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書誌情報サマリ

タイトル

中国天文学史研究

人名 小沢 賢二/著
人名ヨミ オザワ ケンジ
出版者・発行者 汲古書院
出版年月 2010.2


書誌詳細

この資料の書誌詳細情報です。

書誌種別 図書
タイトル 中国天文学史研究
タイトルヨミ チュウゴク テンモンガクシ ケンキュウ
人名 小沢 賢二/著
人名ヨミ オザワ ケンジ
出版者・発行者 汲古書院
出版者・発行者等ヨミ キュウコ ショイン
出版地・発行地 東京
出版・発行年月 2010.2
ページ数または枚数・巻数 16,350p
大きさ 22cm
価格 ¥9000
ISBN 978-4-7629-2872-7
ISBN 4-7629-2872-7
分類記号 440.222
件名 天文学-歴史
内容紹介 古代中国では「天地陰陽」の「道理」を宇宙の「根本原理」と解釈したことによって天文暦法が独特の発展を遂げたのではないか。中国古代における日食予報や宇宙構造論の段階的発展と占星術の出現などを検証する。
著者紹介 1956年群馬県生まれ。明治学院大学社会学部社会学科卒業。群馬県立文書館古文書課主幹兼指導主事を経て、安徽師範大学客座教授。
言語区分 jpn
タイトルコード 1009811283071
目次 第1章 「度数」の発見と「尺」・「度」の区別
1.中国古代における「度数」の発見/2.天体高度の測定と「さしがね理論」/3.座標系について
第2章 中国古代における日食予報について
1.問題の所在/2.「原初中国式周期」と「中国式周期」との違い/3.「周髀」および「赤道儀(=赤道・渾天儀)」による日食の推算とその手法/4.「朔望之会」に基づく「中国式(135月)周期」の開始時期/5.「四分暦」の日食予報とその手法
第3章 中国古代における宇宙構造論の段階的発展と占星術の出現
総論.宇宙構造論から見た「天文学」の発生および発展のプロセス/1.宇宙構造論のめばえと「星」の認識/2.春秋時代(B.C.770〜B.C.454)における東周王朝の宇宙観-「天道」・「地中」の着想と「北辰」・「星宿」の創出-/3.戦国時代(B.C.453〜B.C.221)における「四分暦」の出現と「二十四節気」および「十二次」の創出-『左伝』および『国語』の成書時期-
第4章 春秋の暦法と戦国の暦法-『競建内之』に見られる日食表現とその史的背景-
総論.「太陰太陽暦」の成立と発展-「一陽来復」の暦法から「立春年初」の暦法へ-/1.月のみちかけと潮汐「大潮(朔)・小潮(上弦半月)・大潮(望月)・小潮(下弦半月)」/2.中国古代における二種類の日食表現/3.『競建内之』の日食とその検討/4.『競建内之』にみえる斉桓公の皆既日食とその発生年代について
第5章 「顓【ギョク】暦」の暦元
1.はじめに/2.発表論文とその変遷/3.論争の発端/4.論争の展開と感情の軋轢/5.論争の終結宣言とその理由/6.日本語版『東洋天文学史研究』における改篇の事情/7.中国語版『東洋天文学史研究』が十篇となった事由/8.『東洋天文学史研究』改篇に伴う論文の削除/9.後代の研究者が陥った「追記(補記)」の見落とし/10.張培瑜の研究とその訂正ついて/11.「四分暦」および「顓【ギョク】暦」の暦元/12.まとめ
第6章 「太初暦」の暦元
1.「太初暦」の施行と暦元/2.「太初暦」と「三統暦」の区別
第7章 「武王伐紂年」歳在鶉火説を批判する
1.はじめに/2.「B.C.1046」の算出方法とその疑義/3.『古本竹書紀年』「B.C.1027」説排除についての疑問/4.まとめ
第8章 『史記』「六国年表」の改訂と「JD」
1.はじめに/2.魏恵王元年「B.C.369」説/3.秦恵文公三年「B.C.336」説/4.楚の「戦国四分暦」と「十九年七閏法」/5.まとめ
第9章 「天再旦」日食説の瓦解
1.はじめに/2.日食表記における「盡」とは何か?/3.テキストクリティークから見た「天再旦」/4.まとめ
第10章 汲冢竹書再考並びに簡牘検署再考-『穆天子伝』「長二尺四寸」の背景
1.はじめに/2.汲冢竹書再考(賈充派と衛瓘派との抗争からみた汲冢竹書)/3.簡牘検署再考/4.まとめ
第11章 清華大学蔵戦国竹書考
1.問題の提起/2.「上博楚簡」の出現と収蔵の経緯/3.「清華簡」および「嶽麓書院秦簡」の出現と収蔵の経緯/4.「清華簡」に対する分析/5.古天文学からみた「清華簡」/6.まとめ
第12章 殷人の宇宙観と首領の迭立
1.甲骨卜辞から見た股の王室構造/2.甲骨卜辞から見た夏の王室構造/3.まとめ



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