験/第三節 私的な交流/第四節 日露もたれ合いの関係 |
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終章 |