書誌種別 |
図書 |
タイトル |
年金を選択する |
サブタイトル |
参加インセンティブから考える |
タイトルヨミ |
ネンキン オ センタク スル |
サブタイトルヨミ |
サンカ インセンティブ カラ カンガエル |
人名 |
駒村 康平/編著
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人名ヨミ |
コマムラ コウヘイ |
出版者・発行者 |
慶應義塾大学出版会
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出版者・発行者等ヨミ |
ケイオウ ギジュク ダイガク シュッパンカイ |
出版地・発行地 |
東京 |
出版・発行年月 |
2009.5 |
ページ数または枚数・巻数 |
8,262p |
大きさ |
22cm |
価格 |
¥3000 |
ISBN |
978-4-7664-1630-5 |
ISBN |
4-7664-1630-5 |
注記 |
文献:p253〜261 |
分類記号 |
364.6
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件名 |
年金
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内容紹介 |
公的年金制度への参加インセンティブを高めるという観点から、公的年金制度の現状と課題について幅広く検討。国民の年金制度に対する信頼感を高め、不公平感を解消する新たな公的年金制度を提案する。 |
著者紹介 |
慶應義塾大学経済学部教授。 |
言語区分 |
jpn |
タイトルコード |
1009811188205 |
目次 |
第Ⅰ部 総論 |
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第1章 年金制度の評価軸と所得保障政策全体から見た現行年金制度の課題 |
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1 年金制度の評価軸から見た現行年金制度の課題/2 所得保障制度全体から見た年金制度改革の課題/3 年金制度への参加保障の視点の重要性 |
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第2章 労働市場と年金制度 |
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1 就業形態の多様化と年金制度/2 高齢者雇用と年金の接続について |
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第3章 公的年金が目指す世代関係論 |
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1 年金制度における「世代間の公平」/2 「世代間の公平」が確保される年金制度の実現可能性/3 老後所得の確保に関するリスクやコストの問題の重要性/4 グローバル経済・少子化社会における年金制度を通じた所得再分配(連帯)の価値/5 年金制度における「世代間のリスク分担」機能の価値/6 まとめ |
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第4章 年金制度に関する情報と国民の参加 |
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1 年金制度情報・改革情報提供の重要性/2 年金制度改革のための政府と国民の情報共有/3 年金情報通知における政府と国民のコミュニケーションについて/4 公的年金制度と当事者の「参加」 |
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第5章 私的年金の新しい役割 |
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1 私的年金の方向性/2 私的年金の普及拡大 |
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第6章 参加インセンティブを高めるために |
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1 国民年金第1号被保険者の構造変化と年金不信の拡大/2 国民の参加による公的年金制度への信頼の再構築を |
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第7章 年金制度改革モデル |
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1 所得比例年金と最低保障年金の組み合わせモデル/2 75歳以上の高齢者に対する最低保障年金の導入モデル |
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第Ⅱ部 各論 |
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第1章 高年齢者雇用と年金の接続のための政策課題 |
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1 高年齢者雇用と年金の接続問題の背景/2 高年齢者雇用と年金の接続の実態/3 適正な高齢者の雇用と年金の接続のための政策オプション/4 むすびに |
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第2章 年金制度における世代間のリスク分担と世代間の「公正」 |
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1 はじめに/2 積立方式の年金制度における世代間リスク分担の価値/3 世代間扶養構造を組み込むことの「価値」と留意点/4 公的年金における給付調整と事後的調整メカニズムのあり方/5 まとめ |
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第3章 年金情報通知による参加インセンティブの向上策 |
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1 年金情報通知の必要性/2 年金情報通知の事例/3 「ねんきん定期便」の特長と課題 |
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第4章 公的年金制度と当事者の参加 |
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1 当事者の「参加」の必要性/2 参加の局面と現状/3 諸外国の例との比較/4 若干の検討 |
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第5章 私的年金の方向性と課題 |
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1 はじめに/2 企業年金の位置づけと今後の方向性/3 企業年金における適切なリスク分担の必要性/4 確定拠出年金の課題/5 給付建て企業年金の総合的な受給権保護策/6 企業年金各制度のガバナンス構造の問題点と指導監督のあり方 |
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第6章 個人年金市場の動向と今後の方向性 |
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1 はじめに/2 老後資金の準備状況/3 わが国の個人年金市場の概況/4 個人年金の役割および今後の方向性/5 おわりに |
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第7章 将来における高齢者の等価所得分布からみた年金制度改革のあり方 |
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1 はじめに/2 高齢者の同居家族の変容と所得水準の変化の将来見通し/3 公的年金制度改革案の評価/4 年金制度改革案-75歳以上高齢者への最低保障年金の導入/5 おわりに |