書誌種別 |
図書 |
タイトル |
「大東亜戦争」はなぜ起きたのか |
サブタイトル |
汎アジア主義の政治経済史 |
タイトルヨミ |
ダイトウア センソウ ワ ナゼ オキタ ノカ |
サブタイトルヨミ |
ハン アジア シュギ ノ セイジ ケイザイシ |
人名 |
松浦 正孝/著
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人名ヨミ |
マツウラ マサタカ |
出版者・発行者 |
名古屋大学出版会
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出版者・発行者等ヨミ |
ナゴヤ ダイガク シュッパンカイ |
出版地・発行地 |
名古屋 |
出版・発行年月 |
2010.2 |
ページ数または枚数・巻数 |
8,1043,36p |
大きさ |
22cm |
価格 |
¥9500 |
ISBN |
978-4-8158-0629-3 |
ISBN |
4-8158-0629-3 |
注記 |
汚れあり(小口) |
新聞書評情報 |
朝日新聞 |
書評掲載日 |
2010/04/04 |
分類記号 |
319.102
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件名 |
日本-対外関係-アジア-歴史
/
太平洋戦争(1941〜1945)
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内容紹介 |
なぜ「アジア解放の聖戦」という理念を掲げながら、アジア諸国を植民地として侵略したのか。松井石根と大亜細亜協会を中心とする汎アジア主義の視角から「大東亜戦争」への道をトータルに読み解き、新たな歴史像を提示する。 |
言語区分 |
jpn |
タイトルコード |
1009811275984 |
目次 |
序論 「大東亜戦争」はなぜ起きたのか |
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一 「さきの大戦」をどう説明するか/二 「大東亜戦争」という呼称をめぐって/三 「アジア主義」という難問/四 「アジア主義」に関する簡単な整理と本書の構成 |
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第一部 アジア主義の源流と展開 |
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第一章 アジア主義の源流 |
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一 日本近海を通じた朝鮮半島・中国大陸との関わり/二 薩摩閥と佐賀閥を中心とするアジア主義の動き/三 東アジアにおける中央統制の打破と連邦制確立の模索/四 アジア主義の始祖としての西郷隆盛/小括 |
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第二章 戦前日本に見られるアジア主義の三類型 |
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一 「小日本主義」/二 「大日本主義」から「大亜細亜主義」へ/三 「中帝国主義」/小括 |
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第三章 「島国」から「海の帝国」へ |
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一 一九二六年・長崎/二 一九三四年・大連/三 一九三九年・神戸/小括 |
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第二部 「大東亜戦争」への転変をもたらした帝国要因 |
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第四章 高橋財政下における帝国経済再編と体制間優位競争の始まり |
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一 宇垣総督下朝鮮の政治経済的変化/二 満州における政治経済的変化/三 台湾における政治経済的変化/四 高橋財政下日本におけるナショナリズムの昻揚/小括 |
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第五章 汎アジア主義における「インド要因」 |
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一 日印通商問題の発生まで/二 日印通商関係の拡大と通商摩擦の発生/三 「インド要因」の政治的活性化/四 日中戦争による汎アジア主義の高揚/小括 |
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第六章 汎アジア主義における「台湾要因」 |
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一 植民地台湾・台湾人をめぐる日中間競争/二 対福建関係/三 対広東・広西関係/四 対西南・フィリピン工作の失敗と英国の対中進出/五 日中戦争と汪兆銘政権/六 孫文の大アジア主義演説と汪兆銘/小括 |
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第七章 汎アジア主義における「朝鮮・大陸要因」(一) |
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一 満州事変による軍部内権力構造の変容/二 汎アジア主義者としての林銑十郎と「イスラーム要因」/三 陸軍部内における松井石根 |
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第八章 汎アジア主義における「朝鮮・大陸要因」(二) |
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一 宇垣総督期における救民政策から鮮満工業化への転換/二 南総督期における鮮満一如・内鮮一体政策と農工併進政策/三 朝鮮における労務問題としての汎アジア主義/四 「満洲国」成立に伴う植民地朝鮮の対ソ最前線基地としての性格緩和/五 汎アジア主義の拠点としての朝鮮と日本海湖水化構想/六 日中戦争の行き詰まりと「朝鮮・大陸要因」の矛盾の顕在化/小括 |
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第三部 松井石根と大亜細亜協会の活動 |
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第九章 「大東亜戦争」と大亜細亜協会及び松井石根 |
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一 松井石根はどう扱われてきたか/二 満州事変に至るまでの松井石根/三 満州事変とジュネーブ軍縮会議による衝撃/四 文化・思想運動としての大亜細亜協会の設立/五 松井の「支那通」から「汎アジア主義者」への変貌/六 台湾を拠点とした松井による汎アジア主義運動の推進 |
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第一〇章 日中戦争と松井石根 |
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一 日中戦争の勃発と松井石根司令官の登場/二 中国現地における松井司令官の戦争指導と対外態度/三 松井司書の占領地工作と戦後中国統治構想/四 松井司令官の挫折と更迭 |
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第一一章 「イデオロギー・ネットワーク」としての大亜細亜協会 |
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一 「イデオロギー・ネットワーク」という枠組み/二 海外における大亜細亜協会のネットワーク/三 大亜細亜協会成立と同時期における外務省内の変化/四 国内における組織化/五 軍人ネットワーク及び地方行政組織/六 知識人・文化人ネットワークによる教化/七 実業・経済ネットワーク |
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第一二章 日中戦争の膠着と大亜細亜主義運動の昻揚 |
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一 日中戦争収拾の失敗と「長期建設」への移行/二 天津租界封鎖と反英運動の昻揚/三 反英運動の昻揚の結果としての大亜細亜協会の政治団体化/四 大亜細亜協会の誤算/五 「大東亜戦争」と大亜細亜協会 |
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補論 日中情報宣伝戦争 |
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一 「田中上奏文」による中国側の抗日宣伝/二 「日本通」王芃生による抗日宣伝工作/三 中国側抗日宣伝が日本側に与えた影響 |
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結論 汎アジア主義の結末 |
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一 汎アジア主義による英国圧迫路線と対米戦争/二 戦犯容疑者リストと汎アジア主義者/終節 |