書誌種別 |
図書 |
タイトル |
「国民国家」日本と移民の軌跡 |
サブタイトル |
沖縄・フィリピン移民教育史 |
タイトルヨミ |
コクミン コッカ ニホン ト イミン ノ キセキ |
サブタイトルヨミ |
オキナワ フィリピン イミン キョウイクシ |
人名 |
小林 茂子/著
|
人名ヨミ |
コバヤシ シゲコ |
出版者・発行者 |
学文社
|
出版者・発行者等ヨミ |
ガクブンシャ |
出版地・発行地 |
東京 |
出版・発行年月 |
2010.3 |
ページ数または枚数・巻数 |
17,360p |
大きさ |
22cm |
価格 |
¥6500 |
ISBN |
978-4-7620-1985-2 |
ISBN |
4-7620-1985-2 |
注記 |
文献:p327〜353 |
分類記号 |
334.51
|
件名 |
移民・植民-歴史
/
沖縄県-教育
/
日本人(フィリピン在留)-歴史
|
内容紹介 |
沖縄からフィリピンに渡った移民の生活と自己意識の軌跡を、教育という側面からとらえることにより、沖縄移民のアイデンティティや、国家間の狭間に揺れる移民問題に接近する。 |
言語区分 |
jpn |
タイトルコード |
1009811279185 |
目次 |
序章 |
|
はじめに-沖縄移民の全体像/第1節 研究の課題/第2節 研究の視角/第3節 研究の方法と構成-仮説としての分析枠組み/第4節 資料収集と活用方法 |
|
第一部 沖縄における移民教育の展開 |
|
第1章 1910年代までの地域にみる「風俗改良」の態様 |
|
はじめに/第1節 沖縄移民のブラジル渡航禁止の意味-政府の移民政策との関係から/第2節 地域における「風俗改良」の展開/第3節 「移民母村」・金武村における移民のための教育/おわりに |
|
第2章 1920年代における海外沖縄移民の実態と移民教育の組織的展開 |
|
はじめに/第1節 『南鵬』にみる沖縄移民の実態/第2節 海外各地での領事たちの沖縄移民の見方/第3節 ダバオ副領事の報告書をめぐる事件と沖縄移民の他民族観/第4節 沖縄県海外協会の設立(1924年)と移民教育論/第5節 社会教育活動-移民教育としての取り組み/おわりに |
|
第3章 沖縄の移民教育としての『島の教育』(1928年)の再評価 |
|
はじめに/第1節 沖縄移民の風俗習慣の「改良」-同化と近代化/第2節 『島の教育』における「文化的異化」の析出/第3節 沖縄移民の海外発展思想-「国際性」への契機/第4節 『島の教育』にみる基本的な志向性-まとめとして |
|
第4章 開洋会館(1934年)の機能変化と村の移民送出状況の背景 |
|
はじめに/第1節 開洋会館の設立とその役割/第2節 沖縄における国民更生運動と人口の流出/第3節 金武村の移民送出状況/おわりに |
|
第5章 「南進」政策による移民教育の変容 |
|
はじめに/第1節 沖縄にみる1930年代後半以降の社会教育の動き/第2節 「南進」政策と沖縄側の対応/第3節 南方への「国策」移民と植民教育/おわりに |
|
第二部 フィリピンにおける沖縄移民の自己意識の形成 |
|
第6章 フィリピン・ダバオにおける沖縄移民の自己意識の形成過程 |
|
はじめに/第1節 沖縄移民の定着への経緯-1910年代から1920年前半まで/第2節 沖縄移民の「永住意識」化-1920年代後半から1930年代まで/第3節 沖縄移民の「日本人意識」-戦争勃発から軍政期(1942〜45年)まで/おわりに |
|
第7章 沖縄移民の生活実態と郷友会的社会による「沖縄人としてのアイデンティティ」形成 |
|
はじめに/第1節 仲間喜太郎という人物/第2節 麻栽培の労働/第3節 沖縄文化の伝承/第4節 移民二世の家庭教育環境/第5節 異民族との接触/おわりに |
|
第8章 フィリピン・ダバオの日本人学校における沖縄移民二世の自己意識 |
|
はじめに/第1節 ダバオの日本人学校の概要と教員募集の方法-とくに長野県出身者の例を中心に/第2節 ダバオの日本人学校の教育活動と沖縄移民二世の自己意識の形成/第3節 軍政下におけるダバオの日本人学校の教育/おわりに |
|
終章 |
|
第1節 山本研究のまとめと論点の補足/第2節 移民研究の教育学における意義と今後の課題 |