書誌種別 |
図書 |
タイトル |
近代日本の工業立国化と国民形成 |
サブタイトル |
技術者運動における工業教育問題の展開 |
タイトルヨミ |
キンダイ ニホン ノ コウギョウ リッコクカ ト コクミン ケイセイ |
サブタイトルヨミ |
ギジュツシャ ウンドウ ニ オケル コウギョウ キョウイク モンダイ ノ テンカイ |
人名 |
大淀 昇一/著
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人名ヨミ |
オオヨド ショウイチ |
出版者・発行者 |
すずさわ書店
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出版者・発行者等ヨミ |
スズサワ ショテン |
出版地・発行地 |
東京 |
出版・発行年月 |
2009.3 |
ページ数または枚数・巻数 |
518p |
大きさ |
22cm |
価格 |
¥12000 |
ISBN |
978-4-7954-0268-3 |
ISBN |
4-7954-0268-3 |
注記 |
布装 |
分類記号 |
507.7
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件名 |
工業教育-歴史
/
日本-工業-歴史
/
工政会
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内容紹介 |
大正時代半ばに発会した技術者運動団体「工政会」の歩みと、工業立国化してゆく日本の全体社会との緊張関係について、歴史社会学的見地から考察する。1989年刊「宮本武之輔と科学技術行政」の姉妹編。 |
言語区分 |
jpn |
タイトルコード |
1009811197027 |
目次 |
序章 「技術の制度化」への時代 |
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第一部 近代日本の技術エリートと法学エリート |
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第一章 明治日本における技術者養成機関の出発 |
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第一節 ブルジョア社会におけるポリテクニック・スクール/第二節 工部大学校の設立とその教育/第三節 東京大学理学部における工学教育/第四節 帝国大学工科大学成立期の教育/第五節 「総合技術」から工学へ |
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第二章 近代日本における工業行政の始まりと法学エリートの登場 |
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はじめに/第一節 工業行政機関の変遷/第二節 事務章程等からみた工業行政の内容/第三節 帝国大学法科大学の成立と官吏任用制度の整備 |
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第三章 工業教育論の展開からみた技術エリートの自己変革志向 |
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はじめに/第一節 技術者の工業教育問題への関心/第二節 工政会の発足と周辺での工業教育の動き/第三節 技術エリート自己変革志向の方向性 |
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第二部 戦間期および戦時下の工業教育問題 |
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第四章 産業合理化期における工政会と工業教育問題 |
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第一節 国際労働会議へ向けて/第二節 工政会の変貌/第三節 工政会工業教育調査委員会の発足と活動/第四節 第三回全国工業家大会における工業教育問題/第五節 工政会関西支部工業補習教育振興委員会の取り組み/第六節 商工審議会における工業教育問題/第七節 基礎的工業教育としての高等小学校 |
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第五章 工業電化過程における中等工業教育の展開 |
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第一節 工業電化と工業地帯と工業教育/第二節 電力業の展開からみた神奈川県工業地帯の形成/第三節 神奈川県における工業教育機関の成立とその特徴/第四節 既設工業学校の変化と新しい工業学校の登場/第五節 工業青年学校の登場と四段階の工業教育体系/まとめ |
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第六章 準戦時下における工政会・日本工学会と工業教育問題 |
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第一節 高等工業学校における修業年限延長問題の再燃/第二節 日本工学会工業教育調査委員会の「工業教育制度改革案」について |
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第七章 戦時下における工政会と学制改革への取り組み |
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第一節 工政会の再変貌-自由主義から統制主義へ/第二節 工政会からの学制改革案の提案 |
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第八章 戦時下における西田博太郎の工業教育論と工業専門学校 |
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第一節 不況からの脱却と工業教育/第二節 桐生高等染織(工業)学校長としての西田博太郎/第三節 教育審議会における西田博太郎の発言/第四節 工業専門学校の拡充と生産技術者 |
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第三部 国家総動員と工政会 |
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第九章 工政会の新しい思想動向と「科学技術新体制確立要綱」の閣議決定 |
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第一節 工政会における「総合科学」思想の登場/第二節 「科学技術新体制確立要綱」の閣議決定 |
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第一〇章 「科学技術新体制確立要綱」に基づく技術院の創設 |
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第一節 技術院構想の立ち上げ/第二節 技術院創設原案/第三節 技術院構想の改定/第四節 技術院創設原案と改定案の間/第五節 航空技術院としての技術院/第六節 技術院設置後の科学技術行政の展開/第七節 戦後版科学技術新体制と文部省・大学 |
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第一一章 工政会の発展的解消 |
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第一節 第二次世界大戦勃発と工政会における工業生産会議の発足/第二節 商工省の官制改正と軍需省の登場/第三節 工政会の解消と大日本技術会への統合 |
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終章 政治・経済・文化の一体化と技術エリート像のゆくえ |