書誌種別 |
郷土図書 |
タイトル |
石井十次と岡山孤児院 |
サブタイトル |
近代日本と慈善事業 |
シリーズ名 |
MINERVA社会福祉叢書 |
シリーズ番号 |
26 |
タイトルヨミ |
イシイ ジュウジ ト オカヤマ コジイン |
サブタイトルヨミ |
キンダイ ニホン ト ジゼン ジギョウ |
シリーズ名ヨミ |
ミネルヴァ シャカイ フクシ ソウショ |
シリーズ番号ヨミ |
26 |
人名 |
細井 勇/著
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人名ヨミ |
ホソイ イサム |
出版者・発行者 |
ミネルヴァ書房
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出版者・発行者等ヨミ |
ミネルヴァ ショボウ |
出版地・発行地 |
京都 |
出版・発行年月 |
2009.7 |
ページ数または枚数・巻数 |
10,531,6p |
大きさ |
22cm |
価格 |
¥8000 |
ISBN |
978-4-623-05181-6 |
ISBN |
4-623-05181-6 |
注記 |
文献:p389〜424 |
分類記号 |
369.44
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件名 |
岡山孤児院
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件名 |
石井 十次
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件名 |
イシイ ジュウジ
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内容紹介 |
近代日本を代表する慈善事業家・石井十次。英国のキリスト教に影響を受けたその思想と実践は、日本の近代化過程のなかでどのように展開されたのか。日誌・書簡を含む関連史資料をもとに解き明かす。 |
著者紹介 |
1953年北海道生まれ。関西学院大学社会学研究科博士後期課程修了、博士(社会福祉学)。福岡県立大学人間社会学部教授。専攻は社会事業史、児童福祉。共編著に「児童福祉論」など。 |
言語区分 |
jpn |
タイトルコード |
1009811202990 |
目次 |
序章 研究の視点と方法 |
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第一節 問題の所在/第二節 史資料について/第三節 石井十次に関する先行研究/第四節 本研究の視点と方法/第五節 本研究の構成と意義 |
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第Ⅰ部 近代日本の慈善事業とその背景 |
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第一章 棄児養育米制度と慈善事業 |
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はじめに/第一節 近世における棄児ないし産子養育米制度/第二節 近世的救済の近代的再編過程について/第三節 棄児養育米給与方成立後の展開と近代的慈善事業/第四節 日田養育館と瓜生イワの救済実践/第五節 岡山孤児院事業と棄児養育米給与方/第六節 公的救済行政の現代的構築過程と近代的慈善事業/おわりに |
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第二章 近代日本におけるキリスト教受容の特質と慈善事業 |
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はじめに/第一節 近代日本におけるキリスト教とその受容の特質/第二節 先行研究における視座について/第三節 石井十次によるキリスト教受容の特質と慈善事業/おわりに |
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第Ⅱ部 岡山孤児院の創設と関連事業の諸相 |
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第三章 岡山孤児院の創設と組合系教会形成 |
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はじめに/第一節 小崎弘道による高鍋伝道と晩翠学舎/第二節 岡山教会の設立と石井十次による高鍋伝道/第三節 岩村加次郎と孤児教育院の創設/第四節 その後の岩村加次郎/おわりに |
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第四章 孤児院学校の成立とその後の展開 |
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はじめに/第一節 朝晩学校の開設から孤児教育会の設立へ/第二節 院内教育の中断とその背景/第三節 近代教育思想の摂取と院内教育の始動/第四節 孤児院学校の設立/第五節 孤児院学校の改革と博愛社との提携/おわりに |
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第五章 岡山孤児院と監獄改良事業 |
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はじめに/第一節 渡辺亀吉の福音に接するまでの生い立ち/第二節 ベリーと渡辺亀吉の福音との出会い/第三節 原胤昭による出獄人保護事業の実験と渡辺亀吉/第四節 石井十次の亀吉との出会いとその意味/第五節 渡辺亀吉による松山監獄伝道と石井の監獄伝道会社構想/第六節 釧路集治監とシベチャ教会/第七節 渡辺亀吉、岡山孤児院職員となる/第八節 岡山感化院の開設と渡辺亀吉の永眠/第九節 渡辺亀吉と『教誨叢書』/おわりに |
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第六章 孤児教育実践と地域振興事業の連続性 |
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はじめに/第一節 朝晩学校の設立と高鍋伝道の開始/第二節 孤児教育院の設立と郷里の地域振興への着手/第三節 開設当初の孤児教育院の性格と孤児院児童の通学開始/第四節 孤児教育院のその後の性格の変化/第五節 孤児院学校の開設と実業教育の確立/第六節 孤児院学校の改革と博愛社との合同/第七節 ルソーとの出会いと日向移住隊の派遣/第八節 労働自活主義の復活/第九節 労働自活主義の修正と地域振興事業の具体化/第一〇節 時代教育法/おわりに |
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第七章 救済事例に見る岡山孤児院事業の展開 |
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はじめに/第一節 石井をして慈善事業を「神の業」と認識させた事例/第二節 その事業に確信を与えた事例/第三節 岡山孤児院と出獄人保護事業の連続性を示す事例/第四節 入院手続きと地方委員の委嘱モデルとなった事例/第五節 出身者支援を示唆する事例/おわりに |
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第八章 岡山孤児院の里預児事業について |
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はじめに/第一節 里預児事業の試行的導入の背景と契機/第二節 東北凶作地貧孤児救済と里預児事業の本格的制度化/第三節 里預児事業の特徴について/第四節 日向移住計画の再興/第五節 東北三県凶作地貧児の送還/第六節 非借金主義の再宣言と岡山孤児院の日向への移転/第七節 労働自活主義の復興/第八節 里預児事業の展開から見た特徴/おわりに |
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第Ⅲ部 石井十次の思想と実践の変容過程 |
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第九章 炭谷小梅と石井十次 |
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はじめに/第一節 震災孤児救済から茶臼原移住の試みの時期(一八九二-一八九四年)/第二節 慈善音楽幻燈隊の巡回活動期(一九〇〇-一九〇四年)/第三節 岡山孤児院事業の変容とその背景/第四節 父の看病と石井自身の病気療養の長期帰郷(一九〇五-一九〇九年三月)/第五節 東京本郷青木家在住中の炭谷小梅宛書簡(一九〇九年五-一〇月)/第六節 父危篤の知らせを受けての帰郷(一九〇九年一一月-一九一〇年三月、五-七月)/第七節 娘基和子と父万吉の死去(一九一一年一-八月)/第八節 明治末年における三度の帰郷(一九一一年九月-一九一二年一〇月)/第九節 石井晩年の書簡(一九一二年一一月-一九一三年一〇月)/おわりに |
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第一〇章 徳富蘇峰と石井十次 |
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はじめに/第一節 石井十次の徳富蘇峰への傾倒の意味と背景/第二節 徳富蘇峰の岡山孤児院事業への協力の開始/第三節 石井と蘇峰との直接的出会いとその意味/第四節 石井と蘇峰の親交の深まり(1)/第五節 石井と蘇峰の親交の深まり(2)/第六節 日露戦争後の岡山孤児院と徳富蘇峰/第七節 石井の晩年と徳富蘇峰/おわりに |
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第一一章 石井十次による伝道事業と慈善事業の関係 |
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はじめに/第一節 石井十次による伝道事業の再開/第二節 労働自活主義への揺れと伝道事業の超教派的性格への変化/第三節 コレラ感染と信仰の復興/第四節 石井十次の思想変容の背景と契機/第五節 『ギブソン馬太傳講義』刊行の経緯/おわりに |
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終章 石井十次の思想と実践の可能性について |
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はじめに/第一節 本研究の意義と総括/第二節 石井十次の死と大原孫三郎/第三節 岡山孤児院解散宣言をめぐって/第四節 「愛の使徒」としての石井十次像の形成/おわりに |