書誌種別 |
図書 |
タイトル |
材料における拡散 |
サブタイトル |
格子上のランダム・ウォーク |
シリーズ名 |
材料学シリーズ |
タイトルヨミ |
ザイリョウ ニ オケル カクサン |
サブタイトルヨミ |
コウシジョウ ノ ランダム ウォーク |
シリーズ名ヨミ |
ザイリョウガク シリーズ |
人名 |
小岩 昌宏/著
中嶋 英雄/著
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人名ヨミ |
コイワ マサヒロ ナカジマ ヒデオ |
出版者・発行者 |
内田老鶴圃
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出版者・発行者等ヨミ |
ウチダ ロウカクホ |
出版地・発行地 |
東京 |
出版・発行年月 |
2009.12 |
ページ数または枚数・巻数 |
10,314p |
大きさ |
21cm |
価格 |
¥4000 |
ISBN |
978-4-7536-5637-0 |
ISBN |
4-7536-5637-0 |
注記 |
拡散に関する書籍,データ集など:p303〜306 |
分類記号 |
501.4
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件名 |
工業材料
/
拡散
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内容紹介 |
多くの材料の製造過程や使用環境下では、熱エネルギーに基づく原子移動が頻繁にみられる。熱エネルギーについての熱・統計力学と、原子移動のモデルである格子欠陥論、両学問体系と拡散現象を具体的に結び付け解説する。 |
言語区分 |
jpn |
タイトルコード |
1009811255005 |
目次 |
第1章 拡散の現象論 |
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1.1 フィックの第1,第2法則/1.2 拡散方程式の解/1.3 3次元座標における拡散方程式/1.4 種々の結晶系における拡散係数/1.5 拡散研究の歩み |
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第2章 拡散の原子論Ⅰ-ランダム・ウォークと拡散 |
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2.1 ランダム・ウォークと拡散/2.2 フィックの式の適用限界/2.3 平均二乗変位/2.4 3次元結晶の拡散係数 |
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第3章 拡散の原子論Ⅱ-拡散の機構 |
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3.1 いろいろな拡散機構/3.2 熱活性化過程と活性化エネルギー/3.3 駆動力がある場合の原子の移動/3.4 トラッピング効果/3.5 ブロッキング効果/3.6 パーコレーション |
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第4章 純金属および合金における拡散 |
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4.1 空孔機構による拡散/4.2 格子間機構による拡散/4.3 金属中での不純物原子の高速拡散/4.4 高水素圧雰囲気での超多量空孔の生成と拡散の促進 |
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第5章 拡散による擬弾性-侵入型原子の拡散- |
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5.1 侵入型不純物原子の拡散係数の表式/5.2 音叉の振動持続時間/5.3 炭素原子を含む鉄の変形挙動/5.4 固体のモデル表現/5.5 固体の力学的振動と減衰/5.6 「内部摩擦」という用語とその意味/5.7 標準擬弾性固体の周期的応力下での変形挙動/5.8 炭素原子を含む鉄の緩和現象/5.9 ねじり振り子法-慣性体を付加した系の振動 |
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第6章 拡散における相関効果 |
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6.1 完全にランダムなウォークと相関のあるウォーク/6.2 相関係数/6.3 空孔機構による拡散の相関係数-純金属の場合/6.4 希薄合金-2次元六方格子の場合/6.5 希薄合金-面心立方格子の場合(5ジャンプ振動数モデル)/6.6 同位体効果と相関係数 |
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第7章 ランダム・ウォーク理論の基礎 |
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7.1 格子におけるランダム・ウォーク/7.2 相関効果に関する応用/7.3 ランダム・ウォーク理論の化学反応速度論への応用 |
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第8章 濃度勾配下での拡散 |
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8.1 ボルツマン-マタノの方法/8.2 相互拡散係数と固有拡散係数/8.3 カーケンドール効果/8.4 拡散現象の一般的な定式化/8.5 流れの駆動力とフィックの第1法則-置換型2元合金を例として/8.6 相互拡散と熱力学的因子/8.7 「拡散流は化学ポテンシャル勾配に比例する」 |
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第9章 高速拡散路-粒界・転位・表面-に沿った拡散 |
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9.1 粒界拡散/9.2 転位拡散/9.3 表面拡散 |
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第10章 さまざまな物質における拡散 |
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10.1 イオン結晶/10.2 酸化物/10.3 超イオン伝導体/10.4 半導体/10.5 金属間化合物 |
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第11章 電場および温度勾配下での拡散 |
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11.1 静電場による力と伝導電子による摩擦力/11.2 純金属中のエレクトロマイグレーション/11.3 侵入型原子のエレクトロマイグレーション/11.4 集積回路におけるエレクトロマイグレーション/11.5 精製法としての応用/11.6 サーモマイグレーション |
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第12章 多相系における拡散 |
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12.1 拡散領域に形成される相と相界面/12.2 拡散対の試料形態と出現する相/12.3 層成長の速度論/12.4 シリコンと金属薄膜の拡散対における化合物形成過程/12.5 核形成に関連する現象 |
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第13章 析出と粗大化の速度論 |
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13.1 無限媒体中の拡散方程式の解/13.2 析出粒子の成長/13.3 マトリックス中の溶質濃度の低下/13.4 Wert‐Zenerの解析/13.5 粗大化の理論-オストワルト成長 |
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付録1 3次元座標系における拡散方程式 |
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付録2 指数関数・積分([インテグラル+∞カラ-∞マデ]e-x[2]dxの計算) |
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付録3 スターリングの公式の導出 |
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付録4 固体の力学模型 |
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A4.1 結合則/A4.2 2要素模型/A4.3 3要素模型 |
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付録5 標準擬弾性固体の自由減衰振動 |
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付録6 平均二乗変位と相関係数 |
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付録7 不純物拡散の相関係数の計算-面心立方格子の場合- |
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付録8 化学ポテンシャルについて |
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A8.1 ポテンシャルとは何か?/A8.2 理想気体の化学ポテンシャル/A8.3 化学ポテンシャルの定義/A8.4 粒子1個当たりの化学ポテンシャル |
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付録9 2元合金の正則溶体モデル |
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A9.1 自由エネルギーの表式の導出/A9.2 固溶体の化学ポテンシャル/A9.3 溶質原子の活量と活量係数 |
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付録10 核形成過程の基本概念 |
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A10.1 エンブリオの形成/A10.2 準安定相中のエンブリオ濃度/A10.3 核形成速度とその温度依存性/A10.4 誤解しやすい点二三 |
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付録11 球対称の場における拡散方程式の解 |