書誌種別 |
図書 |
タイトル |
D・H・ロレンスの文学人類学的考察 |
サブタイトル |
性愛の神秘主義、ポストコロニアリズム、単独者をめぐって |
タイトルヨミ |
ディー エイチ ロレンス ノ ブンガク ジンルイガクテキ コウサツ |
サブタイトルヨミ |
セイアイ ノ シンピ シュギ ポストコロニアリズム タンドクシャ オ メグッテ |
人名 |
大熊 昭信/著
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人名ヨミ |
オオクマ アキノブ |
出版者・発行者 |
風間書房
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出版者・発行者等ヨミ |
カザマ ショボウ |
出版地・発行地 |
東京 |
出版・発行年月 |
2009.3 |
ページ数または枚数・巻数 |
5,401p |
大きさ |
22cm |
価格 |
¥10000 |
ISBN |
978-4-7599-1723-9 |
ISBN |
4-7599-1723-9 |
注記 |
文献:p375〜390 |
分類記号 |
930.278
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件名 |
Lawrence David Herbert
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件名 |
ローレンス デーヴィド・ハーバート
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内容紹介 |
ロレンスは読者に、どのような読み方を要求しているのか。文学人類学の視点から、ロレンスの作品を網羅的に検討。霊魂論や性愛観にみる神秘主義、自然主義を再考することで「無場所を希求する単独者の連帯」の思想を摘出する。 |
著者紹介 |
1944年生まれ。群馬県出身。東京都立大学大学院、東京教育大学大学院修士課程修了。成蹊大学文学部教授。著書に「感動の幾何学」「文学的人間の肖像」「ウィリアム・ブレイク研究」など。 |
言語区分 |
jpn |
タイトルコード |
1009811170339 |
目次 |
序章 読むことの倫理-「作家のモラル」と「物語のモラル」 |
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1 「意味の過剰性」と作家の固有名/2 神的暴力、コムニタス、構成的権力、普遍的言説そして無名性へ/3 記号過程-権力の生成と解体のメカニズム/4 存在感-根源的と習慣的/5 存在感、存在観、実在感そして無名性へ/6 単独者/7 無場所を求める単独者-『死んだ男』とユートピア |
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第一章 ロレンスの偽神学-自我を呪縛/解縛する言説 |
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1 ハロルド・ブルームの<生-政治>/2 ロレンスの霊魂論-soul,spirit,bodyをめぐって/3 三位一体論-「トマス・ハーディ研究」と『息子たちと恋人たち』への「序文」/4 四極構造-『無意識の幻想』の「聖霊」論/5 呪縛する記号過程とそれからの開放-三極概造と四極構造/6 「人間と機械」と「福音書的動物」を読む/7 序文「現在の詩」の意味するもの |
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第二章 ロレンスの性愛の神秘主義 |
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1 性愛の否定神学/2 性愛その儀礼の過程/3 『みろ、俺たちは生き延びた』-性愛の神秘主義の確立/4 『息子たちと恋人たち』-ポール、ミリアム、クララ/5 「非人格的愛」の方へ-『虹』の三つの性愛の形/6 「どこにもない」が「どこにでもある」-アーシュラとバーキンの性愛の否定神学/7 「情欲の純化の諸段階」-コニーとオリバーの場合 |
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第三章 言説の政治学-階級、民主主義、ファシズム、ポストコロニアリズム |
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1 ロレンスの<生-政治>/2 『息子たちと恋人たち』-登揚人物の政治的寓意/3 アルヴィナとチッチョと旅芸人の一座-『失踪した女』の言説の政治学/4 言語の寓意-『カンガルー』の言説の政治的磁場 |
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第四章 ロレンスと歴史意識-アジア・フォービアとダーウィニズム |
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1 現実感をめぐって-ロレンスと生の直接性/2 『アーロンの杖』のアジア・フォービアとその克服の論理/3 『セイント・モー』のテキストの亀裂/4 アジア・フォーピアとダーウィニズム/5 生存競争から生の根源へ/6 社会ダーウィニズムと『白孔雀』の動植物の意味/7 『翼ある蛇』-世俗的国家に抗して |
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第五章 無名性 |
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1 単独者と無名性/2 単独者の肖像/3 作家の無名性/4 『侵入者』-改作という技法/5 『ブッシュの少年』-共作という手法 |