書誌種別 |
図書 |
タイトル |
<解釈>と<分析>の統合をめざす文学教育 |
サブタイトル |
新しい解釈学理論を手がかりに |
タイトルヨミ |
カイシャク ト ブンセキ ノ トウゴウ オ メザス ブンガク キョウイク |
サブタイトルヨミ |
アタラシイ カイシャクガク リロン オ テガカリ ニ |
人名 |
鶴田 清司/著
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人名ヨミ |
ツルダ セイジ |
出版者・発行者 |
学文社
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出版者・発行者等ヨミ |
ガクブンシャ |
出版地・発行地 |
東京 |
出版・発行年月 |
2010.3 |
ページ数または枚数・巻数 |
685,11p |
大きさ |
22cm |
価格 |
¥18000 |
ISBN |
978-4-7620-2036-0 |
ISBN |
4-7620-2036-0 |
注記 |
汚れあり(うら見返し,小口) |
分類記号 |
375.85
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件名 |
文学教育
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内容紹介 |
文学教育において、「理論」と「実践」との疎隔は大きい。ガダマーやリクールらの解釈学を手がかりに、これまで異質の世界に属していた新しい解釈学理論と文学教育実践との間を架橋する試み。 |
言語区分 |
jpn |
タイトルコード |
1009811287059 |
目次 |
序章 文学教育研究の課題 |
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第1節 文学教育研究をめぐる主要な問題/第2節 本書の構成と内容 |
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<第一部><解釈>と<分析>の理論的解明とその実践的諸相 |
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第1章 新しい解釈学理論の導入 |
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第1節 新しい解釈学とは何か/第2節 新しい解釈学に注目することの意義/第3節 <国語教育解釈学理論>の検討-伝統的な解釈学・新しい解釈学との異同- |
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第2章 新しい解釈学による<解釈>と<分析>の解明 |
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第1節 解釈学的諸概念の考察/第2節 <解釈>と<分析>の本質 |
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第3章 文学の授業に見る<解釈>と<分析> |
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第1節 武田常夫の実践-<解釈>的立場-/第2節 向山洋一の実践-<分析>的立場-/第3節 両者の比較/第4節 教材研究・授業レベルにおける<解釈>と<分析>の違い |
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第4章 <解釈>的立場の位相-斎藤喜博の「介入授業」における<解釈>- |
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第1節 斎藤喜博の「介入授業」に着目する理由/第2節 「介入授業」における「たとえばなし」の目的/第3節 子どもの<解釈>を促す「たとえばなし」の実際/第4節 「たとえばなし」の評価-その妥当性をめぐって-/第5節 まとめ-「斎藤教授学」における「たとえばなし」のねらい- |
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第5章 <分析>的立場の位相-西郷竹彦の文芸教育における<分析>- |
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第1節 西郷竹彦の文芸教育論/第2節 西郷文芸教育論における「視点論」の検討/第3節 文芸研の授業の検討/第4節 俳句の<分析>の妙味と限界 |
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第6章 <解釈>と<分析>の功罪 |
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第1節 野口芳宏の「蟻」(工藤直子)実践/第2節 寺崎賢一と永橋和行の「蟻」(工藤直子)実践 |
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<第二部><解釈>と<分析>に基づく授業論の展開 |
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第7章 対話的・協同的・反省的実践としての<解釈>型の授業 |
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第1節 文学の授業における対話性・協同性/第2節 武田常夫の授業における<対話>の構造/第3節 「反省的実践」としての<解釈>型の授業 |
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第8章 言語技術教育としての<分析>型の授業 |
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第1節 言語技術教育とは何か-文学の読み方・楽しみ方を教える-/第2節 「作品分析法」としての「読みの技術」-教材論的視点から-/第3節 <教科内容>としての「読みの技術」-内容論的視点から- |
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第9章 <解釈>と<分析>を区別することの意義 |
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第1節 文学の授業では何を教えることができるのか/第2節 文学の授業の「科学化」「方式化」は可能か/第3節 文学教育論争では何が問題になったか/第4節 文学の授業をめぐる今日的な課題は何か |
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<第三部><解釈>と<分析>の統合の原理・方法 |
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第10章 <解釈>と<分析>の統合をいかに図るか-作品のよりよい理解に向けて- |
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第1節 <解釈>と<分析>の統合に向けての理論的検討-P・リクールの論考を中心に-/第2節 <分析>による<解釈>の促進・深化/第3節 <解釈>と<分析>の統合のための先行研究・実践 |
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第11章 <解釈>と<分析>の統合をめざす教材研究-「大造じいさんとガン」(椋鳩十)を例に- |
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第1節 「大造じいさんとガン」の<解釈>/第2節 「大造じいさんとガン」の<分析>/第3節 まとめ-<教材解釈>と<教材分析>の協働による教材研究- |
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第12章 <解釈>と<分析>の統合をめざす授業 |
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第1節 「故郷」(魯迅)他の授業-「作品の謎」から始まる評論文-/第2節 「ごんぎつね」(新美南吉)の授業-小学校段階における可能性-/第3節 二つの授業事例から見えてきたこと-今後の授業づくりに向けて- |
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終章 研究の総括 |
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第1節 研究の成果/第2節 今後の課題 |