書誌種別 |
児童図書 |
タイトル |
はじめての刑法入門 |
シリーズ名 |
ちくまプリマー新書 |
シリーズ番号 |
121 |
タイトルヨミ |
ハジメテ ノ ケイホウ ニュウモン |
シリーズ名ヨミ |
チクマ プリマー シンショ |
シリーズ番号ヨミ |
121 |
人名 |
谷岡 一郎/著
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人名ヨミ |
タニオカ イチロウ |
出版者・発行者 |
筑摩書房
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出版者・発行者等ヨミ |
チクマ ショボウ |
出版地・発行地 |
東京 |
出版・発行年月 |
2009.11 |
ページ数または枚数・巻数 |
187p |
大きさ |
18cm |
価格 |
¥780 |
ISBN |
978-4-480-68824-8 |
ISBN |
4-480-68824-8 |
新聞書評情報 |
毎日新聞 |
書評掲載日 |
2009/12/24 |
分類記号 |
326
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件名 |
刑法
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内容紹介 |
刑法は誰のために書かれているのか? 何をしたら犯罪なのか? 刑罰の思想とは? 裁判のポイントを見誤らないために、知っておきたい「刑法」のエキスを紹介する。 |
著者紹介 |
1956年大阪生まれ。南カリフォルニア大学社会学部大学院博士課程修了。専門は犯罪学、ギャンブル社会学、社会調査方法論。大阪商業大学教授、学長。著書に「こうすれば犯罪は防げる」など。 |
言語区分 |
jpn |
タイトルコード |
1009811242554 |
目次 |
はじめに |
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序講 規範と刑法 |
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やっていいこと・わるいこと/規範の確立 |
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第1講 刑罰は重くなっている?-厳罰化の時代 |
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「厳罰化」の意味/刑罰強化より確実性/法の下の平等と公平感/不公平感の是正としての法改正 |
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第2講 国が「刑罰を与える」という意味-罪刑法定主義と刑法 |
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罪刑法定王義とは/公法と私法/適正手続(デュー・プロセス) |
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<コラムA>死刑になるかもしれない犯罪 |
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第3講 駐車違反も犯罪?-犯罪成立要件について |
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刑法犯は二六九万件/特別法犯の大多数は交通違反/犯罪成立要件とは/実行行為に含まれるもの |
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第4講 誰も犯罪の数を知らない-犯罪統計の不思議な実態 |
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日本の殺人の特徴/犯罪の実態/犯罪白書と警察白書 |
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第5講 犯罪って何種類あるの?-総論と各論 |
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刑法総論とは/刑法各論とは |
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第6講 刑法は誰のために書かれているか-刑法の二つの機能 |
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刑法における法益/権力を見張る必要性/刑法が命令する人々/法務大臣の憂鬱/マスコミと日本人気質 |
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<コラムB>刑罰の種類 |
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第7講 本の刑事裁判 |
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三審制/挙証責任/棄却と差し戻し/控訴と上告 |
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第8講 酔っていて、よく覚えておりません…-責任の話 |
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犯罪成立要件としての責任/責任能力について/未必の故意 |
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第9講 死刑になるかもしれない年齢-少年法と刑法 |
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「少年」の定義/永山基準-死刑は一八歳以上/少年法の精神/国親思想/寛大な処遇 |
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<コラムC>量刑の科学 |
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第10講 刑罰の始まりはいつ?どんな刑?-刑罰の思想 |
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刑罰こと始め(仮定の物語)/社会契約と刑罰/刑罰の機能-応報と教育/決定論と非決定論/死刑と再社会化 |
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第11講 カメラは正直者-環境と犯罪 |
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地図情報/監視カメラの運用/線状のカバー・ネットワーク |
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第12講 死刑存廃論争 |
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死刑廃止論/死刑肯定論(死刑存置論)/消極的肯定論 |
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<コラムD>刑罰と人権 |
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第13講 競馬が賭博罪に違反しない理由など-違法性阻却事由 |
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構成要件に該当するのに犯罪ではない/正当行為/正当防衛と過剰防衛/緊急避難/可罰的違法性など |
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第14講 国際法と国際刑事裁判所-パワー・ポリティクスと刑事司法 |
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人権侵害の現実/インターポールとICC/パワー・ポリティクス |
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<コラムE>裁判員制度について-正義と司法 |
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第15講 刑法改正の方向性について-日本の刑法がより機能するために必要なこと |
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下品な犯罪の増加/量刑の見直し-筆者の主張 |
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あとがき |