書誌種別 |
図書 |
タイトル |
サイクロトロンから原爆へ |
サブタイトル |
核時代の起源を探る |
シリーズ名 |
拓殖大学研究叢書 |
シリーズ名 |
人文科学 |
シリーズ番号 |
15 |
タイトルヨミ |
サイクロトロン カラ ゲンバク エ |
サブタイトルヨミ |
カク ジダイ ノ キゲン オ サグル |
シリーズ名ヨミ |
タクショク ダイガク ケンキュウ ソウショ |
シリーズ名ヨミ |
ジンブン カガク |
シリーズ番号ヨミ |
15 |
人名 |
日野川 静枝/著
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人名ヨミ |
ヒノカワ シズエ |
出版者・発行者 |
績文堂出版
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出版者・発行者等ヨミ |
セキブンドウ シュッパン |
出版地・発行地 |
東京 |
出版・発行年月 |
2009.8 |
ページ数または枚数・巻数 |
334p |
大きさ |
22cm |
価格 |
¥4500 |
ISBN |
978-4-88116-070-1 |
ISBN |
4-88116-070-1 |
注記 |
サイクロトロンと原爆開発の関連年表:p321〜327 |
分類記号 |
429.2
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件名 |
加速装置
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内容紹介 |
サイクロトロン(加速器)の開発は、科学者の意図を超えて原爆への道を開いた。現代科学の進歩と巨大化はどこに向うのか。開発の歴史を探索し続けた著者が、製作に関わった科学者たちの立ち位置を探り、現代科学の矛盾を問う。 |
言語区分 |
jpn |
タイトルコード |
1009811220839 |
目次 |
序章 いま,なぜ加速器の歴史なのか |
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1.巨大科学の現状と問題点/2.大沼科学史の方法論に学ぶ/3.実験装置史の意義と役割/4.本書の構成と内容 |
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第Ⅰ部 1930年代各国のサイクロトロン開発 |
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第1章 アメリカ:サイクロトロン発祥の地バークレー |
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1.磁気共鳴加速法の発見と既存技術/2.原子核変換実験の装置-高エネルギー生成をめざすサイクロトロンへの可能な道/3.放射性同位元素製造の装置-放射線研究所の実質的確立/4.放射線医療機器-高強度中性子線生成のための技術開発/5.開発を支える財政基盤-実験装置の社会化と現状の困難性 |
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第2章 日本:理化学研究所の小サイクロトロンと大サイクロトロン |
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1.原子核実験室の設立とその財源/2.23トン小サイクロトロン開発の技術的基礎/3.小サイクロトロンによる「国際水準」の原子核研究/4.共同利用の大サイクロトロン開発と学振第10小委員会の役割/5.60インチ大サイクロトロンの開発 |
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第3章 イギリス:メトロポリタン-ヴィッカース社の企業戦略のもとで |
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1.キャヴェンディッシュ研究所とメトロポリタン-ヴィッカース社との関係/2.メトロポリタン-ヴィッカース社とエンリコ・フェルミの特許問題/3.サイクロトロンの磁石設計の過程/4.両サイクロトロンの組立て・完成時期の差とその要因 |
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第4章 デンマーク:ロックフェラー財団の研究政策とニールス・ボーア |
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1.ウィーヴァーの「策略」,ボーアの逡巡とヘヴェシーの積極性/2.高電圧装置をめぐるボーアの事情とロックフェラー財団によるボーアへの「特別視」/3.コペンハーゲンのサイクロトロンの特徴 |
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第5章 フランス:人民戦線政府の支援と国際分業による構成技術の実現 |
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1.サイクロトロンづくりの最初の試み/2.人民戦線政府の援助/3.ロックフェラー財団の援助/4.国際分業による電磁石の製作/5.装置原理の体系性の実現 |
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第6章 アメリカ:原爆開発のために売られたハーバードのサイクロトロン |
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1.学長コナントのイニシアチブ/2.サイクロトロン技術の実現/3.財源確保の困難性と戦時体制 |
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第7章 アメリカ:ロックフェラー財団の184インチサイクロトロン計画 |
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1.巨大サイクロトロン計画への熱意の発生/2.財団の内部事情の変化と援助の限界/3.援助の実現に向う本格的な行動開始 |
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第Ⅱ部 原爆開発とサイクロトロン |
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第8章 亡命科学者レオ・シラード起草の「アインシュタインの手紙」誕生 |
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1.ウラン核分裂発見のショック/2.ウランの核分裂連鎖反応は可能か否か/3.「アインシュタインの手紙」誕生とウラニウム諮問委員会の設置/4.炭鉱夫のように働く物理学者/5.援助から契約へ |
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第9章 プルトニウム爆弾構想の推移 |
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1.イギリスのプルトニウム爆弾構想/2.プルトニウム239への関心の深まり/3.ローレンスによる「94番元素の核分裂に関する覚書」/4.最初の軍管理の実現/5.戦時の新兵器開発から戦後の原子力政策へ |
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第10章 原爆原料ウラン235の電磁分離法の開発とサイクロトロン |
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1.37インチサイクロトロンの解体/2.科学研究開発局S-1執行委員会(第1回〜第5回の経過)/3.科学研究開発局S-1執行委員会(第6回〜第8回の経過)/4.種々のカルトロン開発とプラント設計/5.ウラン235生産体系の形成/6.184インチ巨大電磁石の戦後の活用 |
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終章 科学者の1930年代 |
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1.ファシズムの嵐逃れて-迫りくる戦争のただなかへ/2.流浪の果てに-レオ・シラードの苦闘/3.経済恐慌下でのサイクロトロン開発/4.経済の「軍事化」-戦時体制の始動/5.科学・技術の戦時動員体制の形成/6.軍事機密体制下でのウラン研究から原爆開発へ |