書誌種別 |
図書 |
タイトル |
ヴァーグナーの「ドイツ」 |
サブタイトル |
超政治とナショナル・アイデンティティのゆくえ |
タイトルヨミ |
ヴァーグナー ノ ドイツ |
サブタイトルヨミ |
チョウセイジ ト ナショナル アイデンティティ ノ ユクエ |
人名 |
吉田 寛/著
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人名ヨミ |
ヨシダ ヒロシ |
出版者・発行者 |
青弓社
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出版者・発行者等ヨミ |
セイキュウシャ |
出版地・発行地 |
東京 |
出版・発行年月 |
2009.10 |
ページ数または枚数・巻数 |
406p |
大きさ |
22cm |
価格 |
¥4000 |
ISBN |
978-4-7872-7273-7 |
ISBN |
4-7872-7273-7 |
注記 |
文献:p377〜388 |
新聞書評情報 |
読売新聞 |
書評掲載日 |
2009/12/06 |
分類記号 |
762.34
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件名 |
Wagner Wilhelm Richard
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件名 |
ヴァーグナー ヴィルヘルム・リヒアルト
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内容紹介 |
音楽によって「真のドイツ」を打ち立てようとした作曲家リヒャルト・ヴァーグナー。超政治としての芸術を実践した彼の「ドイツ」はいったいどこに向かったのか。19世紀ドイツのナショナリズムを新たに問い直す音楽史。 |
著者紹介 |
1973年生まれ。東京大学大学院人文社会系研究科(美学芸術学)博士課程修了。博士(文学)。立命館大学大学院先端総合学術研究科准教授(表象領域)。 |
言語区分 |
jpn |
タイトルコード |
1009811232504 |
目次 |
第1章-出発点としてのコスモポリタニズム |
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1 『妖精』と「ドイツのオペラ」/2 「パスティッチョ」と『恋はご法度』 |
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第2章-パリでの挫折を経て |
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1 「ドイツの音楽について」/2 パリでの挫折とフランスの音楽文化に対する批判意識の芽生え |
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第3章-ドレスデン時代 |
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1 「三月前期」のヴァーグナーの活動/2 三月革命の勃発と「ドイツ国民劇場」の構想/3 共和主義運動への加担/4 ドレスデン蜂起から亡命生活へ |
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第4章-『未来の芸術作品』と民衆の理念 |
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1 『芸術と革命』/2 音楽の歴史哲学とそこでのベートーヴェン『第九交響曲』の位置付け/3 『未来の芸術作品』 |
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第5章-『オペラとドラマ』にみる「ドイツ的なもの」 |
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1 生殖行為としての劇/2 ヴェーバーと「民謡」の復興/3 レッシングの芸術境界論に対する批判/4 「ゲルマン的」対「ローマン的」/5 ドイツ人とギリシャ人の類似性/6 最も根源的な言語としてのドイツ語/7 革命思想の変質と「ドイツ的なもの」の再浮上 |
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第6章-祝祭劇場の構想とドイツへの帰国の途(一八五二〜六四年) |
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1 祝祭劇場の構想と亡命生活の終わり/2 『未来音楽』/3 ルートヴィヒ二世との出会い |
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第7章-「最もドイツ的な国家」としてのバイエルン |
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1 「国家と宗教について」/2 「私はドイツ精神である」/3 「ドイツ的とは何か?」/4 ヴァーグナーのプロイセン批判/5 ドイツ統一をめぐる一八六〇年代の情勢とバイエルンの位置/6 宮廷での権力闘争とミュンヘンからの追放 |
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第8章-ドイツ統一戦争とヴァーグナー |
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1 「ドイツの守護神」としてのバイエルン/2 普墺戦争とヴァーグナー/3 ミュンヘンからニュルンベルクへ/4 普墺戦争後のヴァーグナー/5 『ドイツ芸術とドイツ政治』/6 「ドイツ精神」の真の理解者としての自覚/7 『ニュルンベルクのマイスタージンガー』/8 ルートヴィヒとの確執とビスマルクへの接近/9 普仏戦争(一八七〇-七一年)とヴァーグナー/10 『ベートーヴェン』 |
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第9章-新生ドイツ帝国の誕生と「ドイツ的なもの」のゆくえ |
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1 新生ドイツ帝国とヴァーグナー/2 バイロイトとの出会い/3 ビスマルクへの失望/4 「ヴァーグナー協会」の設立/5 ドイツの「国民的」芸術家としてのヴァーグナー像の確立 |
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第10章-「ドイツ」はいずこに? |
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1 バイロイト時代の幕開け/2 ビスマルクとドイツ帝国に対する幻滅/3 「ドイツ精神」への失望/4 「バイロイト通信」の創刊/5 真の「聴衆」とはいかにあるべきか?/6 社会主義への再接近?/7 『パルジファル』の構想/8 「キリスト教の起源」としての仏教への接近/9 ヨーロッパ世界への失望と海外植民地の夢/10 「汝自身を知れ」/11 われわれの「内」なるユダヤ人/12 『パルジファル』の初演とユダヤ人問題 |
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おわりに |