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書誌情報サマリ

タイトル

歴史のなかの宗教心理学

人名 堀江 宗正/著
人名ヨミ ホリエ ノリチカ
出版者・発行者 岩波書店
出版年月 2009.4


書誌詳細

この資料の書誌詳細情報です。

書誌種別 図書
タイトル 歴史のなかの宗教心理学
サブタイトル その思想形成と布置
タイトルヨミ レキシ ノ ナカ ノ シュウキョウ シンリガク
サブタイトルヨミ ソノ シソウ ケイセイ ト フチ
人名 堀江 宗正/著
人名ヨミ ホリエ ノリチカ
出版者・発行者 岩波書店
出版者・発行者等ヨミ イワナミ ショテン
出版地・発行地 東京
出版・発行年月 2009.4
ページ数または枚数・巻数 18,419p
大きさ 22cm
価格 ¥7500
ISBN 978-4-00-025653-7
ISBN 4-00-025653-7
注記 文献:p397〜412
分類記号 161.4
件名 宗教心理学
内容紹介 心理学という学問の思想形成において、「宗教」はどのような存在であったか。20世紀初頭から1960年代までの欧米の宗教心理学者たちの研究を丹念に読み解き、理論と実践の矛盾を踏まえながら評価の指標を示す。
著者紹介 1969年生まれ。東京大学大学院人文社会系研究科博士(文学)。聖心女子大学文学部・同大学院文学研究科准教授。専攻は、宗教と心理学、現代宗教理論、スピリチュアリティ研究。
言語区分 jpn
タイトルコード 1009811178024
目次 序論 宗教心理学から心理学的思想運動へ
第一節 本研究の目的/第二節 本研究の対象とその条件/第三節 本書の構造/第四節 方法論的な覚書
第一部 宗教心理学の再読
第一章 救済から自己実現へ
第一節 ロマン主義的自己実現論/第二節 倫理的批判的自己実現論の系譜/第三節 心理学的自己実現論と宗教/第四節 救済・解脱、自己実現、癒し
第二章 儀礼から「遊び」としてのセラピーへ
第一節 フロイトの儀礼論/第二節 ユングの儀礼論/第三節 エリクソンの儀礼論/第四節 結論
第三章 禁欲から欲望のケアへ
第一節 フロイトの文化論/第二節 ユングの社会論/第三節 フロムの社会論/第四節 結論
第四章 宗教的死生観から心理学的死生観へ
第一節 フロイトの喪の仕事、死の欲動/第二節 ユングにおける「死と再生」、臨死体験/第三節 フランクルの強制収容所体験と生きる意味/第四節 論点の整理/第五節 心理学的死生観の構成へ/第六節 結論
第五章 スピリチュアルな死生観の誕生
第一節 キューブラー=ロス『死とその過程について』/第二節 死期の延長と葛藤の可視化/第三節 引き裂かれた老年期/第四節 ヒルマンにおける老い/第五節「発達」概念に分節化された心理学的死生観の空間/第六節 再び『死とその過程について』/第七節 死後生の肯定へ/第八節 結論
小括 第六章 心理学的宗教理論の全体像
第一節 これまでの議論の確認/第二節 ポスト宗教・ポスト世俗主義の心理学的思想運動/第三節 今後の議論
第二部 歴史のなかの心理学
第七章 自己と他者
第一節 現代の批判的思想と宗教/第二節 現代の批判的思想と心理学・心理療法/第三節 <自己>の霊性と<他者>の霊性
第八章 癒しの宗教史
第一節 「癒し」という概念/第二節 癒しの運動/第三節 癒しの歴史/第四節 現代の癒しの運動の歴史的意義/第五節 癒しの陥穽
第九章 一神教的心理学とアニミズム的心理学
第一節 はじめに/第二節 先行研究の概観/第三節 一神教的心理学とアニミズム的心理学/第四節 マクロな宗教史の枠組/第五節 ポスト「宗教」の心理学的思想運動の包括的理解を目指して
第三部 心理学批判をめぐって
第十章 「心理学的人間」論の潮流
第一節 リーフの「心理学的人間」論/第二節 リフトンの「プロテウス的人間」論/第三節 ラッシュの「ナルシシズム」論/第四節 ホーマンズの「心理学的人間」/第五節 マッキンタイアとベラーらの「セラピスト」批判/第六節 ローティのフロイト論/第七節 テイラーの「真正性の倫理」の再評価とセラピー論
第十一章 「心理学的人間」論の批判的評価
第一節 心理学的人間をめぐる議論の政治性/第二節 キャレットとキングによる「スピリチュアリティ」批判/第三節 「心理学的人間」論の文化論的・階級論的文脈/第四節 「心理学的人間」論の問題点と成果/第五節 結論
結論 ポスト「宗教」学へ
第一節 本研究の成果の確認/第二節 宗教学における本研究の意義と今後の展開



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